散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

蔵王権現に出会う(2)

2004年12月20日 21時36分34秒 | 旅日記
二日目。
ホテルを出て,上野の森美術館の「大兵馬俑展」へ。





「恐るべし中国」と言う以外にない展覧会である。紀元前にこれ程の文明・工業化された国からすると,周辺国は眼中にないのも当然であろう。一人一人の顔つきがはっきり違うので、「こいつに着いていけば安心」とか、「この人は冷酷そう」と言った感想が浮かんでしまうほどだ。

残念ながらTV等で見る発掘現場のような,みっしりと兵隊さんがいるわけではない。予算の関係かな? 日本芸術院で日本画をちらっと見る(東山魁夷など)。

昼食は市ヶ谷の「キッチンPY」でハンバーグ定食。ランチ時間に備えて,あらかじめ作ったものを温めなおしているようだが,ソースたっぷり,ボリュームのあるハンバーグは結構旨かった。さて,そもそも何をしに東京(市ヶ谷)に来ているかと言うと,研修出張なのである。

さて,研修が終わると銀座に戻り「S」へ。銀座にあって,この当たり前の何気ない店はとても貴重である。ビール,しめ鯖,メバル煮付け。しめ鯖は身が厚く,酸味の中にも鯖本体の味がしっかりしている。メバルはこの店では値段の高い方に入るがそれだけのことはある。身がほっくりし,濃い味付けがこの場合ピッタリである。

追加して,酒と鳥豆腐。この鳥豆腐を考えた人は素晴らしい。スープに浸かった湯豆腐+鶏肉をもみじおろしのタレで食べるのだが,具もスープも共においしく,あっという間に食べてしまった。

「スタンディングバーY」へ。角ソーダ割り250円、トリスソーダ割り200円。ソーダで割っても料金が高くならないありがたい店である。バーでは高い方高い方と目が向いてしまうが、こういう店では安い方安い方へと行きたくなる。

続いて、「h BAR」へ。ここでも私が来てしばらくすると、先客二人は帰っていった。まず、カルバドス+ホワイトキュラソー+レモンのカクテル(サイドカーのカルバドス版である)。2杯目は甘いカクテルを注文すると、カカオリキュール+ブランデー+ポートワインの濃厚な奴が出てきた。次にマティーニ、最後にスペインのカルバドスという非常に珍しいものがでた。ヘロヘロになってホテルへ。