ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.12.7 寝る子は育つ・・・生きててよかった

2014-12-07 23:06:37 | 
 昨夜はなんとなく興奮していたのか、夜中に何度か目覚めた。朝はゆっくり起床。恒例の浴槽足湯でリラックス出来る幸せな旅先での朝だ。朝食のビュッフェでエネルギーチャージをした後、昨日のコンサートで夫が撮影したビデオをPCで見ながら、チェックアウトまでの時間をのんびり過ごす。

 昨日は京都から少し離れたコンサート会場への往復があったため、駅直結のホテルを取っていたが、今日は息子と合流して3人で宿泊することにしたので、息子の下宿近くの定宿にしているホテルへと移動する。
 荷物を預けてから、息子と待ち合わせの時間までホテル周辺を散策する。前から気になっていた足腰の御守護といわれる神社をお参り。今では杖のお世話になっている父と、腰痛持ちの母のために足腰のお守りを頂く。境内には来年の干支である羊の大きな絵馬が飾られ、年の瀬を感じさせる。御所の紅葉ももう見ごろを過ぎ、松の緑だけが青空に映えている。

 息子に連絡を入れるが、一向に返事がない。昨夜は下宿に戻ったのやら、流れでお友達の下宿にお泊りにでも行ってしまったのやら、それすらわからず。「既読スルー」にもならないLINEと、ただ鳴り続けるだけの携帯発信音に、夫とともにイライラが募る。

 ランチも一緒に、の予定がとんでもない。痺れを切らしてホテルの近くで夫と軽く済ませてチェックイン。こんなに連絡してもウンでもスンでもないのは、もしかしたら何かあったのではないか、と夫に急かされ、休日なのに申し訳なくも管理人さんに連絡する。昨日は外泊ではなく帰ってきているという。が、いくらなんでもこんな時間まで寝ているのもおかしいですよね、ということで様子を見に行ってくださった。ほどなくして息子のLINEが一斉に既読になったかと思うと、電話がかかってきた。昨朝早く起きて1日中働いていたので、今まで爆睡していた、とのこと。

 いやはや、昔から寝る子は育つ、でよく寝る子どもではあったけれど、今日はそれに加え、生きててよかった・・・が加わった。まさか、打ち上げレセプションで羽目を外し過ぎて、急性アルコール中毒で自室で冷たくなっていた、とか、吐いた物に喉を詰まらせてこれまた冷たくなっていた、なんてことになったら・・・・、ちょっぴり頼もしく思ったばかりの昨日の今日で、親としては泣いても泣けないではないか。まあこれも親馬鹿の過保護ではあるのだけれど。

 そんなわけで、今回の2泊3日の旅も、あっという間に2日目夕方に。日が傾き始める中、息子から頼まれた衣類などを届けに下宿へ出向く。管理人さんに平謝りにご挨拶をし、部屋を訪ねる。昨夜は日付が変わった頃に地下鉄の駅まで辿り着いたが、続く交通機関がなく、下宿まで1時間歩いて帰宅したとのこと。
 そのままなだれ込むように寝て10数時間が経過したようだった。当然部屋は大変なことになっており、またしても掃除とゴミ捨て、片付け、たまった洗濯をし、干し終えてからホテルまで連れだって帰ってきたら、後は予約していた夕食に出かけるだけ、という時間になってしまった。

 こちらにお住まいのMさんに教えて頂いて以来、すっかりファンになった京料理のお店で、今夜も季節感溢れる彩り豊かな数々のお料理に舌鼓を打つ。お忙しい中、ご主人がいつものようにお店の外まで出てお見送りしてくださるのが申し訳ない。
 食後は、約束のカラオケに繰り出す。息子が友人とよく行くというカラオケボックスで、3人で歌い続けること2時間。夫は、この日のためにこっそり独自練習を重ねていた曲を披露して満足そう。私は肺活量が落ちているし、なかなか声が続かず最後は息絶え絶え。それにしても、息子の喉の強さには恐れ入る。帰りがけには、おみくじで見事1/50の確率だという中吉を引き当て、特典をゲットした息子は得意満面だ。
 明日は1限からの授業。これ以上の夜遊びはご法度ということで、タクシーでホテルまで戻り、部屋でお約束のお抹茶とお菓子を頂き、本日のミッションも無事完了である。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする