インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

緊張

2010年11月15日 | 歴史
選手は試合前が最も緊張するものなんです。
応援しているお母さん達から「なんでそんなに固くなってるのよ」なんて罵声が飛ぼうが、優しい指導陣から「普段通りにやれば良いから」なんて声を掛けて貰おうが、勝手に緊張してしまうのだから仕方がありません。

この緊張にはいくつか段階があるのですが、最初に少しほぐれるのは試合が始まる挨拶の時。
試合開始と同時に不思議と少し肩の力が抜けます。
もうまな板の上の鯉と同じ状態になるんでしょうね。

完全に緊張から解き放たれるのは、投手であれば最初のワンアウトを取った時、野手であれば最初に打球を正しく処理できた時になります。
つまり、野手の緊張が取れるのは投手よりずっと後になったりするんですね。
試合の最初の方でボールが飛んで来てくれれば良いのですが、ボールが飛んで来ないといつまで経っても落ち着く事ができません。

さて、そんな事を頭に入れてから塾生達の試合前の表情をお楽しみ下さい。


試合に先立ち、改めてスタメンの発表を行います。

大体、この頃が緊張感のピークになります。
もう今更何をしても無駄なのですが、経験の少ない選手達は何かやり忘れている事が無いかなど不安になるものなんですよ。


アップ前の整列の時も、どこか冴えない表情の塾生達。

きっと御尻の穴付近がもぞもぞしてるんでしょうね。
色んな事を考えているみたいです。


こちらはお気楽なレディースに挟まれて、つい笑ってしまうユースケ。

レディースは今日の試合に出ないから緊張してないのよ。
まあ、試合前は本来このくらいの余裕が欲しいものなのですが。
実は何も考えていない事を露呈するユースケ。


この辺りは緊張の極み。

普段と表情が全く違いますねぇ。
紅組の一番を任されたイブキなんぞ、今にも内蔵を吐き出しそうです。


その空気は低学年軍団にも伝播します。

なんか今日はいつもと違うなぁ。
微妙な空気を感じ取るプチ塾生達。


さあ、アップの開始です。

足が地に付いていないので、フワフワと走る塾生達。
声のトーンもいつもとは明らかに違います。


そんな塾生達の緊張感なんてお構いなし。

塾生で遊ぶ塾長。
サラドレをこうして上から押さえて。


パッと放すと・・・

クネクネクネクネ~・・・・



アップが終わった段階から、チーム毎に分かれます。

こちらは名取コーチが率いる白組。
キャッチボールやトスの時間配分もチームしだい。


こちらは芝山コーチ率いる紅組。

6年生バッテリーに気合を感じます。
白組の4年生バッテリーに負ける訳には行きませんからね。


で、こちらはプチクラス。

紅組白組の緊張感なんて全く関係無し。
ここはいつ来ても、ほんわかとした空気がゆったりと流れていますよ。


この日はアヤナとダイキの従兄弟が遊びに来ました。

グローブを貸して、一緒に参加させてあげる平成保育園。
この二人は普段はサッカーをしているんだそうです。


こんな屈託の無い笑顔のプチ塾生を見た後に振り返ると、緊張感で泣きそうな顔をした試合前の塾生達がそこにいますよ。