今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

大晦日の人形町「筑前屋」

2013年01月03日 | お酒

 日比谷線秋葉原で待ち合わせ、大晦日の日本橋人形町に。最近出店の人形町「筑前屋総本店」。先日、甘酒横丁の老舗居酒屋「笹新」の帰りに、繁盛している気になった店である。前は老舗鰻屋の「大和田」だった。

 日比谷線「人形町」改札階からエレベータで大通りに出て、一本目の角を右に曲が。すき焼きの「今半」の一寸手前の角地に二方向がガラスでオープン、ガラスの引き戸のクラッシックな建物が「筑前屋」だ。元鰻屋の改造で作りを残しているようだ。

 焼きとん中心、モツ鍋も人気メニューのようだ。土日も営業、大晦日も営業は嬉しい。土日でも何時もは早くから繁盛している。

 大晦日、五時半過ぎに入るが意外と空いている。カウンターの一人酒の親父さんの次だ。早速、焼き豚とモツ鍋を注文。量が多いのが嬉しい。二人でも1人前で十分だとお姐さんに言われるままに一人前注文。確かに十分な量だ。メニューは焼酎メインでsoftドリンクが充実、しかし、燗酒(大)を注文。

 そのうち、カップルや女性を交えたグループがボチボチとテーブルを埋め尽くす。やはり、普段外から目にしていたが客層は若そうだ。メニューに「唐揚げバカ盛」とある。隣のテーブルのグループが注文。確かに皿から溢れんばかりの唐揚げ。一人酒の親父さんもモツ鍋一人前を前にして楽しんでいる。チェーン店のようだがリーズナブルで若い連中と行くには喜ばれそうだ。

 

 


年末総集編「新橋・虎ノ門居酒屋」

2012年12月31日 | お酒

過去のブログ更新の怠慢。この際、虎ノ門に職場本拠を移した後に寄った居酒屋or小料理、バーを一挙搭載とすることで!! なお、過去のブログ搭載店(升本、酔心、金魚ほか)は割愛。

胡椒饅頭」・・新橋から六本木に抜ける大通りの日比谷側数分のところの地下一階。コースで注文、老酒と一風変わった餃子、春巻きなどスパイスの利いた料理で満足。最近、岩本町やアチコチで見かけるチェーン店。お通しの一粒の「胡椒」が印象的。あまりにもイケルノデ追加すると快く三粒。

ユック」・・新橋駅からガードに併行して約10分。新規道路建設先の地下一階。中華料理風だが最後の鉄板焼きが印象的。メニューは若者向きか?

菊姫」・・石川の菊姫直営店だが、烏森神社の裏手の常連さん御用達風の路地にある。「酔心」のような大きな店ではなく、板さんの顔が見える小さな小料理屋がぴったりという感じ。日本酒は勿論「菊姫」、すべてのラインナップが揃っているという。お通しと料理には石川の料理と季節の拘りがある。後日別掲で紹介する。

かぼちゃ」・・・地下鉄虎ノ門駅新橋方面改札に続く約20秒の地下二階の奥の店。会社から至近距離の食い飲み放題コース3千円以内の近隣サラリーマン人気店。昼食でもちょくちょく利用。

誠義屋」・・・新橋駅から約5分、開店してまだ浅い串焼き専門店。若い店主と仲間?か店員の気合が感じられる。焼酎中心、日本酒党には寂しい、店の印象は一般的な感じでもうすこしかな・・

小虎」・・虎ノ門に近い、西新橋の路地裏。生ビール、ハイボール150円の看板に引かれる。昼食で寄って流れで入る。肴はそこそこの値段でトータル虎ノ門の普通かな・・

四川酒家」・・西新橋の虎の門より。メイン通りから少し入った中華酒家。365日営業が売り。大晦日に仕事の際、昼飯で寄った時の店員の明るいお姐さんが印象的だった。3千円以内でオーダー食べ放題、飲み放題が売り。先日、輸入許可前の老酒を進められ飲む。今は正規メニューにあるかな。

もつ千」・・虎ノ門の桜田通り沿いの地下一階。ハイボール、サワー系の酒類とツマミも安く、若いリーマンの人気店だ。牛レバーの禁止直後にコンニャクの偽牛レバーもそこそこの味。勿論、黒ホッピー有り。昼はキャシュオンデリバリーの人気のカレー店。ハラミなど二種類のカレーで500円で大盛りもOK。

「立呑み 福ちゃん」・・「もつ千」の1階。大型テレビで一人飲みにはいいかな。肴も多く、ホッピーもある。値段は立ち呑みとして相場。店長が注文を聞きに来て、運んできてくれる。動く必要がないのが嬉しい。

酒造 清龍」・・五時半でも入店が危ぶまれる人気店。利酒セットは人気メニュー。御徒町のほかにも居酒屋チェーン店の親父版。なんといっても安く、肴も多い。大人数の宴会もオーケーで、オジンは既に二回もセットした。

十米」・・汽車広場側ニュー新橋ビル二階。テーブル席のみだが、夜ともなると結構賑やか。値段と肴は適当なところか。最初に入った時には、たまたま若い客層が多かったせいかか大声で話さないと相手の話が出来ないので早々に退散。

かまくら御殿」・・新橋駅前のニュー新橋ビルの二階とくりゃあ、多少、土地勘の鈍くなった御仁でも迷わないのと思い使っている。ハッピーリタイヤメントの親父にはメニューは多少若者風で難があるが飲み放題が安い。かまくら風の入り口は低く頭をぶつけないように。

安芸路 酔心」・・駅前「酔心」の高級居酒屋版。霞ヶ関ビルに向かって右側のロッククライミングの練習上のようなビル。落ち着いた雰囲気で、一ランク上の料理は接待に最適。酒も「酔心」中心と思いきや他の厳選した日本酒も用意している。

