草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の偵察衛星は世界でもトップクラスだ!

2024年02月22日 | 安全保障
 日本は少ない予算であっても、着実に防衛力を強化させてきた。江畑謙介の『日本が軍事大国になる日』では純国産のH-ⅡAロケットに触れ、それが実用化されることを先にあるのは「日本が必要とあればいつでも強力なミサイル兵器を開発できる技術をもっていることも、また意味しているのである」と書いていた。
 1994年に初版が発行されたが、そこまで問題にした識者は少なかった。しかし、去る1月12日に種子島から打ち上げられたH-ⅡAロケットは、情報収集衛星「光学8号機」を軌道に乗せることに成功した。
 今回の成功によって日本派、光学衛星3機、レーダー衛星5機、データ中継1機の9機体制から、光学衛星が4機となり10機体制となった。光学衛星は地上の1メートルのものまで観測が可能だといわれている。
 また、江畑は「米国などはおそらくこの種の偵察衛星を日本が開発し、運用することを非常に嫌がるだろう。また、偵察衛星に自分の国が除かれることを嫌がるアジアの国も多いだろう」とも指摘していたが、米国からの横槍が入ることもなく、現実に日本はその能力を手にしたのである。
 日本が巡航ミサイルや地対艦ミサイルの命中度を高めるためにも、必要不可欠なのが情報収集衛星ではないだろうか。さらに、そこまでの技術があれば、核を搭載させることも難しくはない。
 すでに日本は軍事力を強化する潜在的力は備えており、最終的には政治がどう決断するかなのである。
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今ネットに求められるのは冷静な議論だ!

2024年02月22日 | ネット
 最初はブログから始まって、フェイスブックやツイッターまでやるようになりましたが、自分の思いの丈をたかることができるのはブログです。ここで投稿したものをツイッターでもアップしていますが、せいぜい目に触れるのは500人程度だとしても、僕にとってはそれで十分です。
 商売ではなくて、自分の考えを整理するために書いているわけですから、あくまでも自分のためであるからです。ビジネスでネットを使っている人たちは、そんなわけにはいかないようです。人の気を惹くようなことを言わないと、読む人は限られてしまうからです。それで極論を吐いて、賛同者を呼び集めようとします。
 しかし、冷静に物事を判断し、日本の行く末を心配する人たちの言説は、孤独な営みではないかと思います。時代より一歩前を進むだけで、多くの人から理解されないからです。多数派を形成しようとすれば、大衆迎合的になりがちです。そこから距離を置くことができなければ、思想家と呼ぶには値しないのです。
 ネットのユーチューバーが一時期ほど盛り上がっていないように見えるのは、底の浅さが露呈してしまったからではないでしょうか。やはり今は古典を読むべきです。いくら情報が大切だとしても、それにだけ振り回されてはなりません。僕のネット歴も長くなりましたが、「犬笛」とか「限界」とか言われないようにするためにも、まともな思想家の本をじっくり読まねば、と思います。
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