今日も激しい活動に備え、朝食はたっぷり取る。フレッシュジュース5種類はうれしい。
10時に東京都美術館の「飛鳥・藤原京展」へ。天武天皇の病気回復を祈って作られた「銅板法華説相図」が印象に残る。銅板に仏の姿を何十体も浮き彫りにしたものである。後は昔の人の食事再現が面白い。高級役人は車えび、あわび、鴨、下級役人は鰯、カブ酢の物を食べているのに、一般庶民は海草汁とノビルである。まあ、庶民の食事の方が健康的にも見えるが。
11時半になり、国立博物館の「シルクロード展」へ。料金が1300円とは高い…。ここで目を引いたのは、漢王朝の官営工房で作られたとされる「金製帯金具(ベルトのバックル)」である。雲の中を飛ぶ龍が彫金されているのだが、何しろ、細工が細かすぎて、ガラスケース越しでは良く見えない程の代物である。
昼食はポークカツ。
続いて、「江戸蒔絵展」これがまた凄かった。国宝として有名な「舟橋蒔絵硯箱(海苔センベイのようなルックス)」「八橋蒔絵螺鈿硯箱」もすばらしいのだが、大きな箱の中に12個の小さい箱が入るようになっている蒔絵の箱が実にいい。これを持っていたら、毎日12個箱を並べて手入れしちゃうだろうなと思うくらいである。
後半は箪笥・椅子・テーブルなど素晴らしい細工のものが次から次へと登場し、驚きも失せてきて、もはや降参状態。ぐったりしてきたが、どうしても常設展示で見たいものがある。
常設展示では、小規模の浮世絵展をやっている。広重・北斎・歌麿など有名どころを中心に飾られているのだが、どちらかというと、見るものが多すぎて、もうありがた迷惑と言っても過言ではない。
ふらふらになって、やっと見たかった「曹源寺の十二神将像」へ。これまで、国立博物館には6体しかいなかった像だが、今回寺から残りを借り受け、十二神将勢ぞろいになったのである。思い思いのポーズを取るその姿は、遠くから全貌を眺めて良し、近くによって下から仰ぎ見るも良い。大感激のすばらしさであった(欲しい…)。
17時になり、森下の「YR」へ。誰が言ったか東京三大煮込み店の一つらしい。早速卵入り煮込み、ガーリックトースト。煮込みはモツで、これが柔らかく、内側の脂がとろける様だ。ちょっと濃い目の汁は、トーストにしみこませて食べるのが、この店流。ビール、黒ビール、ワインを飲む。
お浸しは葉っぱの緑に、菊花、削った鰹節を合わせてあり、歯ごたえ、彩りともに申し分ない。タタキは秋田屋より上品な歯ざわり、きのこホイル焼きはちょうど良い火の通り加減で、ガーリックバターが効いている。
店の人のきびきびした接客や、仕事振りにも感心させられる名店であった(兄弟であろうか、店の人の顔が似ている)。また、料理が創作居酒屋風の新しいものを出しているにも関わらず、昔からの常連にも愛されているところも良い。開店直前に店に並んだ時、私の前にいたのは60年配の近所の方と思われる男性3人であった。
湯島に移動。風俗呼び込みをかいくぐって、バー「K」へ。ウィスキーソーダ(銘柄見えず)、マティーニ、クオーターデッキ。
マティーニは相当にドライな作り方に見えたが、飲んでみるとやはりジンストレートとは違い、ちゃんとしたカクテルになっており、うまい。札幌から来たと言うと、この店でも「札幌と言えば山崎さんですね」と言われる。その辺をきっかけに、日本高齢者列伝とでも言うような話題へ。
新橋に戻り、もう少し飲むかと1951年に開店したらしい「TB」へ。うねった細長いバーカウンターで、両サイドは椅子あり、中央部はスタンド形式。小樽在住経験のあるママと北海道談義をする。「小樽の寿司屋でひどい目に会ったわよ」とか、「富良野は良かったわ」等々。フェイマスグラウスソーダ2杯。
