お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

無条件に尊いいのち

2011年07月14日 | 本紹介
 本願寺出版社「私と親鸞聖人

 各界著名人(青木新門、上田紀行、津本陽、釈徹宗、高史明、松田正典、香山リカ、梯實圓 各氏)のインタビュー(月刊誌「大乗」掲載記事)をまとめた本です。

 各氏の親鸞聖人との 出遇い と 味わいが
書かれています。

 その中の素粒子物理学者・松田正典先生のお話にあったのですが

 現代社会は、役に立つか、役に立たないか で、はかる風潮にあり、その能力主義、効率主義を社会学者のマイケル・ヤング氏が、「メリトクラシー」と呼ばれたそうですね。(無知な私は、その言葉を初めて聞きました)
それに対して、松田先生は「アミタクラシー」を提唱しておられます。
 「アミタ」は「阿弥陀」のこと。
 計り知れない という意味です。

 能力や効率ではからない 一人ひとり比べない 絶対平等、 尊い いのち です。

 メリトクラシーの現実を生きつつ、アミタクラシーに生かされることが大切でしょう。
 と、松田先生のお言葉です。

 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする