ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.1.3-4 怒ると消耗する~仕事始めに想うこと

2018-01-04 22:02:02 | 日記
 あっという間に年末年始休暇が終わり、今日は仕事始め。前半2日間は投与直後で至極不調。徐々に復調しながら2泊3日の家族旅行をこなし、帰宅したら残る休日は1日のみ。恥ずかしながら、この休み期間中に1冊も本を読むことが出来なかった。買い込んではいたのだけれど・・・。

 昨日、水曜日。
 8日ぶりに美律ホルモンヨガのクラスに参加してヨガ始め。5日間ひと気の絶えていたスタジオは冷え切っていて、袖なしのウエアに着替えて廊下で待っているとゾクゾクしてきて、肩からタオルをかけた。朝から2つ目の午前中のクラスで、新年早々身体を整えたい方たちで満員御礼だったけれど、最後まで部屋は暖まりきらず、終わる頃になってようやく汗が滲んできた感じだった。
 レッスンが終わってシャワーの列に並んだけれど第一群にあぶれてすぐに身体を温めることが出来ず、風邪を引きそうだった。

 帰りは、2年に1度のタイミングでゲットする映画館の1ヶ月フリーパス券を片手に、ロングランの映画を観て帰宅した。
 夫と息子は、隣駅に美味しいラーメン屋さんがあるということで、お昼はそこまで繰り出した模様。出かける時、映画終了後に夕飯の食材などの買い物をするので○時頃に帰宅、と告げると、その時間には間違いなく帰っているので鍵は置いていってよい、と夫がダメ押しする。一度手にした鍵をわざわざ置いて出かけたのだった。

 ところが、いざ帰宅して呼び鈴を鳴らしても、待てど暮らせどドアが開かない。まさか締め出し?とLINEをすると、果たして「今駅前でお茶しているけど、どこにいるの」とのたまうではないか。?!? 予定通りに帰宅して家の玄関の前にいるのですけど・・・。

 両手に大荷物なので、再びどこかに出かけて時間潰しする元気もなく、冷たい風に吹かれながら、玄関前のポーチで待つこと20分。急いで帰宅した2人が、お互いに私のフォローを押し付けあっている声が階段から登ってくる。一度怒ってしまったら火に油を注がれた感じで、自分でも何でこんなに怒っているのだろう、という事態になってしまった。

 旅行中も寒かったのにもかかわらず、幸い痛みが出ずに済んだというのに、待っている間の寒さで胸痛が出てきてしまう。せっかく皆でお茶をしようと2人が好きなケーキを買ってきたのに、私が帰る時間がわかっていて外でお茶をしているとは酷いではないか、と気持ちが治まらない。

 それにしても、怒るという行為はなんとエネルギーが要って疲れるのだろう。お正月早々とんだことだった。心穏やかな日々を過ごす筈なのに。怒ってみてもだれも幸せにならない。そもそも忘れ物大王の夫が、私の帰る時間をすっかり勘違いして記憶していたというのだから、どうしようもない。そんなことは重々あり得るのだから、私が真に受けて鍵を置いて出て行ったのがいけなかったのだ。普段怒らないようになって久しいのだけれど、なんだかガックリ。

 いつだったか、ヨーガのクラスでSさんが怒りの感情の素は哀しみだとおっしゃっていた。他の人に同じことをされてもそういう反応はしないのに、親しい人にこうあってほしい、と思ったことがなかなか叶わないと、それが積もり積もって、なぜ・・・と哀しみが怒りに形を変えるのだそうだ。
 いずれにせよ、喜怒哀楽のうち喜楽は沢山、怒哀はなるべく少なく、と行きたいものだ。

 気持ちを立て直して、お雑煮を作る。結局、お餅を頂いたのは3が日でこの1回のみだった。夕食後は3人で録画していたビデオを見、夕方頂くつもりで買ったケーキとお茶を振る舞い、明日からの仕事に備えて早めに入浴、就寝。

 そして今朝。7日ぶりの事務室は冷え切っているのを覚悟して、普段より1枚インナーを多くして出勤した。
 出勤すれば「おはようございます」が「今年も宜しくお願いします」に変わっただけで、ごくごく普通に席について通常勤務だ。
 曜日感覚がイマイチだけれど、とにかく今日と明日の2日頑張れば3連休。

 夫は明日からの勤務、今日はまた寮に戻る息子を新幹線の駅まで見送ってくれた。安心して仕事に打ち込めて有難い。今年も家という居場所以外に自分の机があることに改めて感謝の新年だ。
 今日、明日は夜まで修士・博士論文の受付があるので、新年早々残業でスタート。この業務が始まると、第4四半期は怒涛のように過ぎる。繁忙期に突入だ。

 乾燥しているし、気温も低いこの季節、体調管理をきちんとしながら、心穏やかに、怒って得るものは何もない、と肝に銘じて頑張りすぎずに頑張ろう。

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