お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

愛別離苦

2024年10月19日 | 仏教
 「愛別離苦」(あいべつりく)とは、愛するものと別れなければならない苦悩。
 お釈迦さまが説かれた「四苦八苦」(思い通りにならない苦しみ)の一つ。
 大学同窓会の九州交流会から呑気に帰宅したところで、
お隣N組の前坊守さまの訃報に接しました。えっ〜、お元気だったのに・・・と思いましたら、突然の体調悪化・急逝でいらした。
 通夜の法話も、喪主・前住職さまのご挨拶も涙と共にお聞かせいただきました。
 長年、喜怒哀楽の生活を共に過ごした大切な連れ合いを無くす喪失感、愛別離苦のつらさは、我がことにならないと、その酷しさがわからないと思います。
 我が家も、夫が先か、私が先か、はたまた、思いがけないことで、若い者に先立たれるか、明日のことは全くわかりませんが、
 死んでおしまいではない(死んで行き先が、わからない不安はない)。
 人生の行き先・お浄土があってよかった。
 お互い、また会える世界があってよかった。
 残された者の慟哭にご一緒くださる阿弥陀さまがいてくださってよかった。
 南無阿弥陀仏
 
 
 
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2024年10月の言葉 その3

2024年10月11日 | 仏教


 山陰教区妙好人カレンダー今月の言葉です。
 一般的に、
神や仏を拝んで私の願望を叶えてもらう・今、私が困っていることを解消してもらって助けてもらう
というイメージが強いのですが

その反対、仏さま(如来さま)から願われているのが、こういう私。
 自己中心の物の見方を離れられない私でも 
仏さま(如来さま)は、救いたい(覚らせたい、仏にしたい)という
私の問題の根本的解消を願ってはたらきかけ続けてくださってくださっています。
 何の条件も付けず、分け隔てなく。
 有り難いですね。
 だから、素直に、如来さまに おまかせ
 報恩感謝。
 南無阿弥陀仏
 


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2024年10月の言葉 その2

2024年10月05日 | 仏教


 「ほのぼのカレンダー」今月の言葉です。
 私のいのちは、私の私物ではない と、仏教に教えていただきました。
 「私」と思っている「私」も、いろいろ、さまざまな縁によって成り立ち、刻々と変わるもので、固定的な「私」なんてものは、どこにも無い とも、教えていただきました。
 
さて、10月5日、いよいよSAGA2024 国スポ開会式です。
 開会式に夫は行くので、羨ましいですが、きょうはあちこち交通規制。私は留守番して、午後からのTV中継を楽しみます。
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2024年10月の言葉

2024年10月02日 | 仏教


 10月2日、最高気温が22℃。昨日から一気に10℃下がった佐賀です。
 きょうは毎月1回の寺族勉強会。
 長年、講師をおつとめくださったO先生が辞められるため、最後の講義でした。
 一同で御礼申し上げ、お見送りする時、涙ぐんでしまいました。
 長年の味わい深いご講義をありがございました。
 寺族勉強会は、しばらくお休み。再開は来年2月の予定です。

 さて、10月。法話カレンダー今月の言葉です。
 人間の理性、道徳だけで生きてゆくのは、問題が起き、なかなかシンドイことだと思います。
 人間の理性、道徳心は立派のようでいて、案外そうでない。 なぜなら、どうしても自分中心の思いが混じり、濁りがあるから。
 わかっちゃいるけど、やめられない、自己中心の私。いつも後で、自分の言動に落ち込む私。
 大いなる仏さまの智慧と慈悲に、こんなナンチャッテ僧の私をも包まれていることを恥ずかしく有り難く思います。
 仏さまの眼差しを忘れないよう、人間の危うさを忘れないよう、生きてゆきたい。
そう思わされる今月のお言葉です。
 
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仏法の継承

2024年09月26日 | 仏教
 

 きょう佐賀市の日の出は午前6時10分、日の入りも午後6時10分。ちょうど昼夜同じ長さなんですって。
 お彼岸が過ぎて、やっと彼岸花が伸びてきました。
 最低気温は22〜23℃、日中は、まだ34℃近くあります。
 最近も、いわゆる「墓じまい」で、後継者のおられないご門徒さんがお参りに。
 お墓は更地にされ、ご遺骨は納骨堂に納められました。
 石材店の方曰く、最近はお墓を建てる仕事より、お墓の撤去の仕事が多いそうで、石材店も後継者がいないので減少。最近流行りの「家族葬」専門施設を運営の石材店もあるのだとか。
 世の中、どんどん変わっていますが、人生に大切な仏法の継承は忘れられないよう、つとめたいと思うお寺のオバサンであります。
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彼岸中日法要

