4時頃には終わる予定の和室の襖と障子の張替え作業、終わる見通しが立たない。娘が6時から予約していた月島の鮟鱇鍋の「ほてい屋」、六時半に変更する。
しかし、6時になっても終わらない。とりあえず、かあちゃんと娘達を月島に向かわせる。作業が終わったのが7時過ぎ。十分すぎる出来栄え。自宅近くでタクシーを拾い、夜分のこと、早く着くだろうとのことで昭和通り経由で月島もんじゃ通りに突入。「ほてい屋」の路地の前に約15分で到着。その間、娘から「仲居さんから鍋の火を付けるとセッツカレテる、今何処にいる?」との携帯の嵐。
タクシーで駆けつけた「ほてい屋」、今井美樹の夫、 布袋寅康の経営と聞いている。布袋の浮気にもできてる今井美樹は昔からファンだか布袋には関心がない。しかし、娘が苦労して予約したようだ。娘達が到着してすでに1時間近く経過していた。後ろで待機している仲居さん連中にさぞや落ち着かなかったことだろう。
既に鮟鱇鍋には火が付けられグツグツ煮えていた。慌しく辿り着いため、コースの刺盛が目の前にあるが、まずは生ビールを乾いた喉に押し込む。ゆっくり飲む間もなく仲居さんが個々の器に鮟鱇鍋を盛り付けを開始。セルフではできないシステムらしい。自分以外の家族は飲まないので、1時間もあれば十分と思うが手順のためか容赦はないようだ。
しかしながら、鮟鱇鍋はいつでも旨い。生ビールの後、「初孫」の300mlを注文し手酌で鮟鱇を楽しむ。たどり着いて約1時間、慌てて食べても満腹となる。娘が支払いを済ませてくれる。オジン達の結婚記念日との気遣いだと気がつき嬉しい。
月島はかあちゃんの出身地、オジンも隔月くらいで会議で立ち寄る。明けて翌日には月島での会議もある。
体も鍋で温かい、帰り道は築地まで歩こうかと勝どき方面へ。小学生の時、「勝鬨橋」の端にゴザを敷き、真ん中で跳ね揚げる様を見物したことことを思い出す。同じ思い出をそれぞれ娘達に話ながら、川面を背景にした都会のイルミネーションを満喫して築地本願寺の前からタクシーでアキバへ。
今は東京TOWERがオレンジのイルミネーションが下流に見えるが、来年は上流にスカイツリーのイルミネーションが見えるだろう。
翌日は、仲間と勝どきトリトン内の「飛賀屋」での懇親会。二日続きの月島であった。