本日の歩数、24032歩。
10時に東京都美術館の「飛鳥・藤原京展」へ。天武天皇の病気回復を祈って作られた「銅板法華説相図」が印象に残る。銅板に仏の姿を何十体も浮き彫りにしたものである。後は昔の人の食事再現が面白い。高級役人は車えび、あわび、鴨、下級役人は鰯、カブ酢の物を食べているのに、一般庶民は海草汁とノビルである。まあ、庶民の食事の方が健康的にも見えるが。
11時半になり、国立博物館の「シルクロード展」へ。料金が1300円とは高い…。ここで目を引いたのは、漢王朝の官営工房で作られたとされる「金製帯金具(ベルトのバックル)」である。雲の中を飛ぶ龍が彫金されているのだが、何しろ、細工が細かすぎて、ガラスケース越しでは良く見えない程の代物である。
昼食はポークカツ。
続いて、「江戸蒔絵展」これがまた凄かった。国宝として有名な「舟橋蒔絵硯箱(海苔センベイのようなルックス)」「八橋蒔絵螺鈿硯箱」もすばらしいのだが、大きな箱の中に12個の小さい箱が入るようになっている蒔絵の箱が実にいい。これを持っていたら、毎日12個箱を並べて手入れしちゃうだろうなと思うくらいである。
後半は箪笥・椅子・テーブルなど素晴らしい細工のものが次から次へと登場し、驚きも失せてきて、もはや降参状態。ぐったりしてきたが、どうしても常設展示で見たいものがある。
常設展示では、小規模の浮世絵展をやっている。広重・北斎・歌麿など有名どころを中心に飾られているのだが、どちらかというと、見るものが多すぎて、もうありがた迷惑と言っても過言ではない。
ふらふらになって、やっと見たかった「曹源寺の十二神将像」へ。これまで、国立博物館には6体しかいなかった像だが、今回寺から残りを借り受け、十二神将勢ぞろいになったのである。思い思いのポーズを取るその姿は、遠くから全貌を眺めて良し、近くによって下から仰ぎ見るも良い。大感激のすばらしさであった(欲しい…)。
17時になり、森下の「YR」へ。誰が言ったか東京三大煮込み店の一つらしい。早速卵入り煮込み、ガーリックトースト。煮込みはモツで、これが柔らかく、内側の脂がとろける様だ。ちょっと濃い目の汁は、トーストにしみこませて食べるのが、この店流。ビール、黒ビール、ワインを飲む。
お浸しは葉っぱの緑に、菊花、削った鰹節を合わせてあり、歯ごたえ、彩りともに申し分ない。タタキは秋田屋より上品な歯ざわり、きのこホイル焼きはちょうど良い火の通り加減で、ガーリックバターが効いている。
店の人のきびきびした接客や、仕事振りにも感心させられる名店であった(兄弟であろうか、店の人の顔が似ている)。また、料理が創作居酒屋風の新しいものを出しているにも関わらず、昔からの常連にも愛されているところも良い。開店直前に店に並んだ時、私の前にいたのは60年配の近所の方と思われる男性3人であった。
湯島に移動。風俗呼び込みをかいくぐって、バー「K」へ。ウィスキーソーダ(銘柄見えず)、マティーニ、クオーターデッキ。
マティーニは相当にドライな作り方に見えたが、飲んでみるとやはりジンストレートとは違い、ちゃんとしたカクテルになっており、うまい。札幌から来たと言うと、この店でも「札幌と言えば山崎さんですね」と言われる。その辺をきっかけに、日本高齢者列伝とでも言うような話題へ。
新橋に戻り、もう少し飲むかと1951年に開店したらしい「TB」へ。うねった細長いバーカウンターで、両サイドは椅子あり、中央部はスタンド形式。小樽在住経験のあるママと北海道談義をする。「小樽の寿司屋でひどい目に会ったわよ」とか、「富良野は良かったわ」等々。フェイマスグラウスソーダ2杯。
本日の歩数、24032歩。