今日は19年に1度、冬至と新月が重なる珍しい日なのだそうだ。
太陽が昇っている時間が1年で最も短い今日は、旧暦の11月1日で、月の満ち欠けが見えなくなる新月と重なり、19年に1度巡ってくる「朔旦冬至」である。
19年前の冬至‐1995年12月22日と言えば、私はほぼ臨月のお腹を抱えて、漸く産休に入り、ノッシノッシと家の中を歩いていた筈だと思うが、その日の夜、お約束通り南瓜を頂き、柚子湯に浸かったのだったか、全く記憶にない。息子はお腹にいる時からお風呂好きだったようで、お風呂の中で思いっきりお腹を蹴られまくられて大変だった記憶はリアルなのだけれど。
さて、冬至は言うまでもなく二十四節季の一つ。太陽の高さが1年で最も低く、この日を境に昼が長くなっていく日である。国立天文台によれば、東京では今日の日の出から日の入りまでの時間が9時間45分だという。
抜けるような青空の良いお天気だけれど、午後の3時を過ぎれば、もう日差しがかなり傾いて、早くも日暮れの様相を呈してちょっと哀しい。24時間のうち14時間15分が暗いと言うのだから、それはもう夜が長く、昼が恋しく感じるわけである。
もちろん、北の国ではもっと・・・なのだけれど。20年前、研修で北欧に出かけた折には本当に朝が遅く、明るい時間に摂れる食事といえば、唯一ランチだけだった。ランチが済めば、今度はあっという間に日が暮れてしまい、すぐに眠くなってしまったことを懐かしく思い出す。
一方、地球から見て月が太陽と同じ方向にある新月は「朔」と呼ばれ、新たな満ち欠けが始まるものとして、古くから喜ばれてきたそうだ。中でも、冬至と重なる「朔旦冬至」は特にめでたい日とされ、祝いの対象になってきたという。
そう、夜が一番長い日とは、言ってみれば、これから少しずつ、でも確実に昼が長くなっていく日である。そして、月が見えなくなる新月の日も、これからどんどん月が満ちていく日である。考え方を変えれば、これからどんどん明るく、前向きに過ごせそうではないか。
そんな2014年最後の新月の夜、ノー超勤ウィークに当たっている職場を定時で退けて、ヨガスタジオのワークショップ“月ヨガwith キャンドル”に参加してきた。キャンドルを使ったヨガは、7月のヨガリトリートで初めて経験して、その柔らかい光の暖かさに知らず知らず涙が流れるほどの感動を味わった。
月と私達の体は密接に繋がっているという。新月の骨盤は閉じた状態だそうで、そういう時にはデトックスに向いているらしい。キャンドルの灯に包まれたスタジオで初めての月礼拝を経験し、その流れるような優しい動きに心がとても穏やかになった。いつもの太陽礼拝は終わった後、力が満ちてくるような感じだが、それとは趣を異にし、心が落ち着くようだ。人それぞれ太陽礼拝、月礼拝どちらかがしっくりくるそうで、月礼拝が好きという人はいつも頑張りすぎている傾向があり、それを鎮めてくれるようだ。これからは月に1度開かれると聞き、次回も是非、とすっかり気分良く帰宅した。
あとは柚子湯で温まり、風邪をひかずに今年の冬を乗り越えたいと思う。
太陽が昇っている時間が1年で最も短い今日は、旧暦の11月1日で、月の満ち欠けが見えなくなる新月と重なり、19年に1度巡ってくる「朔旦冬至」である。
19年前の冬至‐1995年12月22日と言えば、私はほぼ臨月のお腹を抱えて、漸く産休に入り、ノッシノッシと家の中を歩いていた筈だと思うが、その日の夜、お約束通り南瓜を頂き、柚子湯に浸かったのだったか、全く記憶にない。息子はお腹にいる時からお風呂好きだったようで、お風呂の中で思いっきりお腹を蹴られまくられて大変だった記憶はリアルなのだけれど。
さて、冬至は言うまでもなく二十四節季の一つ。太陽の高さが1年で最も低く、この日を境に昼が長くなっていく日である。国立天文台によれば、東京では今日の日の出から日の入りまでの時間が9時間45分だという。
抜けるような青空の良いお天気だけれど、午後の3時を過ぎれば、もう日差しがかなり傾いて、早くも日暮れの様相を呈してちょっと哀しい。24時間のうち14時間15分が暗いと言うのだから、それはもう夜が長く、昼が恋しく感じるわけである。
もちろん、北の国ではもっと・・・なのだけれど。20年前、研修で北欧に出かけた折には本当に朝が遅く、明るい時間に摂れる食事といえば、唯一ランチだけだった。ランチが済めば、今度はあっという間に日が暮れてしまい、すぐに眠くなってしまったことを懐かしく思い出す。
一方、地球から見て月が太陽と同じ方向にある新月は「朔」と呼ばれ、新たな満ち欠けが始まるものとして、古くから喜ばれてきたそうだ。中でも、冬至と重なる「朔旦冬至」は特にめでたい日とされ、祝いの対象になってきたという。
そう、夜が一番長い日とは、言ってみれば、これから少しずつ、でも確実に昼が長くなっていく日である。そして、月が見えなくなる新月の日も、これからどんどん月が満ちていく日である。考え方を変えれば、これからどんどん明るく、前向きに過ごせそうではないか。
そんな2014年最後の新月の夜、ノー超勤ウィークに当たっている職場を定時で退けて、ヨガスタジオのワークショップ“月ヨガwith キャンドル”に参加してきた。キャンドルを使ったヨガは、7月のヨガリトリートで初めて経験して、その柔らかい光の暖かさに知らず知らず涙が流れるほどの感動を味わった。
月と私達の体は密接に繋がっているという。新月の骨盤は閉じた状態だそうで、そういう時にはデトックスに向いているらしい。キャンドルの灯に包まれたスタジオで初めての月礼拝を経験し、その流れるような優しい動きに心がとても穏やかになった。いつもの太陽礼拝は終わった後、力が満ちてくるような感じだが、それとは趣を異にし、心が落ち着くようだ。人それぞれ太陽礼拝、月礼拝どちらかがしっくりくるそうで、月礼拝が好きという人はいつも頑張りすぎている傾向があり、それを鎮めてくれるようだ。これからは月に1度開かれると聞き、次回も是非、とすっかり気分良く帰宅した。
あとは柚子湯で温まり、風邪をひかずに今年の冬を乗り越えたいと思う。