夫・住職が、クモ膜下出血をおこしたのが、5年前のきょう4月26日。ゴールデンウィーク初日夕方4時ごろ。
今から、同級生の祝賀会に行く・・・という直前のことでした。
まっさおな顔をして、横になっている夫の異常に気づいて、近くの救急病院へ。(夫の場合、意識は、はっきりしていたので、そんな大層な病名の事態が起こっているとは思いもせず、私の車に歩いて乗せて行きました)
CTの結果、「ウチから救急車を呼んで、佐賀大学医学部附属病院に搬送します」と、病名を告げられ、えっ~
そのころには、夫は嘔吐し、だんだん、モウロウと・・・
夫の携帯から親友K氏の番号を探し、急病で祝賀会を欠席する旨連絡。
後のことを考え、私は、救急車の到着を待たず、自分の車で先に病院へ。(オロオロしながら救急車に同乗し、夫の側に付き添うのがフツーでしょうに、クールな女房で、申し訳ないと思いつつ・・・)
救急入り口で、待っていると、ピーポーピーポーと夫を乗せた救急車が・・・
入り口に医師、看護師さん方がいっせいに出てこられ・・・
「お世話になります」と挨拶するや・・・「ご家族ですか」と、案内され、手続き・・・保険証は持っていたが、印鑑まで考えが及ばず・・・
夫の診察中、家族(当時、長女は東京在住、次女は佐賀に戻り、就職したばかり)に連絡。
父親大好きの次女なので、取り乱して運転を誤らないよう、タクシーで病院に来るように指示。(案の定、泣きながら、タクシーで来た)
検査結果を説明され、手術の同意書、麻酔の同意書などなど、印鑑がないので、次々、拇印を押しまくる。
手術室に入る夫に声をかけ、次女にも促すが、壁のほうを向いて泣いたまま・・・
それを見て、私も初めて涙が流れ出す。
世間で、よく耳にしてきた病変が、自分の家族の身にもおきたのは、ありうることで、何の不思議もない・・・と、わが身に言い聞かせつつ、最悪のこと、あるいは、これからの看護のことなど覚悟する。
夫は、午後8時半ごろ手術室に入り、終わったのは午前2時半頃・・・
その間、祝賀会に出席した夫の親友お二人が、わざわざ奥様の運転で、かけつけてくださったり、高齢の叔母、叔父家族が、深夜、来てくれたり・・・
親しい人たちが帰宅し、娘と二人になると、またボロボロ涙。
手術担当医から、手術の結果(無事、出血部位はチタンクリップで止めたこと)と今後起こりうる病状など説明を受け・・・「発病前の状態には戻れないことも覚悟してください」とのこと。
集中治療室に落ち着いた夫を見届け、入院用品準備に一旦、帰宅したのは、夜が明ける頃でした・・・
今、現在は、後遺症もなく・・・頭の傷も、さほど目立たず・・・
何事もなかったかのように、元気な夫です。
素人でよくわかりませんが、大きな血管がパンッと破裂して、最初から意識を失うほどの重体では、なかったことと、
発病してから、手術まで4時間ほどというスピードと、
もちろん、病院の優秀な脳外科医に対応していただいたこと・・・などなどの縁により、生かさせていただいた「いのち」でありましょう。
あれから、5年、無事、夫とともに生活できていることに感謝しなきゃ・・・と、きょう改めて反省している悪妻であります。
今から、同級生の祝賀会に行く・・・という直前のことでした。
まっさおな顔をして、横になっている夫の異常に気づいて、近くの救急病院へ。(夫の場合、意識は、はっきりしていたので、そんな大層な病名の事態が起こっているとは思いもせず、私の車に歩いて乗せて行きました)
CTの結果、「ウチから救急車を呼んで、佐賀大学医学部附属病院に搬送します」と、病名を告げられ、えっ~
そのころには、夫は嘔吐し、だんだん、モウロウと・・・
夫の携帯から親友K氏の番号を探し、急病で祝賀会を欠席する旨連絡。
後のことを考え、私は、救急車の到着を待たず、自分の車で先に病院へ。(オロオロしながら救急車に同乗し、夫の側に付き添うのがフツーでしょうに、クールな女房で、申し訳ないと思いつつ・・・)
救急入り口で、待っていると、ピーポーピーポーと夫を乗せた救急車が・・・
