インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

投手王国の平成塾

2007年03月15日 | 歴史
随分と大勢の野手が練習をしていますが、グラウンドの反対側を見ると投手陣が投げ込みをしています。


この日、投げ込んでいるのは5人のピッチャーとピッチャー候補。

何しろクラブチームでも5組のバッテリーを持っているチームは少ないでしょう。
この界隈では存在しないかも知れませんね。

他のクラブチーム関係者が見たら、さぞや羨ましい光景だと思います。


こちらは、この日からキャッチャーの練習をするように言われた銀ちゃん。

キャッチャーは野手の中では最も頭を使います。
他人に気配りが出来て、先を読む力が要求されるんですね。

で、なんでこんな場所で練習してるかって?
それはすぐに解りますよ♪


ブルペンの上座では、矢田主将が投げ込みます。

思えば3年生の最後に、ピッチャーをやってみたいと自己申告をしたのが始まりでした。
随分と努力をしたお陰で、今やエースの風格が漂います。
下級生が憧れるのも解りますね。

受けるのは副大。
リードと気遣い、大きい声での指示は満点のキャッチャー。
問題はキャッチングと素早いスローイング。
打撃ではピッチャーを常に助けます。


抑えの切り札、ポロ和。

メジャーリーグで言うところのクローザーです。
炎天下の練習試合では、エースの矢田主将を何度も助けました。
絶妙のコントロールの持ち主です。

受けるのは平成塾の正捕手べったん。
キャッチング、スローイング共に満点です。
打撃は4年生の時から4番を任される非凡なバッター。
何度も平成塾のピンチを救いました。


貴重な中継ぎのアニジャ。

この第三の投手がいたお陰で、随分と安心して試合を見る事ができました。
球の伸びは素晴らしく、感情を出さないポーカーフェイスで打者を翻弄します。
球の回転が凄く良いので、握力が付き始めたら簡単には打てないでしょう。

受けるのは、やはりこの日からキャッチャー練習を始めた涼音。
サウスポーのキャッチャーって珍しいんですよ。
野球用具店にも左用のミットってあまり売っていません。


来年のエース、あつや。

なんと4月から5年生であるにも関わらず、所属するクラブチームではキャプテンに選ばれたそうです。
平成塾ではエース、クラブチームではキャプテン。
八面六臂の大活躍ですね。
心配されていたスタミナも随分と付いて来ました。
後は握力を鍛えて、ボールにもっと回転を与えるだけ。

受けるは常にポワッ?としているポワワン。
たまに良いプレーもするのですが、大抵の場合は指導陣の期待を裏切ります。
4月からは最上級生。
ポワワンのキャッチングが平成塾の試合を左右しますよ。


銀ちゃんは1球ごとに右往左往。

慣れないキャッチャーだから?
いいえ・・・・




ピッチャーがプリだからです。

プリの地肩の強さは指導陣全員が認めるところ。
まともに投げ込ませたら、とんでも無い速球が登場するでしょう。

但し、現在は照準器の付いていないバズーカ砲。
銀ちゃんがサッカーのゴール前で構えているのが御理解頂けましたか?


それでもゴールが小さいかも・・・・

いいんです。
この時期はコントロールなんて二の次。
今はボールのスピードを上げる事に専念して下さい。

コントロールなんて、フォームが固まれば自然と付いて来ます。
その前に銀ちゃんさえ壊れなければ・・・・

こんな贅沢な育て方が出来るのも、公式戦に参加しない平成塾ならではですね。
じっくりと基本から教えて行きますよ♪