ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.6.6 隠れ家リフレ

2010-06-06 09:18:12 | 日記
 昨日はリフレクソロジーに出かけた。通っていたサロンが先月末に引越して、新しい場所で再開してから初めて訪れた隠れ家サロンだ。

 途中休職等体調の悪化で通えない時期はあったけれど、通い始めてかれこれ足掛け7年目になる。きっかけは職場の友人の口コミだった。それまでも百貨店や駅ビルにあるサロンをいろいろ試していたのだが、いくらヘッドフォンで癒しの音楽をかけられても雑音は漏れてくるし、当然人の気配はするし、何より目覚まし時計等をそばに置かれて時間がくると「チーン!ハイ、おしまいです。」という感じでは、なんだかリラックスしたとたんに欲求不満がたまっていた。
 が、このサロンはマンションの一室。一度に2人までしか入れないので、多くてもお客は自分以外に1人だけだし、1人が良い、といえばそうしてもらえるし、実にストレスフリーで、すっかり気に入っていた。夫も息子も施術していただいたことがある。(息子は受験直前でまだ小さかったので、ちょっぴりくすぐったがっていたけれど、すごく気持ちよかった、とうっとりしていた。今の夫より大きくなった大足をお目にかけたらさぞ驚かれるだろう。)

 ちょうど初発のときに通っていた病院の目と鼻の先立ったので、午前と午後の検査で時間がぽっかり空いた時などにも通ったりしていた。転院してからは、ちょっと足が遠のいていたが、それでも喧騒の中で施術してもらってもリラックス感が全く違うので、行くならここ、という感じになっていた。

 オーナーが同い年、ということが今年になってからわかり、すっかり話が盛り上がってしまった。彼女はこの春結婚したお嬢さんとこの春就職した息子さんのお母様。母親暦は断然向こうが10年以上も上だ。我が家はまだ中学生・・・と思うと、若くて体力のあるうちに子育てをおしまいにしておけるとそれはそれでいいなあ、と思ったりする。ないものねだりなのは承知の上だが。
 彼女はこれがいい節目、これからは自分の仕事を精一杯やる期間、ということで独立した今のサロンをもって12年、思い切っての一軒家への引越しだそうだ。独立した当初はリフレブームだったし、百貨店やら駅ビルからもいろいろお呼びがかかったそうだ。が、人を何人も使って大きくしていくとなると、自分が本当にやりたい「直接人とかかわって癒しの施術する」ことが出来ずに経営の雑用ばかりになってしまい、どうもしっくりこなかったという。そのため、ご自身のポリシーで、本当にゆったり過ごしてもらうために飛び込みではなく予約客優先で続けてきたとのこと。
 ちょうど今雇っている女性が産休でお休みに入ることもあり、今後当分の間は自分ひとりで切り盛りしていくにあたり、本当に自分がやりたい形を模索しつつ、の引越しだそうだ。

 そんなわけで、これまでよりちょっと遠くなってしまった。最寄り駅から2駅プラス徒歩15分だったのが、最寄り駅から3駅プラスバス15分か、最寄バス停からバス40分プラス乗り換えて再度バス10分。チケットも買ったばかりで、うーん・・・と悩んでいたら、最寄り駅から3駅の駅から送迎もしてくださる、というのでこのままご縁を大事にしていきたい、と思っている。
 昨日は3年ほど前に結婚で地方に行っていたスタッフがまたこちらに戻ってきた、と助っ人に来ていて、久しぶりに彼女の懐かしい手で施術を受けた。

 本当に森の中の一軒家という感じ。バス停の前に同じようなウッディ調の2階屋が数件あり、その中にちょっと有名なフレンチのお店もあるそうだ。施術後にハーブティーを頂くサンルームの窓からの眺めは緑豊かな木々だけ。大きな桜の木まであり、来年の春が今から楽しみだそうだ。前のサロンで使っていた備品類を全てそのまま持ち込んだ、ということだが、ずっと前からここにあったのではないかと思えるほどしっくり馴染んでいた。すっかりリフレッシュしてボーっと余韻に浸りながらサロンを後にした。

 さて、ようやく土曜講習が始まった息子は、夫と午後から美容院。その後、しっかり応援衣装とグッズを携えて東京ドームまで交流戦の観戦に出かけた。
 試合が終わって2人が帰ってきたのは日付が変わる頃だったようで、私は家事から解放され、リフレのせいか、眠くてだるくて、先に寝てしまった。貴重な“一人で過ごす土曜日”を満喫した。
 また、今日から頑張れる。
コメント
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