インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

運動神経とニューロン

2007年05月22日 | 歴史

最近は、塾長の家の隣にある公園が塾生のレジャーランドと化しています。

差し詰め、塾長はレジャーランドの管理人と言った所か?

何しろ休みの日になると、朝から「ビンボー  ン」と呼び鈴が鳴り、誰かしら必ず訪ねて参ります。
まあ、家にこもってテレビゲームなんかするより、よっぽど健康的で健全だし、子供達の向上心に貢献できるのであればいくらでもお付き合い致しましょう。

とは言っても、あまり大勢になるとそれなりに危険も伴います。
そこで購入した秘密兵器。


商品名は「ゆうボール」

一見すると硬球のように見えますが、実は赤ちゃんが使うボールよりも柔らかい物。
誰かに当たっても全く危険が有りません。
でも、握り心地や重さは本物のボールに近い優れ物でございます。
塾長のお小遣いの大半は、こんな物を買っているか飲み代に消えています・・・

この「ゆうボール」。
縫い目がしっかりしていて、投げた時の球の回転が良く解ります。
ちょっとでも投げ方が悪いと、まっすぐに飛ばないのも特長のひとつですね。


さあ、今日も来ました自主独立向上軍団。

早速ゆうボールを使ってキャッチボールです。

単にキャッチボールをするだけなのですが、ここでは重要な事を学んで行きますよ。
各自のフォームの悪い所を直し、正しいフォームで投げた時のボールの違いを教えます。


言われた通りやっているつもりですが・・・

最初の内は頭と身体が連動しません。



え~と・・・・

足が前に出て・・・  左手で相手を狙って・・・
あれ? 右手はどうするんだっけ?

この時期の脳細胞は、言われた事をひとつひとつ解析しながら身体に指示を出します。
その為に、どこかひとつに神経が行くと、他の部分を同時に動かせないんですね。

いわゆる運動神経を鍛えると言うのは、これを繰り返す事によって身体が勝手に動く仕組みを作って行く事なんですよ。

ある程度、繰り返して行わせる事によって、脳細胞を司るニューロンと言う組織が班を構成します。
各々の班は、最初の指示だけで後は勝手身体に指示を出し始めます。
大人が肌で感じる「慣れ」と言う奴ですね。

この「慣れ」と言うのは、頭の中で脳細胞がそれを担当する班を構成した現われなのです。
ですから、変な癖が付いた時には直すのが大変なんですよ。


こちらはチョコの投球フォーム。

一見すると良いフォームに見えますが、変な癖が付き始めようとしている所です。

下半身の体重移動も出来て、きっちりと相手を見て投げているのですが、肝心の腕の振りが小さく手投げになっていますね。
右肩が自分の左ひざの前に出ていません。

コントロールを気にして随分と投げたのでしょう。
小さくまとまろうとしていますので、これをもう一度大きな腕の振りに直します。


そして荒削りながら、現在良い方向に進んでいるのがナオキ小。


単にノベーッと投げているように見えますが、体重移動がしっかりと出来てボールのリリース位置も良いですね。

これだけ大きく腕を振れると、身体が出来た時にはとんでもない速球を投げられるようになるでしょう。


そうです。
塾生達は全員が小学生。

今の段階で結果なんて出さなくても良いのですよ。

将来を見据えて、じっくりと身体とフォームを作って下さい。
焦らずに、きちんと練習していれば、君達は必ず上手になりますよ。






で・・・

明日は水曜日。
学校の授業が終わるのが早い日。

何やら嫌な予感がする・・・