2024年09月22日 | 仏教
 ご講師をお迎えしての彼岸法要。
 心配した雨も上がり、たくさんのご門徒さんにお参りいただきました。
 ご講師はお若いながら、ベテラン布教使さんでいらっしゃいまして、
阿弥陀さまの「摂取不捨」
誰一人漏らさず収めとってくださる
阿弥陀さまが、ご一緒くださる人生を
わかりやすく、味わい深く
お取次(阿弥陀さまの御心をお話)くださいました。
 ご門徒さんとご一緒にお聴聞のご縁に恵まれ有り難いことでした。
 きょうも、おかげさまの感動の1日でした。
 ありがとうございました!
 
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2024年9月の言葉 その3

2024年09月08日 | 仏教


 来週は、お彼岸の入りなのに、猛暑続きの佐賀です。
 5日には、SAGA2024 国スポ(旧国体)10月の開会式前の競技が始まり、市内小学生がアリーナで観戦。昨日は体操パリオリンピック金メダルの岡選手の出場もあり、大いに盛り上がったようです。

 さて、山陰教区妙好人カレンダー
今月の言葉です。
 
 「親さん」とは
阿弥陀如来のこと。
 真宗では、1人ひとり我が子のように願ってくださっている阿弥陀さまを「親」と表現することがあります。
 人間の親は間違ったことも言いますが
阿弥陀さまは智慧と慈悲の完全無欠、覚りの仏さまですから
間違えられません。
 相談ごとは、仏さまの前で。
 私の悲しみも悔しさも
仏さまだったら、何と仰っしゃるか、心に問いながら
阿弥陀さまとご一緒に生きてゆきたいと思います。

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老いの老後

2024年09月05日 | 仏教
 

 写真は先日の生け花・自由花です。

 シルバー川柳に、
 
 お迎えが 分かれば貯金 使うのに

というのがありました。
 現代は70歳になっても、さらに高齢の「老後」・長生きリスクを考慮しなくてはならなくなりました。
 でも、その備えも、今後何が起きて、どうなるのかもわかりません。
 
 阿弥陀さまがご一緒の人生、
 
 いつ死んでもいい、いつまでも生きてもいい 

あらためて、我が身にそう言い聞かせ、
動ける今を有り難く
大切に生きてゆきたいと思います。
 
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2024年9月の言葉 その2

2024年09月03日 | 仏教


 台風後、連日晴れ。
 昨日もきょうも最高気温34℃の暑い佐賀です。
 さて、写真は、ほのぼのカレンダーの今月の言葉。
 年取って眠りが浅くなりました。肩の痛みもあって、夜中に目が覚めます。そんな時、元々ネクラの私ゆえか、楽しいことは思わない。
失敗したこと、他人様にご迷惑おかけしたこと、悲しい思いをしたことなど、次々と思い出しては落ち込みます。
 昼間はノーテンキに迷惑かけて生きているのに、なぜ夜中は落ち込むのだろう。夜中は素が出るのだろうか?
 でも、阿弥陀さまは「ダメ!」とは仰らない。そのままの私を包んでくださっています。
 何の取り柄もない私ですが、私のまま許されて生きています。
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2024年9月の言葉

2024年09月01日 | 仏教


 法語カレンダー今月の言葉です。
 如来さま=仏さま
は、ご自身が覚リに至られて高みにおられるのでなく、
覚りに、ほど遠く、自己中心の思いを離れられない煩悩の塊の私をも、
何とか覚らせたい、仏にしたいと、願ってくださっています。
 そのために、私でも気づきやすく、称えやすい
南無阿弥陀仏
となって、あらわれてくださいました。
 衆生とは生きとし生けるもの。
 何の差別なく、全てを救いたい(仏・真の覚者にしたい)とはたらき続けておられます。
 目には見えないし、煩悩の私には何の実感が無くても、
 阿弥陀如来の願い
は、確かにあります。
 
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