入り口に医師、看護師さん方がいっせいに出てこられ・・・
「お世話になります」と挨拶するや・・・「ご家族ですか」と、案内され、手続き・・・保険証は持っていたが、印鑑まで考えが及ばず・・・
夫の診察中、家族(当時、長女は東京在住、次女は佐賀に戻り、就職したばかり)に連絡。
父親大好きの次女なので、取り乱して運転を誤らないよう、タクシーで病院に来るように指示。(案の定、泣きながら、タクシーで来た)
検査結果を説明され、手術の同意書、麻酔の同意書などなど、印鑑がないので、次々、拇印を押しまくる。
手術室に入る夫に声をかけ、次女にも促すが、壁のほうを向いて泣いたまま・・・
それを見て、私も初めて涙が流れ出す。
世間で、よく耳にしてきた病変が、自分の家族の身にもおきたのは、ありうることで、何の不思議もない・・・と、わが身に言い聞かせつつ、最悪のこと、あるいは、これからの看護のことなど覚悟する。
夫は、午後8時半ごろ手術室に入り、終わったのは午前2時半頃・・・
その間、祝賀会に出席した夫の親友お二人が、わざわざ奥様の運転で、かけつけてくださったり、高齢の叔母、叔父家族が、深夜、来てくれたり・・・
親しい人たちが帰宅し、娘と二人になると、またボロボロ涙。
手術担当医から、手術の結果(無事、出血部位はチタンクリップで止めたこと)と今後起こりうる病状など説明を受け・・・「発病前の状態には戻れないことも覚悟してください」とのこと。
集中治療室に落ち着いた夫を見届け、入院用品準備に一旦、帰宅したのは、夜が明ける頃でした・・・
今、現在は、後遺症もなく・・・頭の傷も、さほど目立たず・・・
何事もなかったかのように、元気な夫です。
素人でよくわかりませんが、大きな血管がパンッと破裂して、最初から意識を失うほどの重体では、なかったことと、
発病してから、手術まで4時間ほどというスピードと、
もちろん、病院の優秀な脳外科医に対応していただいたこと・・・などなどの縁により、生かさせていただいた「いのち」でありましょう。
あれから、5年、無事、夫とともに生活できていることに感謝しなきゃ・・・と、きょう改めて反省している悪妻であります。
人の生死というのは本当に紙一重だと思います。
これが運命というのでしょうか。
生かされていることに感謝!!
また、浄土真宗は神を否定したりして、曹洞宗に比べ、他宗教に対して、過激と聞きますが、そうですか?
私共も 家内がクモ膜下出血、私が大動脈乖離で救急車搬送されることがあり、御記事拝読して 当時をまざまざと思い起こしました。
事態の中での ご不安 と ご心痛 お察し致します。
その後、皆様ご健勝の由 何よりです。
私にとりましては、死と向き合う病いが 如来と向き合う機縁となりました。
たまたま頂いた信心、遠い宿縁に深く感謝してます。
忘れがちですが、生かされているこのいのちであります。
南無阿弥陀仏
本当にそうですね。
不可思議な縁にて、救命されたり、亡くなったり・・・
今、生かされている奇跡に感動しながら、生きてゆきたいと思います。
質問マンさん
宗派の違いは、仏(自我を離れ、さとりに至る)を目指す、その方法、仏道の違いです。
浄土真宗は、如来の前に、自分が「さとり」から、いかにほど遠いか、自分の身の程を自覚させられ、全てを阿弥陀如来に任せきって生きる、家庭生活を営みながらの仏道。
曹洞宗は、禅宗の一派で、出家して(一般社会生活から離れ)、煩悩を離れ、こころを無にして、さとりに至る仏道と認識しております。
浄土真宗は、神道はじめ、他宗を決して、ないがしろにするわけではなく、尊重しますが、自分が心から帰依するのは「南無阿弥陀仏」だけです。
ただ、わが身の自覚の宗教ですから、人のことをあれこれ批判するものでは決してありません。
案山子さん
ありがとうございます。
ご夫婦ともに、死と向き合う病を経験され、おつらい思いを乗り越えておられたのですね・・・
それが、尊い機縁となられたこと・・・南無阿弥陀仏
ありがとうございました。
ごていねいに、ありがとうございます。