保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

船頭はっちん・‘東京・楽旅記’2日目

2005-07-12 04:13:00 | 原田龍二さん
東京の旅2日目は、今や東京の観光スポットとして
すっかり定着したフジテレビ本社にお邪魔しました。



ゆりかもめの「お台場駅」で下車すると、目前に直径32mという巨大な球形の
展望室を持つ建物フジテレビの社屋がそびえていました。
お台場のシンボル的存在として有名なフジテレビ本社は1996年に
東京都庁や東京ドームホテルを設計した巨匠・丹下健三氏により
設計され建設されました。




正面玄関に入るとフジテレビの人気キャラクター「小犬のラフちゃん」の
ぬいぐるみがカメラを持ってお出迎えしてくれます。



今日の来社用件を受付の美しいお嬢様に申し上げ、社内通行許可書を発行して頂きました。
これが無いと、入り口で立たれている、ごっついガードマンさんに追い出されるそうです。
なにやら~最先端のビジネス環境に戻った様な懐かしい気分です。




社内の通路の壁には、今、フジテレビで放送している新ドラマのポスターや
放送中の番組の視聴率表がところ狭しと貼ってありました。
外から華やかそうに見えているテレビの世界も、現場では熾烈な視聴率
競争が繰り広げられていることを実感させられる風景でした。



今回お会いしたのは、テレビ局の花形・某部の部長さん。
社員食堂に案内され、ランチをご馳走して頂きました。
はっちんはざるそば定食を注文しましたが、そばの量が多いのには
びっくり!それにお寿司も付いているのでかなりのボリュームです。
しかも値段がそこら辺の蕎麦屋と比べものにならないくらい安い!
思わず大学の学食を思い出しました。


食事の後は通路をカフェテラスとして利用している喫茶ゾーンへ。
政治・経済(?)の話題から芸能ネタまで、豊富な引き出しを持ってられる
部長さんの会話に引き込まれ、時が経つのも忘れるほど
楽しい午後のひと時を過ごさせて頂きました。
ここでお茶を飲んでいると時折、ブラウン管の中で見た様な方が
通って行かれます。
改めて、ここはフジテレビなのだと認識するはっちんでした。



このカフェテラスからは、この夏に開催される「お台場冒険王」の建築現場と
ベイエリア、東京が一望できる臨海パノラマを楽しむことができる最高の
ロケーションにつくってあります。
皆さんここでリフレッシュして、楽しい番組の構想を練ったり、
本番後の疲れを癒されているのですね。

部長さん、突然お邪魔したにもかかわらず、
いろいろ気を使って頂き本当にありがとうございました。

今度は京都にご招待いたしますので、お気軽にご家族で
お越しください。お待ちしております。


船頭はっちん・‘東京・楽旅記’一日目。

2005-07-11 11:00:14 | 原田龍二さん
7月7~8日の1泊2日で、東京へ行ってきました。
約1年ぶりの東京。何度来てもこの街のでスケールには
圧倒されます。




今回の宿となった「品川プリンスホテル」の部屋から見た
品川駅とビルデングの風景です。田舎者はこの景色だけで
ど肝をぬかされます。





里見浩太郎さん主演の「花かんざし」を公演している「明治座」です。
京都の南座のような芝居小屋風の建物を勝手に予想していたので、
あまりにも立派な近代ビルデングの造りに驚かされました。
歴史は古く明治6年に喜昇座という名で立てられたもの。
明治26年11月に明治座と改称して、現在までその名称で
親しまれています。過去、震災や空襲で焼失したものの
戦後すぐに復興され、演劇界の殿堂として活躍しています。



明治座の角には「稲荷神社」が建てられています。京都のように
鬼門のお守りか?それとも「商売繁盛」の祈願でしょうか?
とりあえずお参りして行きました。



建物入り口右側の道路沿いには、出演者の大きなノボリが上がっています。
これを見上げると、いやがうえにもお芝居ムードが盛り上がってきます。




館内は3階建てとなっており、観客席は1000席以上あるそうです。
構成は芝居と歌のオンステージの3幕。幕と幕の間には
休憩が30分ずつあり、休憩の間、会場を出たところにある
売店が大繁盛!ゆっくり食事をとれるレストランも完備しています。


感動のステージを見終わったあと、原田龍二さんの楽屋に
挨拶に行きました。原田さんは長時間のステージを終えた後
にもかかわらず、疲れたようすは微塵も感じられない、
さわやかな笑顔で迎えてくれました。

舞台という新分野に挑む心意気伝わってきて、
一回りも二回りも大きくなられた感じがしました。

原田さんは、ソフトなあたりで、本物の男のやさしさを
感じさせる反面、自らに妥協を許さず真摯に芸を
極めようとする厳しさの両面を持ってられる
素敵な男性です。

お話をしていると、暖かい心地いい刺激を受ける
方で、居心地がよく、いつまでも話していたく
なるお人柄です。
さすがは多くの人に愛されている方ですね。


京都に戻られたら、食事にお誘いしますね。
お互い時間が許せば、夜を徹して語りましょう!

