インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

クラス分け

2007年05月01日 | 歴史
平成塾は学年に関係無く、本人の実力でクラスを分けられます。

これが現在の学校制度とはちょっと違う所。
無遅刻無欠席でも、野球が上手くならないと上のクラスに上がる事は出来ません。
各クラス毎に練習内容や教える事が違うからなんですね。

そう言う意味でも、とても大切なクラス分けなのですが。
テストを受ける塾生達にとっては、大人とは比較にならない緊張の瞬間。
何しろ生まれて初めて体験する実力の世界。
冷酷非情に自分の実力を言い渡されます。


まずは軽くボールを投げて捕らせます。

見る人が見れば、この段階で野球の実力だけで無く、これまでの運動に関する経験までもが解ります。
本当に最近の子供は表で遊ぶ事が少ないんだなぁと感じる瞬間。

日頃、運動神経や反射神経に刺激を受けていない子供達のてんこ盛り。


軽く捕りやすい球を投げるだけなのですが、異常に緊張して構えます。

大方の予想を裏切る事無く、きっちりと捕球できないプチ塾生達。
中にはグローブに全く触る事無く、胸にボールを受ける奴もおります。

これはテレビゲームの影響でしょうね。
二次元でしか動く物を見た事が無いと、三次元で物を捉える事が出来ません。

どうすれば飛んで来るボールに触る事も無く、自分に当たる事が出来るのか是非とも教えて欲しい連中でございます。


丁寧に捕りに行くのですが、捕球の基本は出来ていません。

一生懸命さは伝わって来るんですけどねぇ。
これからじっくりと直して行かねばなりませんね。


2年目のマサト。

余裕をかまして、全くボールを見ていません。

これで捕れる事の方が不思議なのですが、本人はその事に気が付いておりません。



このクラス分けテストでは、今まで全く野球をやっていない塾生、やった事はあるけど基本もフォームも出来ていない塾生、ある程度理解していて色んな事を想定させる必要がある塾生、更なるステップを踏んで実戦練習に入る塾生などに分けられます。


で、初回のクラスが発表されました。


まずはDクラスから。


多いなー・・・・・・・

このクラスはまずボールに慣れさせます。
野球がどうこう以前に、ボールの特性や団体での行動を身体で覚えさせるんですね。
それと同時に野球の基本と楽しさを教えて行きますよ。


次は基本組のCクラス


まだまだ基本が出来ていないクラスです。

投げ方、捕り方を中心に教えます。
ここできっちりと練習しないと、いつまでも上のクラスに行く事は出来ません。

この後、プリと防衛大がBクラスに上がりました。

つまり、クラス分けはされたものの、1年間このクラスで練習する訳では有りません。
実力が付けば、いつでも上のクラスに行く事が出来ますし、逆に下のクラスに落とされる事も有ります。

現在のCクラスは限り無くBクラスに近い塾生と、限り無くDクラスに近い塾生の混在団体でございます。



そしてBクラス


このクラスから受けるボールのスピードも格段に上がります。

どんな球でも捕れて当たり前のクラスになります。
ここでボールを避けるようであれば、すぐにCクラスに戻る事が出来ますよ。


そして栄光のAクラス


♪ヒュ~ルリ~ ヒュ~ルリララ~

誰もいません・・・・

初日は該当者0でスタートとなりました。

まあ、初回は時間も有りませんでしたし、1名か2名をAクラスに上げても練習がし辛いと言う理由も有ったんですけどね。
次回から本格練習に入りますので、何人かがこのクラスに上がる事になるでしょう。



何度も書きますが、野球も勉強も同じ。

教わっている時間は勉強や練習の時間に含まれません。
教わった事をきちんと復習して、自分で身に付けた奴だけが上のクラスに行く事が出来ます。

さあ、初日に教わった事が何人出来るようになって、次回の練習に参加するでしょうか。

1日も早くAクラスだけで9人揃えたいものですね。