今月の法語カレンダーは
安田理深師(大谷派の仏教学者 1900-1982)の言葉
如来の願心が
我一人に
成就したのが
信心である
ご法話を聞いても
嫌いな人を思い浮かべ「アイツにこそ聞かせてやりたい」などと、仏法を聞いている自分を是として、他人を批判する心がわき起こるなら、阿弥陀如来の本願を知識として理解しているだけで、信心とは言えないのでありましょう。
親鸞聖人が仰ったように、
如来の本願は他人事でなく、どうしょうもない凡夫の私一人のためだった。
と受け取らせていただくのが「信心」だと、このお言葉に気づかされます。