両眼緑内障手術から2年近くになろうとしています。
もともと小さい頃から近視。それがどんどん進みマイナス11Dの強度近視(病的近視)に。その上、30代後半から右目に虹彩炎を繰り返すように。
50歳前後、虹彩炎ピーク。コンタクトレンズが不快になり、牛乳瓶底のような分厚い眼鏡に。
15年前に両眼白内障手術を受け、眼内レンズで視力調整。メガネが不用になって大喜び。
が、間もなく緑内障に気づき、眼圧降下剤の目薬治療開始。
私は眼圧は元々高くなく、眼圧降下点眼薬で12〜14程度。それでも、じわじわ視野欠損は進み、
1本の目薬が2本に、2本が3本に増え、副作用で目は真っ赤。
そして、10年経過したところで、医師にすすめられて
手術(トラベクレクトミー)を受けました。
緑内障手術は受けたからと言って、視野欠損が戻るわけではなく、目薬の代わりに、ただ眼圧をより下げるだけ。
しかし、私の場合、元々低い眼圧なので、手術の効果はあまり実感できず、むしろ、左目は術後、急激に眼圧が上がり、視野欠損が進み、乱視もひどくなった。
この2年、視野欠損が中心部に進みつつあり、中心が欠損すると、急激に視力低下するということで、今はまた2本の目薬を使って眼圧を8〜10に押さえています。写真↑
1日2回点眼のアイラミドは私の場合、点眼後とても眠くなります。夜は良いのですが、朝はよほどバタバタ動き回る時でないと眠気が。
先日、半年ぶりに視野検査。
パラボラアンテナのような器具の前に顎を固定し、片目ずつ中心部を見つめて、光が見えたらボタンを押す が今までの検査でしたが、前回から双眼鏡のような器具を両眼で覗いて、光の点滅が見えたらボタンを押す
検査に。
先日の検査では半年前と変わらす、現状維持でした。
不安いっぱいで検査するより、目えなくなってたまるか〜と気合いで検査したほうが良いみたいな気もする。
あと、YouTubeで眼科医(梶原先生、平松先生)のお話をよく拝聴しています。
ちなみに、若い方々で、強度近視(眼球が楕円形に伸びて視神経に影響)の方、アトピー(アレルギー)体質の方、身内に緑内障患者がいる方(遺伝もあるらしい)は、
40過ぎたら、眼科検診を受けられることをオススメします。
自分で視野欠損に気づく方法は、カレンダーの1点に片目ずつ視点を定めて、周辺に見えてないところが無いかチェックされるといいですよ。
両目では絶対気づきません。
視野が欠損したからといって、その部分が真っ黒になって見えないわけではないので、相当悪化しないと自覚症状は出ません。
また、同じ緑内障でも1人ひとり、状態も進行速度も、目薬効果も、手術の効果も、術後の状況も異なります。
ただ、私の場合、後10年、80歳まで生きたら、外出が不便になることは確実です。
誰も代わりのない私が今、生きています。いつまで視力保てるか不安はありますが、こればかりは、悩んでもしょうがない。他人と比較できない。1人ひとり体質は違うから。我が身に起こることは引き受けなくては。
でも、やはり、見えなくなるのは不安。
旅行で美しい景色を観ては、早急、この美しい景色を楽しめなくなるかもと、涙ぐんだり。
しょうがないと思ったり、不安になったり・・・
ただ、今はまだ見えている有り難さを感じて、今を楽しんで、目に感謝して生きたいと思っています。