散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20071122最近読んだ本

2007年11月22日 06時30分38秒 | 読書
「不良少女」樋口有介
なんとも女性に手の早い男、柚木。今回は短編集であるだけに、その感も一層であるが、いつしか私が彼の年齢を追い越してしまったことに複雑な感慨。事件の謎は程ほどにライト。

「聖者の行進」栗本薫
今回の「伊集院さん通信」でした。

「Φは壊れたね」森博嗣
非常に技巧的な密室トリック。元々犯人の動機など外からうかがい知ることはできないと言うのが基本的な考え方の作者だが、今回は特に放置。シリーズ1作目のため、シリーズテーマがまだよく分からない。

「雨の匂い」樋口有介
父は死病で入院、祖父の介護をする主人公の静かな生活が続く中、ある女性(2名)の登場をきっかけに、軋みが起きる。

「暗黒館の殺人 一~四」綾辻行人
何となく京極夏彦への挑戦と言う感じがした。そこだけ紹介されたら絶対納得のいかない殺人の動機を、いかに読者に「なるほど」と思わせるかのためにかなりの文字数が割かれている。前半戦の記憶喪失者に冷めるが、再読必至であろう。本格推理と幻想小説の合体に賛否両論な気もする。

「トンデモ本の逆襲」と学会
再読。

以下、図書館の1冊。
「星の王子さま宇宙を行く」的川泰宣
日本の宇宙科学の第一人者(?)のメッセージと人生を紹介。