昨晩解熱剤を飲み、夜中にしっかり汗をかいたので今朝は平熱に戻り、ほっとした。雨のためか電車が少し遅れ、体力温存のため急ぎ足にもしなかったので、乗り継ぎ駅で普段より1台遅い電車になった。
内科受付で今日は先生が休診ということを伺った。2年半近く通っているが、先生の当日休診は初めてだ。代診は一昨年11月タキソテール投与時の入院時、ポート設置の手術をして頂き、その後の緊急入院の時にもお世話になった先生だった。
30分ほど待って診察室へ。「ご無沙汰しています。」とご挨拶をし、今回の風邪の状況=くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、発熱=と飲んでいる薬についてお話した。のどの腫れ、頚部リンパ節の腫れを見て頂き、胸部、背中とも聴診器もあてて頂いて、特に異常なし、ということだった。その場で検温もし、平熱だった。
先生からは「無理して(点滴)をやっていかなくてもいいですよ。金曜日にCTに来るときに午前中始めてもいいし・・・」と言って頂いたが、「(1時間半かけて)せっかく来たので・・・」とお願いした。1週間に1度をそれほどきちきちに考えなくて良いとのこと。確かに年末年始とGWは1週空くのだが、どうも貧乏性なので(融通が利かないとも言う。)それ以外は飛ばしたくないというのが本音である。「抗体で風邪症状が出ることもあるので・・・」と心配して頂いたが、「今日はずっと静かにしていますので・・・」と処置室へ移動した。
血圧、針刺後、1時間ほど薬の到着を待って無事ハーセプチン開始。キャンセルすればこの薬も無駄になってしまうところだったので、ほっとする。そして、確かにハーセプチン初回の翌日は高熱が出たことを思い出す。もうすぐ2年になるのだなあ、と思う。
2時間後、無事終了。再度血圧を測り、針を抜いて会計を済ませた。
外に出るとすっかり日差しが強くなっており、雨傘を日傘にしてしまうほどだった。とても蒸し暑く、じっとりと汗をかいた。昨日は全く食欲がなかったのだが、さすがに動くと空腹を感じ、食事をして帰宅した。
今日は休み休みだったので、2冊読んだ。
1冊目は池谷裕二さんの「脳はなにかと言い訳する 人は幸せになるようにできている?!」(新潮文庫)。“「馬の鼻先に人参」というように報酬を使う方法はやはり仕事の能率を高める手段として有効であり、それは眼に見えるご褒美である必要はなく、何かをやり遂げたという達成感もまた外発的動機となる。「目標は高いほうがよい」と言われるが、大きな仕事を成し遂げるためには、最終目標以外にも、小さな目標、達成可能な目標を随時、掲げていくことが大切”や、“「あなたはいつでもストレスから逃げられる」と教えてもらうだけで、ストレスが減じる。逃げ道がない状況こそ本当に怖いストレスである。”、“そもそも人が生きていられるのは「未来」が未確定だからではないだろうか。筋書き通りの決まりきった将来は脳をダメにする。逆説的だが「将来への不安こそが脳にとっての栄養源」なのである”など実にわかりやすく興味深く読んだ。中村うさぎさんの解説にも同感だ。
2冊目は東郷雄二さんの「打たれ強くなるための読書術」(ちくま新書)。“『知的に打たれ強い』といいうのは、いろいろなことについて知識を豊富に持っていて、議論で常に相手を言い負かすことではなく、『正解のない世界に耐える』ということであり、ビター・チョコレートのように苦み走った大人の態度なのだ”と表紙にあるとおり、本の探し方、段階を踏んだ読書、読んだ本の活用法などの使える技術を伝授するものであった。私などは濫読の極みなので受動的読書であることを痛感する。それにしても、かつて書店に行くと、あまりに本が多すぎてくらくらして退散することもあったが、最近では本を探すときにだんだんと鼻が利く感じになってくるのは実感している。私は別に論文を書くわけでもなく趣味と実用をかねての読書なので、ここまでビターでなくてもよいのだが勉強になった。
奇しくも今日の本は2冊とも“ユウジさん”の著作だった。
明日は2日連続で休みをとってしまった後の出勤だ。朝、メールを開けることを思うとちょっとブルーだ。入梅と同時に本当に蒸し暑いが、今回に懲りて体調管理はきちんとしなければ、と思う。
日曜日にお会いしようと約束していたあけぼの会のSさんからメールを頂いた。何ということか・・・ご自宅がもらい火で焼けてしまい、翌日お父さまが倒れて入院されたという。そのため当日は行けない、と伝えてきてくださった。ご本人も今日はハーセプチンの点滴だというのに。それ以上の詳細はわからないのだが、本当に言葉もない。神様はなんて意地悪なんだろう、と思う。とにかくお父さまともどもくれぐれもお大事に、無理だけはしないでくださいね、と陰ながら祈るばかりだ。
