インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

書き取りノック

2007年03月14日 | 歴史
守備練習で最もよく行われるのがノック。

平成塾には色んなノックが有りますが、代表的なのがアドレナリンノックと書き取りノック。

書き取りノックとは漢字の書き取りと同じ。
回数を繰り返せば繰り返すほど身体に染み付いて行く事から、書き取りノックと塾長が命名しました。

正に漢字の書き取りと同じで、一度できたからと油断していると肝心な所で間違いを犯します。
徹底的に身体に沁み込ませないと駄目ですね。

それにはノックを受ける野手に待ち時間を作らない事です。
一人が一度に使う時間を5秒としても、12人もいたら一分間に一度しかノックを受ける事ができません。
ましてや人数の多い平成塾。
そこには指導陣の創意工夫が盛り込まれています。


まずは球足の若干速い第一グラウンド。

ここでは若干速い打球を捕らせてみます。
但しほとんどの打球が正面へ。


隣の第二グラウンド。

御存知、鬼の打球を放ついっちゃんノック。
血も涙も無いいっちゃんにしか出来ない荒業でございます。


そして第三グラウンド。

打球は緩いが癖のある打球が多く繰り出されます。
球も右に左に飛ぶので、塾生はおのずと足を動かす事になりますね。


最後は第四グラウンド。

ここでは最も簡単な打球を捕らせて、キャッチングフォームを矯正します。
捕るだけでは駄目、捕るフォームが正しくなるまで練習しますよ。

誰が決めた訳では無いのですが、指導陣同士の阿吽の呼吸でこのように分かれます。
受ける塾生もコーチの指示で、あっち行け、こっち来い。
苦手を克服する為の徹底指導ですね。


苦手と言えばケイゴ。

未だにボールの正面に入る事が出来ません。
写真のように必ずボールを避けてしまいます。

それを克服する為にはめさせたキャッチングボード。
両手を使わないと絶対に捕れない代物なのですが、これでは当分ボールを捕る事が出来ませんね♪


同じくキャッチングが苦手なコウヘイ。

手にはめさせられたのはキャッチングボード。
グローブと違って、片手ではボールがつかめません。


アップにするとこんな感じ。

ボールをボードで止めて、素早く利き手に持ち替えます。
正しい姿勢で捕るとグローブと同じように扱えるんですけどね。

またキャッチングそのものより、プチ塾生は構える姿勢が出来ません。


こんな感じです。

これではなかなか守備範囲が広がりませんね。
膝の使い方を覚えるまでには、まだまだ半年くらいかかるかな?


こんな感じで待てるようになると、突然上手く成り出すんですけどね。

もうBクラスは目前のクルミ。
立って構える姿勢も様になって来ましたね♪

脱プチ塾生も現実味を帯びて来ました。


ボールの正面に入り、ガッチリと腰を落としてキャッチするユウタ。

前々回の練習から一皮剥けました。
正しい基本姿勢が身に付いて来たかな?

でも、このように基本を守ると、見ていても簡単そうにキャッチします。
本当のファインプレーはファインプレーに見えないと言いますが、確かにこの写真でも簡単そうに捕っていますね。

プチ塾生があまりにも簡単そうに捕るので、カカオも急遽ノックに参加。


自衛隊の訓練キャンプの成果や如何に?

後ろでは教官が心配そうに見つめます。
おーい・・・ 手の位置が少し違うぞ・・・


果たして・・・・


それでも見事にキャッチ。

態度で教官がほっとしたのが伝わって来ます。

妙にボールがでかく見えるな・・・・


さてさて、カカオがきっちりと捕れた日にゃ、黙っていられない塾生が一名おります。


兄貴の面目を賭けてチョコが参入。

カカオの捕り方はまだなっていないっ!
ボールを捕るだけじゃ駄目だ。
このように素早く、もっと寄りを早く、捕った後は正確にっ!

よく見てろよっ!!


あれ?