輪違屋」・・虎ノ門に近い開店して一年ぐらいか、比較的新しい飲み屋。当初角ハイ98円があったが、今は串揚げ980円食べ放題。年寄りにはチトきつい。店長、店員さんともども気さくで気分がよい。二階は宴会も可のようだ。

CAT'S」・・数年前からたまに顔を出す再開発の近くの数少ないピアノバー。ママさんとチイママ?二人で切り盛り。二人とも歌唱力抜群、聞きほれてしまう。広いカウンターと20人くらい座れるソファ席。客層も年配層が主流。中にはフルートなどの楽器を持ち込み自ら演奏する客もいる。

HABU」・・ブリティシュパプがうたい文句。汽車広場からすぐのヤマダ電気を挟んだ反対側。二階に上がりキャッシュオンデリバリーで注文。若い連中が思い思いのビールやカクテルで数箇所あるスクリーンからの映像そっちのけで語り合う。若い連中連れて二次会にいいかも。

菊三八」・・「きくみや」と読むらしい。新橋駅前ビル一号館の地下一階。昔からの串がメインだろう老舗。新橋駅前ビルでは賑わっている一軒。カウンターでの一人のみもいい店である。お勘定はまあまあのとこか。

北の海道」・・虎ノ門地下鉄駅出た新橋からの国道沿いのビルの地下。北の幸を中心の飲み屋。仲居さん風に女性は和服姿。単品、コースメニューともあるが雰囲気、値段ともにそれなり。

串屋文蔵 霞ヶ関ビル店」・・霞ヶ関ビル(会計検査院?)の地下にあるチェーン店。鳥専門だがメニューはチェーン店だけあって、さすが豊富。文蔵焼きは辛いが癖になる旨さだ。日本酒メニューは少ないがサワー類は豊富である。


旭川の地酒と旭岳温泉

2012年11月03日 | お酒

 旭川の地酒は「国士無双」、「大雪乃蔵」、「男山」に代表される。10月中旬に毎年地方巡業で開催される業界最大のイベントが旭川。今回、全国の顧客への対応、業界知己やOBとの付き合いなど、いつもの通りやるべきことは多いが、旭川地酒の3銘柄は必達目標。

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初めて旭川空港に降り立ちリムジンで駅前に。ホテルに到着、すぐさま設営会場へ行ったが、既に設営完了し翌日からの展示会を待つのみ。折り返してホテルへと戻り、大阪からの連中と晩飯に合流。翌日の昔の海外視察仲間との飲み会の会場探しも兼ねている。少人数だが会場探しは難しい。どこの居酒屋を満杯、探すが中々見つからない。どこも業界イベントの歓迎のポスター、地域への貢献はすさまじいものがある。漸く、ひとテーブルは空いているという狭い路地の赤提灯「暮四季」に落ち着く。

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例のポスターは貼ってはいるがカウンター席はアベックで占領されている。追い込み座敷のテーブルに落ち着き、北の食材を注文。先ずはビールの後は当然に旭川地酒を注文。ここは地酒を全部取り揃えている。食材もケイジのルイベがひっそりとメニューにある。いい店に入ったと感動。鮭児(けいじ)とは知床周辺などで漁獲される未成熟のシロザケの中から選び抜かれた高級品と言われている。1万尾に1尾ともいわれている鮭児は、ルイベで食べると舌の上でとろけるような絶品の味わい。久しぶりの邂逅に話も弾み、当然に地酒はすべて制覇する。

 
さて、翌日は業界総会とイベントとあちこちに動き回って、一次会の元職の幹部さんとの会合、会社の顔合わせはパスして、公民業界の幹部さんとの久しぶりの飲み会で前夜の「暮四季」に。久しぶりの邂逅にさんざんに旭川の地酒を飲み干す。

 木曜夕方。イベントが終了。イベント参加の大方の社員は、翌日予定の社内ゴルフコンペのため早々に札幌に移動。旭川残留は顧問中心で主催者開催のレセプションに代表参加。大人数のレセプション終了後、街に出て三回目の旭川ラーメンを食す。

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翌日は、大阪の顧問仲間と駅前でレンタカーを借りる。まずは娘からメールでの指示の、市内のロテルデ北倶楽部で「チョコレート舞踏会」を購入。次は宿呑み用にと国士無双を仕入れに高砂酒造に向かう。

旭川といえば「旭山動物園」は欠かせない。泳ぐペンギン、北極クマ、アザラシなど真近にみる。人気になる所以にもある程度納得。Img_0229

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さて、旭川市内をウロウロした後、夜の泊地である大雪・旭岳温泉へ。途中、紅葉終盤の忠別湖や柱状節理の断崖が見事な「天人峡」へと寄り道しながら旭岳へ。途中から道の端には雪がチラホラ。旭岳温泉の今夜の宿「湧駒荘(ゆこまんそう)」を横目に雪景色のロープウェイ駅に到着。残念ながら強風により運休とのこと。売店のジャガイモ焼酎「北海男爵」に気づき購入し宿へと向かう。Img_0244_2

 
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「秘湯を守る会」加盟のロッジ風の宿は本州にはない風情だ。部屋からの景色はあまりよくない。内風呂は岩風呂でやや温め、各風呂ごとに泉質が違うようだが明確な違いはあまり感じられない。しかし、ゆっくりと入るには適している。風呂周りの鉄平石が磨り減り歴史が感じられる。露天風呂は内風呂から外の渡り廊下の先にある。夕暮れ時で薄暗い中にやや緑色かかった風呂である。Img_0252

