国会議事堂の正面階段
国会議事堂を正面玄関から入ると右側が参議院本会議場、左側に衆議院本会議場となっている。正面の赤い絨毯の敷かれてある階段は、天皇陛下と皇族関係者しか通ることができない場所です。この階段を上がると天皇陛下専用の休憩室があります。この部屋の撮影は許可されていない。隣には皇族関係者の休憩室がある。
定例議会の開会式には、天皇陛下は参議院本会議場の陛下専用の場所に座り、開会の言葉を読み上げ、儀式を見守る。衆議院本会議場には、天皇陛下専用の場所は設置されていない。皇族方は2階席の左右にあるバルコニー席を利用する。
国会議事堂の中は歴史の重みを感じさせる。建造装飾もかなりこっており、高額な費用を費やしている。正面玄関の床などはその装飾が剥がれても同じ模様が出てくるように工夫されている。装飾されている床の厚さは30cmにもなると教えてくれた。つまり金太郎飴のように上部が剥がれても大丈夫なように次からも同じ模様となっている。日本を代表する国会議事堂の内部の構造秘話である。