東京明治座・「花かんざし」の舞台鑑賞

2005-07-11 08:16:51 | 原田龍二さん
7月の7~8日、1泊2日で東京にいって来た私はっちん。

今回の東京行きの目的は、里見浩太郎さんの芸能生活50周年を
記念した特別公演「花かんざし」の舞台を、明治座で鑑劇する
こと。そしてこの公演が初舞台となる原田龍二さんの応援です。

はっちん自身、舞台鑑賞というと、学生の頃に大阪の
劇団「新感線」の芝居を見に行って以来のことで、
このような本格的な舞台の鑑賞は初めてといっていいので、
この日をとても楽しみにしていました。


はっちんは前から9列目の中央少し右よりの
座席でした。幕が上がると、役者さんの細かい
表情まで見ることのできる距離でした。

「花かんざし」は、動乱の幕末を盛り上げた一人
新撰組・近藤勇とその敵となる名もなき勤皇の
志士との、悲しくも人情味あふれる物語。

近藤勇役を里見浩太郎さんが演じ、その敵となり
近藤に斬られて果てる勤皇の志士・新太郎役を
原田龍二さんが演じられていました。

高き理想に燃え、妻と娘を捨てて維新行動に
参加した新太郎だが、その理想実現と愛する者を想う
気持ちの狭間で苦悩する。そんな気持ちを
一本の美しい「花かんざし」に込めて
展開していく哀愁感漂う感動のストーリーです。

愛する者たちに心を残しながらも自らの信念に
生きようとする新太郎の心情を、原田さんが
体全身で熱演されています。

堂々として安定している演技とセリフ回し、よく通る声は
とても初舞台とは思えない貫禄すら感じました。

何事も全力で取り組まれる原田さんのこと、この日を
迎えられるまで、想像以上の努力をされてこられたのが
容易に察することができました。

舞台は華やかさがあって、テレビ観る‘原田龍二’と又違った
素晴らしさ、才能を感じる事ができたはっちんです。

でもさすがは芸能生活50年の里見浩太郎さんの舞台です。
従来の新撰組や近藤勇のイメージを損なうことなく、
心情の部分もうまく取り入れた、わかりやすく新鮮さがある
ストーリー展開にも感服いたしました。

また、淡島千景さん、多岐川由美さん
横内正さん達、ベテランの役者さんも存在感があり、
圧倒されましたし、若手俳優さんの立ち回りもかっこよく、
思わず目頭を押さえる場面も在り、楽しく笑える場面も在りと、
すんなり感情移入できる盛りだくさんの舞台でした。
 
舞台はテレビと違って、演技者と観劇者がひとつの物語で
つながり一体感がつくられるのがいいですね!

感動のストーリーと華やかさ満載の舞台。

本当にいい舞台を見せて頂いたと言う満足感を感じて帰って来ました。


それにしても、このお芝居は三幕から構成されているのですが、
全部で3時間以上はかかる長丁場です。

観客で観ていても、真剣にのめり込んでしまうとかなり疲れるのに、
演じている方やスタッフの方々はさぞかし大変な事だと思います。

原田さんはじめ出演者、スタッフの皆様、7月末の千秋楽まで
長丁場、くれぐれもお体には留意され
素敵な舞台を演出されますよう、
心よりお祈り申し上げます。





里見浩太郎さん50周年記念公演「花かんんざし」

2005-07-06 17:35:49 | 原田龍二さん
国民的時代劇「水戸黄門」の黄門さまこと
里見浩太郎さんの芸能生活50周年を
記念した特別公演「花かんざし」が東京・人形町の
「明治座」で只今、公演されておられます。

時代劇界はもちろんのこと日本芸能界の重鎮で
あられる里見浩太郎さん。

これまでも数々の名作を世に送られている
名優であることは今更説明することはないと
思います。

そんな里見さんの芸能生活50周年を記念する
舞台として公演されている「花かんざし」は
動乱の幕末の一方の立役者・新撰組の物語。
里見さんの役どころは組長・近藤勇です。