 食堂で食事時にビールと地酒を注文後、高砂酒造「純米酒 風邪のささやき」を500円の持ち込み料を支払い部屋から持ち込む。宿の酒も注文するのだから、持ち込み料は問題だろう。秘湯と苦労して探す地酒は対のもの、「秘湯を守る会」での持ち込み料は再考すべきだ。部屋では地元限定酒「国士無双」で遅くまで語り合う。


乳頭温泉

2012年10月22日 | お酒

 いつもの仲間と飲みながらの新幹線「こまち」、二泊三日の秋田「地温泉の旅」。乳頭温泉行きバスの発車までの15分間に、田沢湖駅前の土産店で宿で飲む「秋田の地酒」六種類をまとめて購入。

 Img_9912どうしても田沢湖地ビールと湖を見たいという輩を立てて、余裕が無いなか田沢湖畔「ORAE」へ。昼食メニューは時間のかかる目玉のパスタをやめて、旨早そうなカレーを強制注文。地ビール「湖畔の杜」の肴に人気メニューのソーセージ。カレーを待つ間に自慢のビールで二度目の乾杯。食事もソコソコに田沢湖畔を千鳥足でのランニング。神の助けか5分遅れの乳頭温泉行きのバスに乗る。Img_9924_3

 乳頭温泉休暇村に着き、いよいよ温泉行脚のスタート、。湯巡り手帳(全七湯分1500円)を購入し温泉郷入り口で一つ目の休暇村の温泉に入る。前回、別の仲間と来た時に、湖畔のバス停で間に合わず見送り、入りそびれた温泉である。ブナの林に囲まれた板塀の露天風呂、単純硫黄泉の「高原の湯」。ひと風呂浴びて温泉郷宿泊者専用の湯巡りバスに運よく乗車。

 湯巡りバスの終点は、今回の連泊の宿「蟹場温泉」。全湯踏破にはチェックイン後に「大釜温泉」で2湯目を済ませることが絶対条件。歩いて2~3分の定期バスの終点の元小学校を移築したという温泉旅館。やや温い黄土色の泥湯で風情満点。露天はどんぐりの実が沢山沈んでいる湯床の泥をすくいシワ顔に泥パック。風呂の木枠も磨り減り、十分に歴史を感じさせる。しかし、洗い場が少なく中々泥顔を洗えない。冷水のみの蛇口で体を拭いて二湯を出る。Img_9942

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蟹場温泉では早速に売りの露天風呂「唐子の湯」に。宿から歩くこと2~3分露天の全景が目に入る。無色透明の重曹泉、男女時間入れ替え制である。夕食までは小1時間、買ってきた地酒「まんさくの花」の部屋呑みとなる。夕食時にも一本持ち込み。宿の出す地酒「秀よし」との飲み比べ。ゆっくりと呑んだ後、露天風呂に行く。目が慣れてくるにつけ夜空には星空の天体ショー。久しぶりに星空である。部屋では利き酒会、「高清水」、「李空」など。

 翌日は湯巡りバスで乳頭温泉郷の代名詞ともなっている「鶴の湯温泉」に。前回は蟹場から裏山の山道を歩くこと一時間強で、手ぬぐい一丁のあわや遭難劇・・・。今回は年寄りのこともあり無難にバスで。鶴の湯は日曜日とのこともあり混雑の極み。有名な乳白色の大露天では脱衣籠も先客で一杯。混浴なのだが女性には相当に勇気が要る。早々に上がり、休憩所まで運んでもらった昼食の芋鍋といぶりガッコ(大根、にんじん)の組み合わせは絶品だ。久しぶりに旨い鍋を食べた。

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鶴の湯温泉前から前日の休暇村まで湯巡りバスで送ってもらい。「妙の湯」へ徒歩で向かう。「妙の湯」は乳頭温泉郷では「鶴の湯」に次ぐ人気の温泉。上品な感じで女性客の人気は高い。ヒノキ風呂の匂いと柔らかい泉質、茶色の露天風呂「妙見の湯」と透明な室内風呂。いずれも落ち着いた雰囲気で、特に大堰堤の水の流れを見ながらの露天風呂の雰囲気は最高である。紅葉が遅れているのが残念だが。

 Img_0024_2「妙の湯」からは前日の「大釜の湯」の脇道を川伝いに「孫六温泉」へ。その奥には全湯走破最後の「黒湯温泉」がある。歩くこと30分「孫六温泉」へ到着。双方とも小規模な温泉のため二班に別れる。まずは二百mぐらい先の「黒湯温泉」へ。奥山の秘湯としての貫禄はいづれも劣らない。舞台のように突き出した白湯の露天風呂は開放感がある。 露天は基本的に混浴だが女性用も別棟に用意されている。土日、紅葉シーズンなどでは殆んどの女性は専用を使うのもむべなるかな。湯上りに一個50円の黒卵を食べる。箱根だと一個で10年寿命が伸びるという。

 黒湯で孫六隊と会い、こちらは「孫六温泉」へと戻る。秋田駒ケ岳から流れる川を渡ったところにひっそり佇む鄙びた温泉宿。まったく湯治場と言える。最後の湯巡り手帳にスタンプを押してもらい。全湯で一番熱いという孫六へ挑戦する。先発組みは源泉そのままの室内風呂には入れなかったそうだ。ここは「やってやろうじゃねえか!!」と相棒と「えいやぁ」とばかりにソォ~ト入る。成程、相当に熱い。肩まで浸かり静かにしていると、だんだんと慣れてくるものだ。しかし、何時までも熱い、我慢ならずに飛出て表の露天に直行。二つの露天風呂は室内の湯を傾斜に沿って順番に流し作られている。従って、順番に温くなっている。川のせせらぎを聞きながら気持ちがいい。四時近くになり、先客もいないので先発隊への証拠に、再度室内の熱湯入浴での証拠写真を撮影。「どんなもんじゃい!!」である。全湯制覇である。Img_0037

