ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.5.23-24 ゼローダ7クール7日目、8日目、体調のこと雑感

2018-05-24 22:44:02 | 日記
 白血球と好中球の値が低く、フルで休薬した6クール目が終わり、朝4錠、夜4錠で日に8錠(既定量の3分の2)の私流減量ゼローダ7クールが始まって1週間が経過した。今日で8日目。本来14日内服、7日休薬だけれど、これまた減量カスタマイズで10日内服、11日休薬が今の私のゼローダとの付き合い方だ。

 基本的には家事も仕事も普通に出来ているのだけれど、気圧の変化に滅法弱い。とたんに胸部の圧痛が出るし、怠いし眠い。身体が重い。皮膚科クリニックに2ヵ月半通ってようやく先週末に一旦経過観察になった足の爪も、悪化はしないけれど眼に見えて良くなっていない。月曜日の朝で、ずっと内服していた化膿止めフロモックスはとりあえず終わりとなった。

 フロモックスを止め、ミヤBM錠も引き続き飲んでいるから少しはお腹の調子が復調するかと思いきや、快調すぎるくらい。1日3食食事をすると、それ以上の回数のお通じがある。便秘は辛いけれど、お通じはこんなに頻繁ではなく1日1回で充分だと思うのだけれど。しかもちょっと食べ過ぎるとすぐにお腹を壊す。

 昨日は息子が関西に戻り、夫が宴会だったので、仕事を終えてからリラックスヨガのクラスに行けるかなと予約をしていたのだけれど、とにかく午後あたりから仕事をしながらも怠くて怠くて、一度帰宅したら再び外出することが出来なかった。
 ヨガはキャンセルし、適当な夕食(かといってそう食べ過ぎたわけでもなく)を終えて、リビングでダラダラ撮り溜めたビデオを視ているうちに気付けばウトウト、そしてお腹が痛くなって目覚める始末。

 宴会を終えてライナーで帰って来た夫に「お茶でも淹れてあげようか」という台詞もなく、ひっくり返ったまま、さっさと入浴してベッドに行ってしまった。愛想の欠片もない。結婚生活28年を超えたダメ妻である。

 怠さもお腹が緩いのもゼローダの副作用だ。指先は手袋をしていてもすぐにささくれる。あと2日飲めば、また休薬に入れるのだけれど、内服後も血中濃度が長く保たれる薬であるから、なかなか副作用が収束しない。ずるずるずるずる続いているうちにまた次のクールが始まる。そういう意味では点滴の方がずっとキレがいい。

 「がん治療の虚実」のブログを書かれているSHO先生の「病院では教えてくれない抗がん剤治療の新常識2018」のWebセミナーを拝見すると、がん治療で体調のアップダウンは当たり前なので、動ける時には動いて筋力を落とさないこと、元気な人ほど抗がん剤の副作用は酷く出ない、無用な安静は寝たきりと治療の失敗を早める、という。
 本当にそうだ、と思う。だからちょっとくらい調子が悪くても、ダラダラ寝ているのは良くないのはこれまでの経験で充分わかっている。まあ、デスクワークとはいえフルタイムで働けているのだから、仕事の後、夜も頑張ってヨガスタジオまで行かなくとも、最低限の筋力だけはキープ出来ているのだろう。

 それにしてもお天気が不安定だ。昨日は予報どおり昼から小雨が降り、肌寒い一日だった。今朝はなんとか止んでいたけれど、昼休みから早めに戻って会議の待機をしている時に、あれ、凄い音、と思ったら雹が降ったらしい。くわばらくわばら。気圧の変動に伴って痛みや不調が出ないように、出来るだけ穏やかに過ごしたいものである。

 今週も残すところあと1日、なんとか無事に乗り切らなくては・・・とちょっと弱気になっていたのだけれど、夜、息子から連絡があった。
 今朝、最終面接を受けた本人希望の企業から、夕方になって内定電話があったという。先日内定を頂いた企業は東京、今日の内定は関西だ。関西だろうと東京だろうと、君が幸せに働くことが出来るなら私もハッピー、そうLINEで送り出した。

 この数か月、彼なりによく頑張ったと思う。まだ選考が続いている企業もあるけれど、これでほぼ活動は終息しそう。とにかく是が非でも卒業しなくては、とお尻に火が付いた模様。昨日宴会だった夫は、今夜は一人で祝い酒。顔を赤くしてひっくり返っている。

 彼からの電話を受けながら(話が止まらない、食事は中断)私も不調がどこかに吹き飛んでしまった感じ。病は気から、は本当かもしれない。そしていつだったか、ある方から言われた「心配の種がなくなったら逆に安心して長生き出来ないのでは、だからこそ息子さんは色々気を揉ませて(楽しませて)くれるのでは」という話もまんざら嘘ではなさそうだと思う木曜日の夜である。
コメント
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