新撰組の物語で最も有名な「池田屋事件」を背景に
敵であり、自らが討った勤皇の志士との
悲しくも人情味溢れる感動のストーリーです。

大河ドラマや歴史上で伝わっている、侠気の人
新撰組・組長近藤勇とは一味違う、勇敢で
人情深い人物像を、斯界の名優・里見浩太郎さんが
どの様に演じられるのか?とても楽しみで注目したい
舞台です。

はっちんも、もちろんチケットをGet!し、
東京まで観に行く予定です。

また、この舞台には同じく「水戸黄門」で共演されている
助さんこと原田龍二さんも出演されています。

原田さんは初めての舞台出演で、とても気合が入って
られることでしょう。
原田龍二の男気と役者魂に惚れ、京都の応援団を自認する
私はっちんも、初舞台の晴れ姿、とても楽しみです。

頑張れ!原田龍二!     押忍

「花かんざし」
期間   7月3日(日)~31日(日)
公演時間 昼の部11時 夜の部16時
明治座HP

本日5日も保津川下りは運航を中止しています。

2005-07-05 08:47:48 | 船頭
本日5日も保津川下りは、河川の増水の為、
運航を中止しております。

今日、保津川下りに予約頂いていた方、
予定されていた方には誠に申し訳ございません。

またのお越しを船頭一同
心よりお待ち申し上げております。

運航が再開される時は
このブログにてお知らせいたします。

落語家・林家竹丸さんの寄席

2005-07-04 17:37:25 | 映画・芸能界
7月9日(土)18時30分から、大阪・難波にある
ワッハ上方7Fで落語家・林家竹丸さんの寄席・
「竹丸サタデーナイト・フィーバー」が催されます。

林家竹丸さんは、私はっちんもメンバーに名を連ねる
異業種交流の場「転天会」の仲間で、
先月の交流会の時に竹丸さんから
この寄席の案内を頂きました。

この転天会については6月17日付
ブログに詳しく書きました通り、転職して新たな夢に向かって
活躍している人を紹介する新聞連載の登場者でつくられた
とっても珍しい会です。

竹丸さんもとてもユニークな転職を果たされた一人です。

彼の前職はなんと!私はっちんと同じジャーナリスト。
お互い共通の話題や共感できる思いが多いので、
仲良くさせていただいてます。

竹丸さんは神戸大学経済学部に在籍の頃から
「上方落語」に興味があり、部活ももちろん
「落語研究会」に在籍、将来は「落語家に!」
との夢も描きはしたものの、
お父上もジャーナリストであられたこともあり
「夢は夢」としてNHKの報道記者になられた
そうです。

何か戸惑いを感じながらの続けられていたジャーナリスト生活。

そんな生活に終止符を打つ、決定的な出来事が起こったのです。
その出来事とはあの「阪神淡路大震災」です。

あの悲劇の真っ只中、彼は現場の記者として懸命の取材を
続けたそうです。それは心が切り裂けそうな取材だったでしょう。

そんな時、彼の後輩にあたる神大生が志半ばで、震災の
被害に合い命を落したことを聞きました。

「夢を叶えず命を落した人が大勢いるのに、
生きている自分は本当の夢を追いかけてない!」と
生きるという意味を真剣に考えたそうです。

震災の取材も一段落した頃、NHKを退職。
以前から面識があり、尊敬する落語家であった林家染丸さん
の門を叩き、弟子入り、夢にみた
上方落語の世界に入られたのです。

弟子入り2年後には年季が開け、今では関西一円の
落語会のほか、講演や司会などの幅広い活躍もされ、
月に10回は高座に上がられています。

9日に開かれる「サタデーナイトフィーバー」は
落語中心ですが、「竹丸10分劇場」という
寸劇もあり、楽しくユニークな寄席を企画されています。

クドカンこと宮藤官九郎さんの脚本と長瀬智也、岡田准一の
ジャニーズコンビが主演して話題となったドラマ
「タイガー&ドラゴン」で一気に注目される上方落語。

本物の寄席を観てうっとしい梅雨空を「笑い」で吹っ飛ばそう!

林家竹丸さんプロフィール


ワッハ上方情報

「恵みの雨」?連日の大雨に思う・・・

2005-07-03 18:38:24 | 船頭
一週間前には空梅雨の影響から、深刻な
水不足が心配された京都の保津川でしたが、
ここ連日の雨模様で、その心配が嘘の様に
水位が回復してきました。

上流にある口丹波の水がめ「日吉ダム」の
貯水量も一時は40%を切っていましたが、
今では60%を越える勢いで伸びているようです。

今年は6月梅雨入りしてから、大陸の高気圧が
押していて梅雨前線が太平洋上に下げらていた
ので、いよいよ空梅雨と覚悟したものですが、
一気に本格的な梅雨様相を呈してきたようです。

私達、船頭にとってはまさに「恵みの雨」といった
ところですが、突然変化した、ここ数日の活発な前線の
影響で、洪水災害に見舞われている地域の方々がおられる
ことを考えると、手放しでは喜べない心境でもあります。

どうして最近の天候はこうも、極端なのでしょう?

