お寺のオバサンのひとりごと

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共通テスト世界史Aに

2023年01月16日 | 佐賀ネタ
 ゆめさが大院の歴史勉強会(郷土史家の森先生を講師にお招きして月1回のクラブ活動)にて知ったこと。
 今年の大学入試共通テスト世界史Aの問題に、
 幕末(明治に年号が変わる前年)、開催されたパリ万博に派遣された佐賀藩の野中元右衛門が出題されていたと知りました。(15日の新聞で問題を確認しました)
 パリ万博には、幕府とは別に佐賀藩、薩摩藩が出展参加しているのですが、渋沢栄一が主人公の「青天を衝け」では、薩摩藩しか出てきませんでしたよね?
 さて、パリ万博に佐賀藩から出張したうちの一人・野中元右衛門は、佐賀の有名な「野中烏犀圓」(江戸創業の薬店)の経営者。
 身体が弱い方だったので、パリまでの長い船旅を周囲が心配したが、ご本人は
「フランスは仏の国なのだから、心配ない」と冗談言われて渡航。
 無事到着されたが、フランスで亡くなられ、フランスにお墓がある。
 その時代背景を問う世界史の問題でした。
 佐野常民(佐賀藩の最先端の精錬方トップ、のち、日本赤十字社創設者)のパリ万博出張は知っていましたが、野中元右衛門のことは初めて知りました。
 ちなみに、佐賀でのお墓は精町の善定寺さまにあるそうです。
  

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