 孫六に再集合し、元来た道をブラブラと蟹場へと帰る途上、沢蟹が道を歩いている姿を見かける。前日も出会い、なるほど蟹場温泉である。夕刻からは生憎の雨模様、夜食も宿の酒と前日と同じく呑み比べ。部屋に戻るが部屋呑みしようにも酒が少々足りない。持ち込み地酒「純米 飛良泉」と宿からは四合瓶「本醸造 蟹場の酒」を購入し二日目の利酒会。

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翌日は乳頭に別れを告げ角館へ。アキバご近所の佐竹商店街の地名由来の佐竹家家臣の武家屋敷を見学。昼は比内地鶏の串と稲庭ウドンを肴に地ビールと地酒で昼食。その後、街をぶらぶらして帰路に着く。

 

 


古都奈良の旅

2012年07月15日 | インポート

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大津での金曜日の会合を終えて、京都駅前のビュッフェスタイルの串揚げ「串屋物語」で一口サイズの何でもありの串を揚げながらの一杯の後、駅前のビジネスホテルに泊まる。翌日、同年配の同僚の待つ京田辺へ京阪電車で向かう。向かいに来てくれた同僚の車で、まずは中学の修学旅行以来の法隆寺、中宮寺へ。唐招提寺も確か初めての拝観で、新鮮な気持ちだ。

 法隆寺は時節柄、修学旅行で賑わっている。自分の時は中学の修学旅行、全く覚えていない。今時の修学旅行は、昔と比較してももっと忙しいのだろう。一つの建物には5分も時間がかけられないようだ。拝観入り口から出るまで15分後とのガイドさんのマイクが響く。思い出は枕投げも頷ける。今は、旅行後の感想文はインターネットがあるから便利だ。

 法隆寺の金堂の釈迦如来像、阿弥陀如来像、薬師如来像などの外、周りを警護する最古の四天王像など国宝、重文クラスの仏像群や極彩色の壁画を拝観する。法隆寺から近くの中宮寺に、学生達の喧騒はない。法隆寺とは一転少ない仏像ではあるが菩薩半跏像(伝如意輪観音)を前に堂に正座して解説の音声に聞き入る。観音像の含む笑みが、至高の芸術性を感じさせる。

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中宮寺から鑑真和尚の唐招提寺へ。いつかは参拝したいとは思いつつ中々機会がなく、この歳で漸くという感である。大きな駐車場にはバスの姿はなく不思議に安堵する。狭い道路に面した地味な受付を入ると、中は静かに緑に満ちていた。古く威厳のある金堂。中央に本尊・盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像、何れも国宝級の四天王像ほか多くの天像らに守られる姿にはただ圧倒される。新宝蔵では木彫仏像を中心とした新宝蔵では金堂創建時の瓦も収蔵されている。

 境内の奥に鑑真和尚の墓が苔むした林の中にひっそりとしていた。境内の外縁近くを戒壇に向かう。鑑真が受戒を授けたとする戒壇は、外から見るだけだが見る価値は十分にある。

たっぷりと拝謁させてもらい、帰るに適当な時間である。もと来た京阪の京田辺へと戻る。京都駅では新幹線へは何時乗ってもいいと、暫し、お土産屋のひしめく駅ビル内の老舗焼き鳥屋で生ビールで軽く一杯。そして、今、来た新幹線に飛び乗る。

 


出雲の仕事旅(その2)

2012年06月04日 | お酒

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日御崎から、もと来た道を相変わらず点滅信号の宍道湖を右に見て松江に。途中、松江イングリッシュガーデンに立ち寄る。駐車場、拝観料無料が有難い公共のイギリス庭園である。庭師の女性とガーデン築造、適した植物の苦労話など聞きながら、素晴らしい庭を急ぎ足で拝見。浅田次郎の小説で幾ばくかの庭の知識を得ていたためか庭師の女性の話にも興味が沸く。時間があればもう少し見たいと思う。

 夕方は駅前の「野屋」で前職場の発表者の激励会。30人も入れば一杯の二階の掘りごたつ式の部屋は満員状態。発表会へは、近年になく14人がエントリー、既に大半が終えほっとした顔が目立つ。翌日の最終日に予定している数人はまだ緊張気味である。

 
 翌日は午前中に発表は終了。最後の発表を聞いて予め予約を入れてあるレンタカー営業所に向かう。先ずは松江城を見学。歴史と格式の高い城郭と武家屋敷をぐるりと一周する。Img_8816

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松江城を後にして、高速道路で約350本にも及ぶ大量な古代の銅剣が発見された荒神谷遺跡へと向かう。当時は大騒ぎであったことを思い出す。発掘場所は、以外にも、何の特徴もない静かな山の斜面。都会に近ければ土産物屋や食堂などで賑わうはずである。公共の荒神谷博物館とレストハウスが一軒のみである。昼に近いので昼食を取る。前日、前々日に引き続き出雲そばである。Img_8851_2
銅剣の輝きと等身代のレプリカの重さに、当時の戦いを想い不思議に感動を覚える。

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遺跡から高速にのり安来市にある足立美術館に向かう。横山大観や竹内栖鳳、北大路櫓山人の美術品と世界一が謳い文句の日本庭園が有名である。また、何時来るかも知れない島根の旅なので、この際に是非に寄ることとした。少ない時間であったが素晴らしい庭園と本物の横山大観などの絵画を鑑賞して米子へと向かう。

 午後四時近く、米子で京都に帰る仲間と別れる。なんとか予約の取れた夜遅くの飛行機便で帰るまでの時間を、一人境港までひとっ走り。Img_8867
夕方のゲゲゲの故郷境港、鬼太郎の着ぐるみが商店街をブラブラ手を振って歩いてはいるが観光客も殆どいず静かだった。鬼太郎空港(米子空港)を横目に見て、もと来た道を米子駅前まで。駅前でレンタカーを返し駅前で一人飲みと決める。40数年前の学生時代に広島経由の単身旅行で、駅前で飲み屋に入った思い出の地である。

