先に書いたように、箱根旅の1日目は雨、2日目はガスと、あいにくの天気だった。
海賊船にも乗ったが、すぐ近くにそびえているはずの富士山もまったく見えず。
仙石原も、日が差していれば、ススキの穂がキラキラ輝いていたろうが、
曇りでは灰色の平原が広がっているだけ。
でも、3日目はとうとう晴れた。
週間予報では最初、3日とも雨マークがついていたので、1日だけでもありがたい。
そして、3日目はオリエント急行の次に期待していた彫刻の森美術館へ行く日だった。
ここは広大で、その上高低差のある敷地に彫刻が点在している屋外美術館だ。
入り口を入ってまずエスカレーターで降下(恐竜博物館みたいだ)。
その建物を出るとすぐ目に入ってくる有名な彫刻2点。
ふつうに回っても2時間はかかるとあったが、ツアーの滞在時間は1時間15分。
だから全部見ようなどと欲張らずに、のんびり歩こうと思った。
一番低いところにあるピカソ館と子ども向けのネットの森は行かないことにした。
そして、「幸せをよぶシンフォニー彫刻」を目指す。
これは建物全体がステンドグラスで覆われている。
晴れていてこその眺め。
上まで登って見下ろす。
らせん階段はとても細くて、下を見るとちょっと怖かった。
下まで戻ってきてホッ。
ぜったい立ち寄るつもりだった「森の足湯」
お土産に買うつもりでいた足湯タオル
入り口広場の彫刻がモチーフ
ちなみに、この日は朝ホテルを出発したバスの中からも、
帰りの新東名高速道路上でも、幻日が見えた。
家に帰って写真を見ていたら、彫刻の森美術館で撮った写真の何枚かにも写り込んでいた。
上の写真の右上に見える丸い光がそれ。
写真でも、雲とちがって虹色をしているのがわかると思う。
これは太陽の左側の幻日。
雲のコンディションがいいと、太陽の両側に見える。