インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

各クラスの建て直し

2007年03月12日 | 歴史
もうすぐ6年生がいなくなる平成塾。

AクラスからDクラスまで分かれている物の、ここへ来てCクラスの塾生がやる気を見せて来たので、各クラスの実力差が非常に曖昧になって来ました。

Cクラスで努力している塾生と、相変わらずBクラスでのんびりしている塾生。
捕れる捕れない以前に、物事に立ち向かう姿勢に温度差を感じます。


そこで、今日の練習は思い切って2つのクラスに分けてみました。


ひとつめのクラスはバッテリー組。

これはAクラスの塾生がほとんどなのですが、ピッチャーとキャッチャーを対にして投球練習を行わせます。
元々人数が多い平成塾。
なんと5組、10人のバッテリーで練習を行う事になりました。

そしてもうひとつは野手組。

残った全員が野手組として、もう一度各自の実力を見直そうと言うもの。
基本ノックを正しく捕れるかどうかが問われます。


その前に、まずは給水。


喉が渇いていようが、渇いていまいが、給水タイムには全員に給水をさせます。

これは熱中症による脱水症状の予防策の他に、練習の途中で喉が渇いた等と言わせないようにする為の習慣を付けさせる為です。

当然、脱水症状の兆候が現れた塾生には、練習途中であっても給水は行わせますが、常に水分補給を行っていると体力の向上が見られません。
そこら辺りのさじ加減が指導陣に問われます。


単なる休憩時間だと勘違いして、「遊んで♪」と塾生に寄って来る久美ちゃん。

塾生達は貴重な給水時間なので相手にしてくれません。
「ねえ、遊んで♪」

周りの空気を読めないのは、まだ幼いから?
それとも単に遺伝の問題でしょうか?


ノックを行う地域に野手組が集合します。

バッテリーを除いた全員が集合ですから、受ける野手も相当な人数。

こんな時、男の子は密かに闘争心を燃やしたりしているんですね。
何気ない仕草ですが、あいつには負けない、自分の方がクラスは上に行くんだなんて勝手に想像したりしています。


で・・・・
ふと気が付くと塾長の足元に。


僕はAクラスでしょうか?



違います。



そうそう。
今日は味噌っかす・・もといっ! 体験入部の塾生がいるのでした。

今まで面倒を見てくれていた副大はバッテリー練習で、ピッチャーの球を受けに行ってしまったのです。
でも大丈夫。

野手組にもAクラスの6年生が残っております。
急遽自衛隊が派遣され、カカオに投げ方の基本を教えてあげるように指示されます。

これでバッテリー組、野手組、自衛隊の訓練キャンプと3組に分かれて練習開始。


野手組はまずノックを受けるグラウンドを均します。

自分達がノックを受けるグラウンドは、極力イレギュラーしないように事前の準備を行うんですね。
イレギュラーバウンドするようなグラウンドでノックを行うと、ボールに対する恐怖心が増すだけで決して上手くなりません。

ましてや打球の速い平成塾のノック。
自分達の身は自分達で守る習慣が付いています。


人数が多いので、均すグラウンドも広範囲に及びます。

最初は1箇所でノックを行い、実力に応じて下のクラスへ振り落とされます。
最終的には4箇所でノックが行われる事になりました。


行くぞっ!

今日は気合充分のトレイシー。
心なしか以前よりノックの打球が速くなっています。

これが捕れなければ下のクラス。
クラスを振り分ける為のノックだと思えば、ノッカーも手加減はしません。

避ける、後ろへ逸らす、身体の横で捕る、それらは全て下のクラスへの切符となります。
受ける野手も必死でボールを止めに来ますよ。


はいよっ!

さてさて、野手組のノックがスタート。

後ろの方に自衛隊の訓練キャンプがちらっと見えますね♪
僅か20m程の距離を隔てていますが、この20mの距離で随分と空気が異なります。