散歩日記X

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静岡再訪(9) 光琳 at MOA

2015年02月21日 15時06分28秒 | 飲み歩き・琴似界隈
MOA美術館へのバス停に移動。ところが恐ろしいほどにバスが込んでいる。バスの残席3で何とか座ることができたのだが、その後にも通路に7~8人が立つくらいの込みようなのである。もう誰も乗ることができないため、バスは定刻より10分早く出発した(臨時バスも結構出ているようだったのだが)。

MOA美術館に到着。今回の旅ではこれがメインとなる「尾形光琳300年忌記念特別展 「燕子花と紅白梅」光琳アート 光琳と現代美術」展である。エスカレータで昇っていくと、かなりの大混雑。

 

入場券を購入したものの、展示室には入場制限があり約30分待ちとのことであった。変に様子を見ていてもしょうがないので、列に並び、結果的にはそれほど待った感じはせずに入場。



尾形光琳「紅白梅図屏風」:うーむ、これを見に来たのだがな。屏風として見ることのできる距離感では見えないからなあ…。
尾形光琳「団扇」:梅、桜、杜若をあしらい、季節感のある団扇だ。
川端龍子「八ツ橋」:意外にワイルドな作品である。

福田平八郎「漣」:こうやって琳派の作品を見てくると、リズム感にうなづけるものがある。目が波を追って何周でもできる感じ。
杉本博司「月下紅白梅図」:実は光琳のものより、銀と黒で描かれ、暗い部屋でライティングに浮かぶこの作品の方が綺麗に見えた。
加山又造「群鶴図」:これはアニメーションだな。

福田美蘭「風神雷神図」:フランシスベーコンが琳派だったら、という設定で描かれた作品。さすが福田美蘭。
高田安規子、政子「レース(燕子花)」:切手の画の上に細かい刺繍をしたバカ作品(←褒めてる)。
高田安規子、政子「紅白梅図」:切手の紅白梅図からカッターで金銀部分を切り抜いたという想像を絶する作品。見たら確実に驚く。

鈴鹿哲生「Rose Castle」:デジタル環境から発掘された未来の遺跡「画」といったところか。
会田誠「群娘図'97」:ノーマン・ロックウェル的風俗画と琳派のリズムを合わせた作品なのだとか。同じような姿の娘が繰り返し出てくるように見えるのは、確かに琳派のリズムに見える。

何だか混雑ばかりで国宝を見た記憶がしない。まあ、しょうがないか。


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