全く降らない日が続くかと思ったら、
局地的に集中して大雨が降る。

本来、自然には天の計らいか、妙味なバランスに
よって生命が生存するに最適な環境を保ってきました。

梅雨の雨も、稲作にとって非常に重要だと言われています。
この時期にたっぷり水分を吸収し、夏の強い太陽の光を
浴びて、実り豊かな稲穂を育ててくれます。

そのバランスが狂い、降るべき時に降らなかったり
降りすぎたりしているのが、ここ数年の気象状態だと
思います。

雨が降るごとに川の表情も、普段の穏やかな顔から、
なにか激しい気性で私達に対抗する様な感じがします。

川の上で生きる私達船頭には、異常な気象になる度に
自然が怒っている感情を感じてしまいます。

考え過ぎかもしれないですが、自然が牙を剥いた
時の怖さを身をもって知っているのも私達です。

私達人間は、度々送ってくる自然のメッセージに
その真意を聞き取る感性を持ちたいものです。

自然環境の狂いは外の世界に原因があるのではなく、
自らの心の内にあることを忘れたくないですね。

「丹波かめおか光秀物語・ききょうの里」が開園!

2005-07-02 16:43:08 | 京都情報
保津川下りの出発点・京都・亀岡市は戦国時代、
明智光秀が平定し、領主として治めていました。

明智光秀といえば「逆臣」「三日天下」で有名で、
歴史上では‘悪役’のイメージが強いキャラクター
ですが、この亀岡では丹波亀山城の築城に伴い城下町
を整備し、今の 亀岡の原型をつくるなど、
善政の人として評価が高いのです。

その明智光秀が家紋としていたのが‘桔梗’です。
美濃の名門土岐源氏一族の出身といわれる光秀は、
自らの家紋に土岐氏と同じ‘桔梗’の紋を
使用していたのです。

光秀の功績と供養に植えられ桔梗の花に
スポットを当てたイベント、
「かめおか光秀物語・ききょうの里」が
7月3日(日)から光秀ゆかりの寺・谷性寺周辺で
開催されます。

「ききょうの里」には、谷性寺とその周辺に
地元住民の手で植えられた約5万本の桔梗が咲き誇り、
その鮮やかさと規模の大きさは訪れる人の
目を存分に楽しませてくれます。


亀岡宮前町にある谷性寺は、光秀の家紋
桔梗の花を咲き誇りまた、光秀の首塚も
祀られていることから、通称「光秀寺」
「桔梗寺」の愛称で親しまれています。

創建は平安後期という古寺で、本尊として
祀っている不動明王を、明智光秀が八上城を攻略する
時に崇め、その加護を受けたことから、丹波平定後に
厚い信仰を寄せたと云われているのです。

光秀の首塚は、天正10年(1582年)6月、
豊臣秀吉の軍に山の戦いに敗れ、
坂本城に向かう途中、 山科小栗栖で民衆に襲われ
殺された後、家臣の 溝尾庄兵衛が光秀の首を
隠しておき、後に光秀が生前に信仰していた
本寺に運び埋め葬ったとされています。

織田信長軍随一の知将で、教養豊かな誠実な人柄と
伝えられる光秀がなぜ?主君信長を討ったのか?
その動機の真相は定かではないが、
「下克上」が常識だった時代に、政治的手腕の相違に
悩み、忠誠と反感の狭間で苦悩していたようです。

でも一つだけ確かな事は、本能寺の変の後、
国を統治した権力者達が光秀を‘悪役’に
仕立てることで、一つの秩序、思想、道徳を
民衆に植え付けたということでしょう。

事実、徳川家康は豊臣家への忠誠を裏切り、
主君豊臣家を謀略にはめ天下を盗りましたが
これは「逆臣」とは言わないですよね。

私達はある意図された思惑のもと、多くの
マインドコントロールされているのでは
ないでしょうか?

そんな事を考えながら、光秀の足跡を
尋ねると、また違った歴史的評価が生まれ
てくるのではないでしょうか?

「丹波かめおか光秀物語・ききょうの里」
★ところ
  亀岡市宮前町猪倉・谷性寺周辺

★期間
  7月3日(日)~9月4日(日)
   AM9:00~PM4:00
★入園料
   400円 小学生以下無料

詳しいアクセスは亀岡市観光協会まで