静岡大学院農学研究科教授の稲垣栄洋先生の著書。
いのちをつなぐため、自らは犠牲になりながら、短い命を精一杯生きる生き物たち、また人間のためにいのちを落としてゆく動物たちを、動物の立場から紹介くださっています。
例えばこんな1節が
「クリスマスイブ。世の中はクリスマスムード一色につつまれる。(略) ニワトリたちにとっては、まったくの厄日である。この夜のために一体どれだけの鶏がいのちを落し、オーブンの中で荼毘に付されていることだろう」
人間は、動物たちを支配しているように思い上がっています。
煩悩多い私は、健気な生き物たちに遠く及びませんが、あるがまま、私に与えられたいのちを大切に、
そして、地球上の全ての生き物に対し、謙虚に生きなければ・・・と思います。