インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

躍動

2007年03月13日 | 歴史
AクラスからDクラスまで、まずは十羽一からげでノック開始。

さすがにこの時期、極端にボールを怖がる塾生はいなくなりましたが、たったひとつのボールを捕るにも塾生一人一人の個性や考え方が反映されています。

まずは溌剌とした塾生達の守備を御覧下さい。


トップはカブ。

ボールの正面に入る躍動感がよく現れているショットです。
1年ほど前まではCクラス辺りを低迷していたカブも、今や押しも押されもせぬセカンドのレギュラー。
動きに自信を感じますね。


今や最もAクラスの近くにいる子旦那。

ボールへの寄りが素早く、目の位置が低い状態で動けるようになりました。
単に捕球するだけなら、往年の旦那よりも正確な姿勢です。
あまり闘志を前面に出しませんが、内に秘めた気合は相当なもの。
6年生が卒部した後は、野手の要として活躍するでしょう。


最近、急成長を遂げるチョコ。

3年生のプレーとは思えないほど落ち着いています。
球を良く見て、正確にキャッチングポイントを測っていますね。
膝も曲がって、多少のイレギュラーには充分に対応できる姿勢です。
このまま行くと、上級生を飛び越してポジションを獲得しますよ。


無難なキャッチングをする早太。

捕れるポイントが少ないので、どうしてもボールを待ってしまいます。
けれど、これでも本人は大きな進歩をしているのですよ。
最初は軽く投げた捕り易い球も捕れなかった早太。
今は絶対にボールを逸らせまいと、他の誰よりも顔が真剣です。


1年生よりも小さいマチャキ。

妙にグローブが重たそうです。
小さいくせに気は強く、誰よりも上手くなりたい塾生。
2年生とは思えない身のこなしを見せますが、いかんせん手足が短いので未だに守備範囲が広がりません。
この塾生が4年生くらいになった時は、とても凄い選手になっていると思いますよ。


正しいポイントでキャッチするユウタ。

前々回までは、ここに飛んで来たボールはまず避けていました。
けれど、今では確実にキャッチできるポイントに変わっています。
身体もボールの正面に入り、右手も遊んでいませんね。
足の運びも正確です。


実戦慣れしているバージル。

右手の使い方も、目の位置も申し分ありません。
ただ、バージルは両足が揃ってしまう悪い癖を持っています。
せっかく膝を柔らかく使えているのに、両足が揃ってしまう為に上半身の柔軟性が失われます。
これさえ直れば、どんな球でも捕れるようになるでしょう。


歴代最大の2年生タクミ。

大きな身体ですが、とても優しく周りに気遣いのできる塾生です。
ボールへの寄り、目の位置、右手の使い方は問題無し。
けれど身体が重たい分だけ、腰を落とすのに時間がかかります。
もう少し筋肉が付き始めたら、周りを圧倒するパワーを見せ付けるでしょう。
それまでに基本の姿勢をマスターして下さいね。


ボールを確認するクルミ。

以前は突っ立って守っていたクルミも、きちんと膝が使えるようになりました。
脇も締まって、この後も素早い動作が行えそうです。
野球を始めて1年以下の塾生とは思えない動きですね。
飲み込みも早い塾生なので、すぐに上級生を脅かす存在になるでしょう。
問題は集中力の持続だけ。


楽しくプレーするミキ。

ミキはいつも楽しそうに野球をします。
ミキがいるだけで、周りの雰囲気が明るくなりますね。
全然ボールを怖がらないのもミキの特徴のひとつ。
後は移動の際の下半身が使えるようになるだけですね。


気合充分のコウタ。

目下のところ、ライバルのユウタと熾烈なポジション争い。
お互いにボールから逃げず、がっちりと腰を落としてボールを止めます。
このように同じチームにライバルがいると、お互いに切磋琢磨して上手になりますね。
コウタの持ち味は球際の強さ。
手が届く所なら、ボールを後ろにやりません。
最大の課題はスタート。
もう少し膝を曲げて構えるようになれば、著しく守備範囲が広がるでしょう。



不思議なもので、頼りにしていた上級生がいなくなろうとすると、それまで甘えてばかりいた下級生が伸びて来ますね。
プチ塾生が本物の塾生になるまで、あと一歩の所まで来ています。