ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.6.29 暴走する食欲

2010-06-29 20:46:51 | 日記
 新しいホルモン治療薬であるヒスロンHを飲み始めて10日あまり。先週の通院日には「おかげさまで特にまだ変わったこと(副作用)はありません。」とお答えしていた。先生に「まあこれからでしょう。」と言われたのは先日書いたとおりだが、看護師さんのお話だと、飲み始めてすぐに下痢等の症状が出ることもある、とのことだった。

 体内脂肪の蓄積につながると、病気にとってはありがたくない副作用である「食欲増進」だが、やはり徐々に食欲が出てきている。勤務時間中に常時お菓子をつまむ、という習慣はあまりない。書類やマウスが汚れたりべたついたりするのが嫌なので。それなのになんとなく口寂しい感じがある。間食はしないほうだったのに、これはちょっと危険な兆候かもしれない。

 きちんと夕食をとったのに夜中に空腹で胃が痛くなる・・・などという経験を初めてした。まあ、その欲求に素直に従って夜中に起き出して何か食べ始めたら、当然胃に負担がかかるだろうし、ろくに消化もしないまま翌朝最悪な体調になるのは目に見えているから、じっと我慢だけれど。満腹中枢がイカレてしまったのか、とちょっと不安である。

 半月前、風邪のため1日殆ど食欲がなくて1キロ半体重が落ちたと思ったら、すぐそれを盛り返してさらに今1キロ弱増えている。ただ、体重そのものは増えていても、体脂肪率は下がって代謝が上がっているようなので体年齢は2歳ほど若返っている。実年齢より20歳近く若く表示されているのだから、我が家の体脂肪計・カラダスキャンをどこまで信じていいのかよくわからないけれど・・・。

 ところで、母や母の姉は2人とも140cm台、30kg台で自動ドアに載っても感知されないほどのチビ痩せだが、反対に義母やその妹たちは皆とてもふくよかでがっちりしている。骨格のつくりが違うのだろうと思う。「水を飲んでも空気を吸っても太る。」と言っていたけれど、そんなことはあろうはずがない、と思う。観察していると、やはり間食が多いのだ。食べたらその分動けばいいのだろうが、一日家にいて10時と3時にきちんとお茶飲みをしていれば、それは間違いなく太るだろう。

 我が家では最近まで日々に追われて、夕食後にお茶とお菓子をとるような時間の余裕がなかったから、義母は遊びに来ると「この家には本当に何も(おやつが)ないから(持参してきた)・・・」と言っていた。日中は誰も家にいないから、10時と3時のおやつは要らないし、夜も食べる時間がないから、買っても、頂いても、結局賞味期限を過ぎて無駄にしてしまうのが関の山だからである。食事をして片づけて終わると、もうゆっくりお茶飲みをしている時間などなく、すぐに入浴・就寝の時間になる。

 それでも最近では、夫も私もかつてに比べて残業も休日出勤も減っているから、前よりはお菓子類が充実している。そのため夫は着実に体重が増加して、ウエストまわりが立派になっているのは前にも書いたとおり。
 一方、息子はそもそも間食をしない子だった。おやつを用意しておいても殆ど手をつけなかったし、自分で冷蔵庫や戸棚からおやつを探し出して食べる、ということは一切しなかった。ミルクタンクかと思うほど牛乳が大好きなので、1日優に1リットル以上飲んでいるのだが、最近ではやはりお腹もすくようである。

 ここのところ、職場の冷房のためか、足の冷え、むくみ、だるさが酷い。ひざかけは必携だ。去年の今頃はタキソテールの副作用のむくみがまだしっかり残っていたので、日中の着圧ストッキングと夜用のトレンカ状の着圧タイツが手放せなかったけれど、その頃は、今もお世話になろうとは予想もしていなかった。とにかく足がだるくて、枕をおいて高くして横になっても重さがとれない。

 夫もそうだ、という。クールビズでノーネクタイノージャケットなのだから執務室の設定温度が高めになっているはずなのに、建物が古いのか冷房の効きがとてもよいそうで、私がうつしたらしい風邪もなかなか良くならない様子。私も治るまでに2週間たっぷりかかったが、やはり夏風邪は長引くものらしい。

 体を冷やさないように、そしてくれぐれも食べ過ぎないように、この夏を無事に乗り切りたいと思う。
コメント
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