 駅前通り沿いの海鮮居酒屋「旬門」に入る。カウンター席に案内される。多分、夫婦での旅行だろう隣に座る。そのほかにも夫婦ものと思われるカップルが多い。鳥取の「いなだ姫」などの地酒の肴に、刺身の三種盛り、ノドグロの塩焼きなどを頼む。

 生ビールと地酒を三種3合程度飲んだか。夜9時の航空便に間に合わせるために急ピッチに仕上げる。後ろ髪を引かれる思い出で夜の鬼太郎電車に。何とか日が改まるまでにはアキバに到着。翌日の現場での利根川の水質問題処理を思うと酔いもすっかり醒め、気が重い。


出雲の仕事旅(その1)

2012年06月02日 | お酒

 島根へ足を踏み入れることは多分始めてだ。40数年前の学生時代に広島からの帰り道に日本海経由で米子(鳥取)に寄ったのが最期だ。いよいよ、沖縄県が人生未踏の地となった。

 火曜日の午前中、会社(新橋)での打ち合わせを終え、松江での足掛け四日間の会合のため忙ぎ羽田へ向かう。初めて出雲空港に降りリムジンバスで松江へ。高速道路を利用し約30分ほどであろうか。Img_8712

駅前のホテルにチェックイン後、松江大橋を渡りすぐのところのお洒落な「くにびきメッセ」へと向かう。翌日からのシンポジュームと、三日間の研究発表の開会のセレモニーのシンポジュームへと向かう。

 その夜、研究発表を控えている自社若手職員の激励のための飲み屋、松江の夜街を行き当たりばったりの探索。松江の駅からは宍道湖側が飲み屋街だそうだ。チラホラとネオンが見えるが、毎夜新橋の夜を見慣れた眼からは繁華街らしきところだが、まだ寂しいそう。それでも、雰囲気のある店「立花」に入る。

 「立花」では入り口メニューの日本海の魚料理を期待したが、メニュー記載の品がない。少し戸惑いながら、あるものを店員さんに聞くが返事が遅い。それでも、若手職員を呼んでる手前、河岸を変えるわけにはいかない。オジン達と若手で計6人全員揃ってからはメイメイの飲み物で盛り上がる。オジンは島根の日本酒に拘る。「李白」はあった。

 翌日の夜は、宍道湖温泉のホテルに場所を移しての主催者の懇親会。出雲蕎麦、シジミ汁など島根の食を堪能後、タクシーで駅前に移動。既に盛り上がっている社内懇親会場の「白木屋」へ。遅れて到着、既に相当の盛り上がり。しかし、店員の少なさか大型チェーン店らしからぬ注文が通るのが遅い。

Img_8753 島根にきたからには出雲大社に行かねばならないとかってに決め、三日目の午後の空き時間で駅前のレンタカーへ直行。高速を利用せずに宍道湖の北岸沿いに一路「出雲大社」へ。信号機はあるがいずれも点滅信号、人・車は極めて少ない。ほとんどノンストップ状態で出雲大社に到着。大改修中とあって残念ながら本殿は拝めない。大改修の足場越しに出雲式拝礼で本殿へのお参りを済ます。

 Img_8765国歌「君が代」の「さざれ石」が駐車場前に展示。確かにサザレの所以が判明。この歳で国歌の意味も幾分か理解する。駐車場前の蕎麦屋で出雲蕎麦を食す。昨晩のパーティでも食したが、やはり旨い。

 Img_8776_2日が沈む岬で有名な日御岬に行きたいとのオジンの拘りで出雲大社から一路、日本海沿いの日御岬へ。Img_8776日御岬近くで突然に神社の赤い大屋根の伽藍が左下に出現。日御碕神社である。このような辺鄙な地で大伽藍に出会うとは感激する。早速、立ち寄ることとする。出雲神社と対峙する伊勢神宮の分社であるそうだ。国宝、重要文化財もあり格の相当高い神社である。知らなかったことを反省。

 Img_8788すぐ近くの白亜の灯台「日御碕灯台」、晴れた日本海を背景に素晴らしく美しい。しかし平日、観光客も無く、お土産さんも寂しく空いてる店も半分もない。素晴らしいロケーション、もったいないとは思うが・・・

 その夜の、元職場の若手メンバー12人の研究発表者の激励会。一路、来た道を宍道湖を左に見て松江に戻る。

 


茅場町「レバ刺し」、「ガレージ」親父酒場梯子

2012年05月23日 | お酒

 年金満額受給が目の前の年度替わりともなれば、昔の仲間も新たな人生を歩み始める。

 茅場町での会議の帰りに、中央区に新天地を求めた昔の相棒と下町案内がてら茅場町で飲む算段。

 勘(匂い)を頼り、にまずは交差点近くでブラブラし親父の雰囲気を醸し出す赤暖簾を発見。モツ焼きの「カミヤ」へ初入店。地味な店だが普段は中々入れないようだ。雨模様と時間が早かったせいか先客は奥に1名のみ。

 先ずはビールとハツ、カシラ、タンを注文。一種類づつ一皿五本で四品同時注文のルールらしい。小ぶりなモツだ。ビールのつぎはホッピー。三冷ホッピー(グラス、焼酎、ホッピーを個別に冷やしグラス出し)で久しぶりにお目にかかる。実に旨い、本来の出し方でホッピーはこれに限る。

 しばらくして込み始めた。最初からレバー刺しを注文している客が多いのでこちらもレバ刺しを注文、クシ二本が箸がわりである。危うくハシを注文するところだった。おろしニンニクでプリプリの食感がたまらなく旨い。レバ刺しもも暫くすると法改正(改悪?)で食べれなくなると思うと寂しくもあり一層に惜しまれる。

