新聞の本の広告で、宇江佐真理さんのところに「追悼」と書いてあって、
「えっ?」と思った。そんな亡くなるような高齢でもないのに……
慌ててネットで調べたら、去年の11月、死因は乳がんとのこと。
まだ66歳だった。
エクセルで作成してある読書メモで、宇江佐真理を抽出してみたら、
ずらりと出てきた。読んだ冊数ではベスト5に入っていることは確実だ。
宇江佐さんの作品で最初に読んだのが「雷桜」だった。次が「泣きの銀次}。
それまでのわたしは時代小説を読まなかった。きらいだと思っていた。
時代小説=侍というイメージがあったからだ。
でも、江戸の市井を舞台にした江戸庶民が主人公の宇江佐さんの小説を読んで、
時代小説が大好きになった。江戸という町も、そこに生きる庶民も、
思っていた以上に自由で生き生きとしていて魅力的だった。
その後、他の作者のも読んでみたが、宇江佐真理と佐伯泰英が
とりわけわたし好みだ。
そういえば、同じ並びの広告には「居眠り磐音江戸双紙」の
50巻と51巻が発売とあり、この51巻でシリーズは完結したと
出ていた。作者は少し前に50巻で終わりにすると話していたが、
話が延びたようだ。楽しみが増えるのはもちろん歓迎だけど。
ちなみに、今手元には、年末に図書館で借りてきた49巻がある。
これから読むところ。
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