八重山ツアー２：三島巡り

２日目はまず西表島へ渡り、仲間川遊覧ボートでマングローブ林を見た。
出発を待つ遊覧ボート。


けっこう広い川幅


両岸はすべてマングローブ林


マングローブと言っても、いろいろな種類があり、近寄って葉から見分け方を教わる。
遊覧時間は１時間ほど。
途中雨がパラつくこともあったが、すぐにやんだ。

由布島は、西表島のすぐ隣にある小さな島。
前は人が住んでいたが、今は丸ごと亜熱帯植物園になっている。
ふたつの島の間の海はとても浅くて、水牛車で渡る。


１台には最高１２人が乗れる。
水牛車は凹みでスタックしないように２輪なので、
動き出す前に乗っている人のバランス取りが必要になる。

常に何台も行き来している。


乗っている時間は１０分以下（水牛の気分で変わる）だが、
御者さんの水牛に関する話がおもしろい。
帰途の御者さんは海の真ん中で三線の演奏までしてくれた。

水牛はとても賢くて、三線の演奏が始まると、御者さんは手が塞がって綱を引けないし、
歌っているので「ゆうた、動け！」とかけ声をかけることもできないと知っているので、
サボりがちになるんだそう（笑）。

ほかに、おしっこをするために立ち止まると、終わるまで待ってくれるとわかっているので、
しないときでも、おしっこをするふりをしてサボるんだって。

由布島側から西表島を見る。


島内には亜熱帯植物が生い茂っている。
最初に昼食を食べて、あとは園内をゆるりと回る。


ちょう園もよかった。


でも、オオゴマダラはたくさんいたけど、アサギマダラは１羽も見かけなかった。


由布島には、水牛のお休み処もあった。


この日、最後に寄ったのは竹富島。
船の移動中には雨が降ったが、着いたらやんでいた。

星砂の浜や島内を１時間ほどで回る。
ほんとに表層を見ただけだが、前は島で泊まっているので今回はこれでよし。

風が強くなって、船が環礁から出ると、ジェットコースターのように上下した。
これもなかなか楽しかった。

ホテルに戻ってしばらくしたら、本格的に雨が降りだした。

　

八重山ツアー１

もう１７年前になるが、娘とふたり、八重山を訪れている。
そのときは竹富島に宿泊して、レンタサイクルで走り回り、満天の夜空を堪能した。
しかし、台風が接近していたので、日程を切り上げて帰ってきたのだった。
だから、竹富島以外の島へは行かずじまいとなった。

今回、他の島へも行きたいと思い、６島めぐりツアーに参加した。
ツアーにしたのは、自分で離島間の船便やら牛車やら遊覧船やらを手配するのは面倒だったから。
それに、石垣島内を動くにはレンタカーも必要になるだろうし。

４日間で６島を訪れるのだから、ひとつの島にはそれほど長居しない。
石垣島のホテルに３連泊して、毎日石垣港から島に渡るのだ。

初日の予定は石垣島鍾乳洞へ行くだけのはずだったが、
直行便に変わって、那覇での乗り継ぎがなくなり、時間に余裕ができた。
それで、玉取崎展望台とユーグレナモールにも寄った。




この日、前半は雨だったが、わたしが石垣空港に着陸したときはもう晴れていた。
この旅行中、船に乗っていたり、食事している間などに降ることはあったが、
外を歩くときに降ったことは一度もなく、けっこうラッキーだった。

竜宮城っぽい鍾乳洞入り口


鍾乳洞内部は変化に富んでいて、ワイルドでおもしろかった。


部分的にカラーでライトアップされていたり。



うん、似てる！

写真を撮りながらゆっくり回っていたら、周囲に誰もいなくなり、鍾乳洞独り占め。
外へ出たあとは、ここのレストランで夕食。
その後、ホテルへ入った。

　

旅に出る前からいろいろあって

八重山に行ってきた。
今回は、行く前からあたふたした。

出発する１週間と１日前、庭で足をグキッとひねってしまった。
次の日、慌てて病院に駆け込んだが、旅行の出発が１週間早かったら、やめていたかもしれない。
けっきょく旅行の出発までに痛みは治まらなかったが、湿布や痛み止めのおかげで歩き回ることはできた。

加えて、出発３日前の朝、今度は奥歯が欠けた！
慌てて歯医者に電話して、すでに予約いっぱいだったが、なんとか次の日に予約を入れてもらった。

そして、４月３日には台湾地震が起きた。
そのとき現地にいたら、船が欠航したりして大変だったろう。

今回、初めてキャンセル保険というのに入っていた。
だから直前で取りやめたとしても旅行代金は戻ってきたのだが、
保険なんてものは無駄になるに越したことはない。

さらにさらに、帰った次の日にもまた病院へ行くはめに！
３泊４日ツアーだったのだが、３日目の夜、足がパンパンにむくんでいるのに気づいた。
それはもう、くるぶしがわからないほどに。
普段は足の甲の骨や筋や血管が見えるのに、のっぺりなめらか。
赤ちゃんの足みたいにむっちむち。

医師によると、長時間座っていると起きやすいとのこと。
今回、飛行機もさることながら、船でけっこう長く座っていたからなあ。
デッキとかもない船だったので、船内を歩き回ることもなかった。
しかも、一番長い航路では、かなり太ももを圧迫される感じの椅子だったのだ。

そんなわけで、３月まで病院とは無縁の生活だったのに、旅行をはさんで病院のハシゴとあいなった。

石垣港からホテルへ向かう道で。