  「カミヤ」のような新鮮なレバ刺しまで規制することは食文化の退潮につながる。さて、店も満席、表にも並んでいるようだ。名残おしいが、ここが潮時とお勘定。

 まだ早い、次はと裏道に入ると目の前にガレージに赤提灯。これは何だとガレージの奥を除くと暖簾が見える。背広姿の立ち飲みらしい姿がチラホラ。込み入っている様子に安心感があり早速入る。

 後で店名「ニューカヤバ」と確認。何がニューなのかは分かりませんが、カウンターの奥の妙齢?の女将からキャシュ・オン・デリバリー。お酒は壁際の自動販売機で100円コインの自由注入方式。ガレージの奥の飲み屋とは謎めいてはいるが詮索はしない。大変気に入った。

 串焼きは串生の状態で買い、右隅の大きな炉端で自ら焼くシステム。炉の周りに女子も集い華やかだ。二件目も当たり。意外な発見に帰ってからネットで確認。なるほどと思う。

 二軒トータル、5千円もかからず飲めるところが茅場町は相変わらず下町である。それにしても「レバー刺し」、これからも食べた~い!!!

 

 


法師、貝掛温泉そして越後湯沢

2012年04月22日 | お酒

 高峰秀子と上原謙のフルムーンポスターで有名な撮影地「法師温泉」、訪れたい温泉の一つである。

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ゴールデンウイーク二週間前の土日、いつもの仲間七人と、いつもの場所の秋葉原ロータリー前からボックスワゴンで出発。生憎の雨模様、高速道路は連休前かいたってスムース。月夜の野ICから赤谷湖を過ぎ三国峠への国道17号線を走ると、路肩に残雪が見え始める。しばらくして国道を左に入ると、鄙びた温泉宿「長寿館」が出現。いよいよ雨も激しく降り始め、急いで受付に飛び込む。入湯料を支払い、先ずは長寿館の顔でもある大風呂に入る。

 歴史的な雰囲気を残し、いくつにも区切られた風呂には多くの先客が入っている。木風呂の底からは少ないが温泉がボコボコと湧き上がってくる。無色透明なカルシューム、ナトリューム硫酸塩泉。ゆったりと雰囲気を味わい湯に浸る。

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次は貝掛温泉へ。立ち寄りの時間制限があり、途中の苗場の「雪笹の湯」は玄関前までで次の機会とする。湯沢への途中大きく左折し、狭い道の先、細長い橋を渡ると、その先に、なお多く雪を残す貝掛温泉に到着。雨の中、カルシューム・ナトリューム塩化物泉の透明な湯にゆっくりと浸かりたいが降る雨の冷たさが恨めしい。眼病に効くという貝掛温泉も歴史を十分に感じる。

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いよいよ今夜の泊地の越後湯沢へ。雪に囲まれた仲間のマンションに到着。マンションの部屋から春の訪れ直前の雪景色を見ながらビールで喉を潤す。タクシーを呼び、市内ロープウェイ手前の居酒屋「森瀧」に向かう。「うどんすき」が評判である。人気店で二時間制。舞茸の天麩羅や唐揚げなどを肴に地酒の燗。〆にうどんすきで腹はパンク寸前。飲んで食べても一人3千円ちょっとで人気店も頷ける。Img_8531

 腹ごなしに道路にうず高くよけられている雪の道をブラブラと約20分。仲間のマンションで越後湯沢駅中の酒屋で買ってきた地酒で二次会。

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翌日は桜見物のため、一路、上越高速で群馬へ。榛名山麓から渋川へ、樹齢400年天然記念物の「金蔵寺の枝垂桜」、慈覚大師開山の紫陽花寺としても有名な「真光寺の桜」。いずれも満開、咲き誇っている桜は見事の一言。Img_8554

 昼食は、榛名山麓まで一走り。日本三大うどんのひとつ「水沢うどん」。土産も水沢うどんに決まり。

そして、夕方にアキバへ到着。ガード下で三次会。

 


松本⇔長野2往復と善光寺参り

2012年03月11日 | お酒

 百歳超えの同僚の親御さんの告別式に参列するため松本へ行くこととなった。新幹線で長野へ、長野でレンタカーを借り長野と松本の往復。長野に戻りホテルにチックイン後、東京から相方も到着。前から予定していた業界関係者との打ち合わせに予め予約してあった緑町の割烹「日本料理 さがみ」へ。

 テーブルだが広々とした落ち着いた雰囲気の個室がいい。日本酒の冷酒のラインナップは奥信濃飯山の地酒「特別純米 水尾」ほか。石川の山廃純米 天狗舞」など他県の旨い酒も。コース料理だが、板長が自慢の前菜から気の利いた小鉢や煮物、そして、鯛の焼き物など。鯛の焼き物は小骨を丁寧に取り、たたいた後に切り身形に焼いて丁寧に仕上げてあり感心した。

 調度品も贅沢な個室の大きなテーブル席はゆったりと座れて気分がいい。席の間隔も東京の居酒屋のテーブル個室の倍はあるだろう。差しつさされつには幾分遠いが割烹なので、むしろよろしい。旨い地酒と肴に舌鼓のなか話が弾む。

 翌日、前日から借り続けているレンタカーで、前日に続きまたも松本へ。今度は松本や長野周辺地区の客先回り。夕方近くに長野市内に戻る。新幹線の発車時間までやや時間があるため、供養かたがた善光寺参りとする。善光寺のご本尊は、阿弥陀如来でオジンの宗派と同じである。だが、「牛に引かれて善光寺参り」などと昔から善光寺は宗派を問わず全国的に崇敬の念を集めている。いまでも善光寺は宗派の枠にとらわれず善光寺会では各宗派のお寺さんが名を連ねているそうだ。本来、宗教とはそうあるべきである。好きな寺院のひとつだ。

