ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.6.20 プチ虹のサロン開催

2010-06-20 20:41:06 | あけぼの会
 今日はあけぼの会の虹のサロンでご一緒したKさん、Sさんとのランチ会に出かけた。当初は「4人でお会いしましょう。」とお約束していたのだが、もうお一人のSさんから、「先日隣家からのもらい火で家が焼けてしまい、欠席です。」という本当に突然のお知らせを頂いていたこともあり、Sさんのお見舞いの相談も兼ねて3人での開催とあいなった。
 ランチは、新宿に最近開店したカジュアルフレンチのお店で。11時のオープンからなんと3時半まで延々4時間半。最初から最後までいたのは私たち3人のみだった。本当によくもこんなに次から次へとお話が出来る、と自分でも驚くくらい。病気のことはもちろん、家族、子ども、姑のこと、お墓のことまで実に多岐に渡る話題で時間を忘れて盛り上がった。

 これまで虹のサロンは2時間限定開催。参加者がたいてい10人以上の大人数なので一巡の自己紹介をしたところでほぼ終わってしまい、なんだか話し足りない感じでの名残惜しい解散になるのだが、今日は本当に思う存分お話が出来、子どもへの処し方などについてもとても勉強になった。なんと子どもが通学する学校には共通の知人もいたり、ということで不思議なご縁も感じた。

 東京支部の活動が休止になってしまったので、これからはなかなかお会いできないのか、ととても残念に思っていたが、とにかく来月も「プチ虹のサロン」開催候補日を決めて、今後も連絡を取り合うことにした。

 Sさんのその後の詳しいご様子もわからないので、とても心配だ。ご両親はもちろん、ご自身に疲れが出てしまい治療等に影響が出ないことを祈るばかりだ。

 おりしも今日は父の日。
 息子から頼まれたプレゼントも買い求め、私からも1品追加。今日のお留守番と夕食当番にも心より感謝を込めてケーキを買って帰宅した。

 今日は往復で1冊読んだ。川上弘美・小池真理子・篠田節子・乃南アサ・よしもとばななさん著・新潮社編『恋愛小説』(新潮文庫)。“人気女性作家が熟成させた、心と体にしみわたる5色のヴィンテージ”という裏表紙のとおり5編とも楽しめた。小池さんの「夏の吐息」にはある日突然姿を消した夫への身も心も千切れそうな切ないまでの想い、篠田さんの「夜のジンファンデル」には、かつての異国の地でのアクシデントが時間を超えてこんな展開になるのか、と引き込まれてしまい、特に印象に残った。
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