内科受付で今日は先生が休診ということを伺った。2年半近く通っているが、先生の当日休診は初めてだ。代診は一昨年11月タキソテール投与時の入院時、ポート設置の手術をして頂き、その後の緊急入院の時にもお世話になった先生だった。
30分ほど待って診察室へ。「ご無沙汰しています。」とご挨拶をし、今回の風邪の状況=くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、発熱=と飲んでいる薬についてお話した。のどの腫れ、頚部リンパ節の腫れを見て頂き、胸部、背中とも聴診器もあてて頂いて、特に異常なし、ということだった。その場で検温もし、平熱だった。
先生からは「無理して(点滴)をやっていかなくてもいいですよ。金曜日にCTに来るときに午前中始めてもいいし・・・」と言って頂いたが、「(1時間半かけて)せっかく来たので・・・」とお願いした。1週間に1度をそれほどきちきちに考えなくて良いとのこと。確かに年末年始とGWは1週空くのだが、どうも貧乏性なので(融通が利かないとも言う。)それ以外は飛ばしたくないというのが本音である。「抗体で風邪症状が出ることもあるので・・・」と心配して頂いたが、「今日はずっと静かにしていますので・・・」と処置室へ移動した。
血圧、針刺後、1時間ほど薬の到着を待って無事ハーセプチン開始。キャンセルすればこの薬も無駄になってしまうところだったので、ほっとする。そして、確かにハーセプチン初回の翌日は高熱が出たことを思い出す。もうすぐ2年になるのだなあ、と思う。
2時間後、無事終了。再度血圧を測り、針を抜いて会計を済ませた。
外に出るとすっかり日差しが強くなっており、雨傘を日傘にしてしまうほどだった。とても蒸し暑く、じっとりと汗をかいた。昨日は全く食欲がなかったのだが、さすがに動くと空腹を感じ、食事をして帰宅した。
今日は休み休みだったので、2冊読んだ。
1冊目は池谷裕二さんの「脳はなにかと言い訳する 人は幸せになるようにできている?!」(新潮文庫)。“「馬の鼻先に人参」というように報酬を使う方法はやはり仕事の能率を高める手段として有効であり、それは眼に見えるご褒美である必要はなく、何かをやり遂げたという達成感もまた外発的動機となる。「目標は高いほうがよい」と言われるが、大きな仕事を成し遂げるためには、最終目標以外にも、小さな目標、達成可能な目標を随時、掲げていくことが大切”や、“「あなたはいつでもストレスから逃げられる」と教えてもらうだけで、ストレスが減じる。逃げ道がない状況こそ本当に怖いストレスである。”、“そもそも人が生きていられるのは「未来」が未確定だからではないだろうか。筋書き通りの決まりきった将来は脳をダメにする。逆説的だが「将来への不安こそが脳にとっての栄養源」なのである”など実にわかりやすく興味深く読んだ。中村うさぎさんの解説にも同感だ。
2冊目は東郷雄二さんの「打たれ強くなるための読書術」(ちくま新書)。“『知的に打たれ強い』といいうのは、いろいろなことについて知識を豊富に持っていて、議論で常に相手を言い負かすことではなく、『正解のない世界に耐える』ということであり、ビター・チョコレートのように苦み走った大人の態度なのだ”と表紙にあるとおり、本の探し方、段階を踏んだ読書、読んだ本の活用法などの使える技術を伝授するものであった。私などは濫読の極みなので受動的読書であることを痛感する。それにしても、かつて書店に行くと、あまりに本が多すぎてくらくらして退散することもあったが、最近では本を探すときにだんだんと鼻が利く感じになってくるのは実感している。私は別に論文を書くわけでもなく趣味と実用をかねての読書なので、ここまでビターでなくてもよいのだが勉強になった。
奇しくも今日の本は2冊とも“ユウジさん”の著作だった。
明日は2日連続で休みをとってしまった後の出勤だ。朝、メールを開けることを思うとちょっとブルーだ。入梅と同時に本当に蒸し暑いが、今回に懲りて体調管理はきちんとしなければ、と思う。
日曜日にお会いしようと約束していたあけぼの会のSさんからメールを頂いた。何ということか・・・ご自宅がもらい火で焼けてしまい、翌日お父さまが倒れて入院されたという。そのため当日は行けない、と伝えてきてくださった。ご本人も今日はハーセプチンの点滴だというのに。それ以上の詳細はわからないのだが、本当に言葉もない。神様はなんて意地悪なんだろう、と思う。とにかくお父さまともどもくれぐれもお大事に、無理だけはしないでくださいね、と陰ながら祈るばかりだ。