 


九十九里浜・夜更けの「囲碁合宿」と「酔拳」

2012年02月18日 | お酒

 恒例の囲碁合宿、九十九里浜「国民宿舎 サンライズ九十九里」。扇型の建物を広げて見渡す限りの太平洋と砂浜を包み込む。九十九里道路のおかげか、東日本大震災での津波の影響も殆んどない美しい渚の延長が続く浜は眩しい。 

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囲碁合宿は土曜の1時からスタート、トーナメント戦とリーグ戦の二本立てトーナメント優先である。仕事と飲み会の忙しさにかまけて囲碁を打つことに長い間遠ざかっていた。暮れの囲碁会忘年会で先輩から密かに渡された囲碁ソフトをダビングし自宅で練習。気休めの域を出ないが、それでも多少の役に立つかと緒戦に臨む。

  緒戦から上手相手の二子局で2時間の死闘をものにして、まずはひと安心。

 二戦目からは気楽なものだが、酷く疲れていたせいか1時間もかけずに終局。結果は惨憺たるもの。そんなもんだ。しかしながら、考えることである程度元に戻ることは立証された。自分の脳を見上げたものだと褒めてあげる。

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さて、最たる目的のひとつ「懇親会」。九十九里浜の旨い魚で千葉の酒を?む。持ち込み酒は佐倉の酒旭鶴「本醸造 拾壱万石」、「蔵のおり酒」。名前は忘れたが40度の焼酎。慌てて来たせいか持ち込む酒をすっかり忘れてしまった。サンライズ九十九里の関係者から刺身の差し入れもあり、差し入れの皆さんに感謝し美味しく頂く。

 飲み会2時間経過した頃に周りを見渡せば、いつもの?ん兵仲間しかいない。他のメンバーは対局室で奮戦中。戦場への気勢が上がったところで、まずはひとっ風呂。浴衣に着替え、いざ「酔拳」で参戦。いつもの事だが、懇親会後の「酔拳」による戦績はいい。夜中の12時過ぎに思考と体力の限界を認識する。漆黒の太平洋を眺めつつ展望風呂に入った後に寝る!!

  翌朝、全室海原に面している部屋にもかかわらず太平洋から昇る朝日も見ずに寝ていた。朝食後、11時近くまで打つ。優勝者の表彰の後、抜けるような青空のもと帰路に着く。

 久しぶりに石を握った割には成績もまあまあなこともあり、安心感と満足感もあり快適な千葉の高速ドライブだった。

 


ようやく鳥森の「魚金」

2012年02月10日 | お酒

 烏森の「魚金」、人気店のせいか店内への道は遠い。新橋JRAの近くの3号店には増上寺の帰り道の土曜夕刻近くに寄ったことがあったが、烏森店は未だである。

 会社が新橋に移転後、久々の出張帰りの夕方早くチャンスとばかり「魚金本店?」へ。首尾よく2階へ案内される。二階はカウンター席のほかテーブル席など、そんなにキャパはない。予約が多く、カウンター席に案内される。カウンター中の店員さんから本日のお薦めの「毛蟹の詰めもの」を注文。日本酒は「国権」、「手取川」、店の薦めは「尾瀬の雪どけ」など五種類くらいだ。意外に日本酒が少なく単価も高い。焼酎系が多い。客層からも「さも有りナン」。

 両側のカップル(オジサン風に言えばアベック)に囲まれ、何故か親父酒場のメッカとの印象は見事に打ち砕かれる。刺身盛は勿論だが洒落た肴が多く、オヤジの定番が頼みづらい雰囲気である。

 メニューにある気のきいた肴は、やや高いが旨そうなものが多く、ついつい注文。日本酒は4種類を飲みあがりとする。勘定は約六千円、まあ、そんなものかと納得。

 


正月の奥湯河原

2012年01月13日 | 

 正月は、家族でいつもの湯河原温泉に。正月二日の昼近くにアキバから出発。10年目でも調子がいいが、未だ3万kmでコストパフォーマンスが悪い愛車で東名高速から小田原・厚木へ。上り方向の湘南の海岸通りは、小田原までずらりと車列がどこまでも続いている。一方すいすいと下り快適だ。

 奥湯河原のいつもの宿に3時近くに到着。早く風呂に入りたいとの家族を宿に落として、つづれ折を愛車に鞭打ち宍戸の巌のある見晴台につづれ折をドライブ。夕暮れの峠は、奥湯河原温泉郷の遥か先に広々とした太平洋が望める場所だ景勝地にも選ばれている。暮れ泥む温泉街といまだ明るい海原の好対照は美しい。

 夜は公共の宿としてはいい料理を肴に、いつもの冷酒「箱根路」300mlを注文するが、銘柄が変わってたことに加えて1合瓶になっていた。変わった銘柄もいいだろうと気分良く正月の晩酌。食事も終わりカラオケルームへ直行。一曲100円でルームで初めての人と和気合いあい。この宿はそれが好きだ。

 二日目はめいめいに別行動、梅には相当に早いが、梅林で有名な幕山公園へ。つぼみも殆んどない。むしろ、さっぱりとした冬の開放的な雰囲気も趣が代わり気持ちが現れる。

 近くの小さな浄水場を上から覗き、処理の流れをいろいろと推測する。結構、家族と一緒だとせわしくひとところには居られないだろう。しかし、午後二時すぎともなると気にかかる。携帯で「万葉公園」で待ち合わせ、湯河原駅近くの喫茶店「ウエスト」に行く。

