お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

気力

2011年07月13日 | 雑感
 写真は、大正15年生まれのご門徒Mさんが、折り紙で作られた作品です。

 物知りで、人間国宝ならぬ「佐賀の生き字引」のMさん。
 好奇心旺盛で、興味を持った手芸品など、自分なりに創意工夫して作られます。

 健康に恵まれておられるから、気力も充実しておられるのでありましょうが、同じ年の実家の母とは雲泥の差。

 一昨日、久しぶりに実家に行きましたが、体力、気力、記憶力 が、衰えてゆく母を見るのは、悲しいことです。
 自分の気力は衰えても、愛する者たち(息子や娘の家族)の幸せばかり願っている・・・
だから、あまり迷惑をかけないうちに早く死にたい と、願っている・・・
そんな凡夫丸出しの母を見るのは、もっと悲しく、涙が出ます。

 さて、私はどういう死に方をするのかわかりませんが、
長生きするのならば、鈍感力にますます磨きをかけて(自分のはからいを忘れて)、いっぱい、いっぱい家族や看護してくださる方に迷惑をかけて、
笑顔で「ありがとう 本当にお疲れさんでした じゃあね~、浄土で待ってるね~またね~」と往生できたらいいな と、思うのです。

   
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする