FPの家で暮らす

ストレスフリーなFPの家で ひとり暮らし満喫

横山秀夫『ノースライト』

2020-12-11 14:35:38 | 本・映画・音楽の感想

図書館の貸し出しウェイティングリストが長い間はようすを見ていて、
予約待ちがなくなった先週、ようやく借りてきた『ノースライト』。
半分ほど読んだとき、テレビドラマが放映されることを知った。
それが、明日。なんとかその前に読み終えることができた。

最初、ミステリーだと思って読み始めた。
でも、ちょっと違った。
謎解きには違いないのだけど、解く謎が予想外のものだった。

ダム建設に関わっていた父親とともに、日本全国の飯場を渡り歩いた主人公の子ども時代。
それが丹念に描かれている、そのわけも最後にわかった。

ラストはとても暖かい気持ちに満たされる。

主人公を演じる西島秀俊はなんとなく想像できる。
ドラマで見たいのは、もうひとつの主役、彼が設計した信濃追分の家だ。
豪華客船の煙突のような光のチムニーがそびえる外観。
ノースライトがどんなふうにさし込み、浅間山がどんなふうに窓から望めるのかも見たい。

そして、できるなら、藤宮春子メモワールも。
主人公の設計事務所が全力で書き上げた美術館。
きっとわたしの想像力なんて凌駕しているはずだから。


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球根植えてマメができた &『リアルサイズ古生物図鑑』

2020-10-18 15:50:23 | 本・映画・音楽の感想

今年はいつもよりチューリップを多めに植えようと思い、20個入りの袋を買ってきた。
午後、植え始めたのだけど、10個行かないうちに、手のひらにマメができて、今日は終了。
手のひらの皮が薄いというより、うちの庭の土が堅すぎるのだ。
今日掘ったところは、ディコンドラこそ繁茂しているが、ほぼ初めてスコップを入れた場所。
10センチ掘るのにも大変な力が要る。
土壌が堅くて一番困るのは支柱が刺さらないこと。
それでずっと苦労してきた。

話は変わって、『リアルサイズ古生物図鑑』古生代編を読み終わった。


このシリーズは人気だけど、なんとなく子ども向けの図鑑というイメージがあった。
子どもと古生物が並んでいる絵の広告を見て、そう思ったのかも。
でも、説明はかなり専門的だった。
もっとも、子どもが絵のページだけを眺めても十分楽しめると思う。
ついでに説明文も読めば、専門的な知識も自然に身につく?
将来、子どもや孫を古生物学者にしたかったら、プレゼントしてみるのもいいかも。

イラストはユーモアたっぷりで、かなり楽しめる。
イカといっしょにカルニオディスクスが干してある絵なんか最高。
鮮魚売り場に、鯖や鱸とともにアノマロカリスが並んでいたりもする。
けっこう食材ネタが多い気がした。
ここから『古生物食堂』が派生したのかもしれない。


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アノマロカリスが出た!

2020-10-01 14:38:36 | 本・映画・音楽の感想

図書館で借りてきたこの本。


一冊丸ごとアノマロカリスで、なかなかおもしろかった。
断片的な化石から全体像を復元する難しさもよくわかった。

ところで、この本にはAR(拡張現実)のおまけがついている。
それには、アプリをダウンロードして、表紙を読み込ませればいい。
でも、図書館の本って、保護のためにカバーの上からフィルムがかけられているのよね。
内側の表紙が見られないのだ。

図書館のスタッフにARをやりたい旨申し出たら、来週まで待ってほしいと言われた。
というのも、その本は、わたしが行く支所の所蔵ではなくて、別の支所のもの。
勝手にフィルムをはずすことができないのだそう。

次の週、取りに行ったら、フィルムは前のままで、表紙のコピーが別についてきた。

それほどきれいなコピーじゃなかったけど、やってみたら、ちゃんと読み取れた。

うちにもアノマロカリス召喚!

写真だけでなく、動画も撮れる。
一回読み込めば、履歴から呼び出せるので、本を返してもいつでも遊べる。

ところで、長~いコロナ休みが終わって、今日からまた出社となった。
すぐに前の調子に戻れるか心配したけど、あっという間に勘は戻ってきた。
電話でしかやりとりのない得意先の人にも、ひさしぶり~、声が聞けてうれしい!と言われた。
まだコロナが収まったわけではないので、当分は3時間勤務だが、これって楽~

全休だと、5時間勤務分のパート代がもらえるのに、3時間だけ勤務した方が減るのはちょっと矛盾してる。
でも、ずっと家にいるより、仕事に行く方が刺激になっていい。


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久しぶりに本を読んで泣いた

2020-08-13 14:21:56 | 本・映画・音楽の感想

辻村深月『かがみの孤城』


最近読んだ、十二国記『白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月』とか
少し前に読んだ、機龍警察シリーズ『狼眼殺手』とか。
好きな本、おもしろかった本、感動した本にはけっこう出会えている。
でも、鼻の奥がツンとして、思わず涙があふれてしまった本は久しぶり。

鏡をくぐり抜けたら、そこは異世界の城だった。
でも、クローゼットから入れるナルニア国とは違って、
城(というほど大きくはなく、せいぜいお屋敷くらい)の外へ出ることはできない。

1年後の3月30日までに、城の中に隠されている鍵を見つけて、
願いの部屋を開けた者は、ひとつだけ願いを叶えられる。

集められた不登校の7人の中学生たち。
恐ろしい敵がいるわけでもなく(敵はむしろ現実世界にいる)
ぬくぬくと安全・快適な鏡の中の城。
鍵が見つからないまま、城は7人には恰好の逃避場所となっていく。
だらだらと過ぎていく1年。

そして、3月。
怒濤の勢いで急展開する最終章。
たくさんの伏線。真相が明かされて、なるほどと納得。

願いが叶えられると、城での記憶は消える決まり。
彼らはその後どうなったか?

絆、そして未来への期待……
胸が温かさで満たされる読後。


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今日 借りてきた本

2020-06-10 13:00:37 | 本・映画・音楽の感想

緊急事態宣言が出て以来、事務のパートは時短勤務になっている。
これが、すご~く楽。楽すぎて、もうずっとこのままでもいいな~なんて。
もちろんその分給料は減るんだけど、気持ちにものすごく余裕がある。

本を読む時間もたっぷり。
図書館も通常営業再開なったので、予約してあった本を受け取ってきた。


「十二国記」に「機龍警察」。
大好きなシリーズの2冊が一度に来てしまった。
十二国記は、このあと第4巻が来る予定なので、間を置かずに読んだ方がいいだろうから、
まずは機龍警察を読むことにしよう。


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