 二日目の夜も、カラオケルームで和気合いあい。三日目の早朝、4日から勤務の娘と家内を車に乗せ、明け方の湯河原駅に送る。前の晩に購入した小田原からの新幹線の切符を渡し、無事電車に乗せる。朝の食事は三人前のオカズで腹いっぱいだ。

少々眠いがスカイラインで「大観山」からターンパイクで小田原へ。「やまや」で干物をたっぷり仕入れて、順調な東名高速、首都高で昼近くにアキバ到着。4日ともなると帰郷渋滞もない。

 夕暮れ時に注連縄などを収めに神田明神に初詣。夕方とはいえ、商売繁盛にご利益ありと見えて、ここんところ大変な人出である。列の横から手を合わせて祈る。

 


PC買い替えとネットショップの限界

2011年12月21日 | アキバ

  モバイルの液晶の小さなPCはご免だと2年前に購入したFMV-BIBLO、win7、13.3inch。だが、仕事とプライベートに鞄に入れて持ち歩くには、寄る年並か重たい。

 帰り道のヨドバシアキバで展示PCをあれこれ物色。手頃な11.3inchのacerのaspire/oneを見つける。当のPCはというと、dual-core、320GBのHD、64bitは少し気にかかるがこれも時代の流れとwin7homepremiam-64bit判。バッテリー駆動7時間、処理速度も早そうなので気に入った。ただし、officeは入っていないがkingsoft試用版が搭載されているので当面は支障がない。kingsoftの試用も済ませてある。プレゼン用のpowerpoint互換も入っている。セキュリティsoftなど入れても4万円以下だ。

 焦点が絞れれば、あとはアキバのオジン。探すのはもの心ついた頃から白物家電から培ったアキバでのキャリア。ひょんな事から入ったヤマダ電機アキバ駅前店。店員と交渉24000円で購入。ヨドバシアキバと比較してもはるかに安い、ネットの最安値より安いのを確認。それにしても最近のネットショップの頑張りが足りない。

 購入後、すぐにUSB判のkingsoftをアマゾンから4千円以下で購入しインストール。kingからのポップアップが煩わしいがofficeとの互換性は今のところは問題はなし。

 今使っている「筆まめ」、「一太郎」、「VISIO」等々をインストール。個人的利用でのオリジナル版の二台目、三台目へのSOFTインストールについては、まったく問題はない。そうでなければ莫大なSOFT資金が必要となる。PCの買い替え需要は相当に落ち込み、如いては、高機能PCの交代需要に支えられているSOFT開発販売会社等は生き残れないだろう。

 さて、購入後三ヶ月、アキバ裏筋で購入した4GB、600円のUSBに作成ファイルなどを収納し、ネットもワイヤレスゲートに加入し十分使えることを実感し、休日も持ち歩いても負担にならない。今は、まだ少し重いかな、画面は10インチくらいで、もっと軽いのがほしいと最近考え始めた。さらにネットがどこでも繋がるのがほしいとも感ずる。

 老眼鏡かけても見えずらいくせに贅沢なことだと反省。


滅法強い囲碁softの登場?

2011年12月17日 | 囲碁

 元職場の囲碁クラブの忘年会。会社が引けてから千葉まで参加する予定だった。急遽、千葉に仕事が発生して仕事も早く終わったこともあり幹事さんに出席確認のTELをする。ところが、こちらから連絡がないので不参加扱いとのこと、謝り改めて追加参加の申し込み。

 元職場の現役連中に配慮した6時30分開催まで相当に時間がある。いまだ五時前、仕事帰りの途上、千葉市キボールの傍を通りすぎる時、昔馴染みの居酒屋「福酔」の明かりを確認。即、降車!! 暖簾が掛かっていない店のドアを開けるとママさんと娘さんが準備中。短い時間だが燗酒で時間調整。

 忘年会の開催場所「」は、元職場に近く、幹部さんや趣味人など御用達の店だ。飲みながら囲碁三昧ができる店としても広く使われている。碁盤も十分な数が容易してある。すき焼きがメインで肉のお替り可能て酒は飲み放題とあらば囲碁をやる暇はない。ここのところ皆さんとご無沙汰しているので情報交換に忙しい。

 そんな中、指導碁の話の中で2008年の全日本女流アマ囲碁選手権大会の優勝者の祷(いのり)真理子さんの名前がでた。女子プロ(旧性)陽子の姉さんでもある。とても久しぶりだ。

 以前のブログにも書いたが、彼女が和洋女子大の学生(女子学生3位ぐらいだったか?)の頃に、自宅近くの浅草橋の喫茶店で近所の連中を集めて指導碁を受けていた。

 そんな因縁で、当時現職であったオヤジの巣窟「〇〇囲碁クラブ」の指導碁を何度か依頼。彼女が来ると聞くと、オヤジ達は色めきたち、囲碁会の参加率は大変なものだった。2面、3面打ちでバタバタなぎ倒されていたことを思い出す。囲碁会後の飲ん兵オヤジの懇親会にも最後まで付き合ってくれた上に、二次会まで引きづり回し、迷惑なオヤジ連中だった。しかし、美人な上に気だてのいい子だったと思い出す。現在もアマで活躍しているのかな?

 最近は囲碁する暇がなく、ご沙汰している。当時は、酒仙の碁を目指して、「風に柳の桂馬飛び」、「酔拳のさばき」、「一気飲み込み攻め」と、実力を棚に上げウダをあげていたことを思い出す。

 翌日早い時間での会議も忘れ、忘年会の後にも千葉駅裏の飲み屋でハイボール。少し飲みすぎた感がある。忘年会で囲碁仲間に最近評判の滅法強い「囲碁soft」を紹介された。従来の囲碁softより格段と進歩したとのことである。「数独」も超難解編に到達したことだし少し控えて、滅法強い「囲碁soft」で研鑽することとしよう。