何かと忙しい年の瀬。幕張へ午前・午後2回目のお勤め。会議も終わった夕刻、会議の流れで幕張駅東口「菜の花」へ。刺身と鳥串を肴に芋一本を空けた後、皆さんとバイしてアキバへ。
10~15年前頃によく顔を出していた浅草橋「明よし」。バブル期後半に浅草橋、秋葉原寄りのガード際の店を閉めて以来、音沙汰なし。最近、仲間から浅草橋西口近くに「明よし」という同名の店があると言われて気になっていた。
そこで浅草橋で途中下車、目指す「明よし」へ。浅草橋西口を出て1分のビルの2階。間口は狭いが中は30人くらいが入れる。テーブル席に20~24人、カウンターに7~8人の席がある。結構賑わっている。
カウンター中で威勢のいい掛け声が響いていた。紛れもなくあの福島出身の大将だ。久しぶりと挨拶を交わして「栄川」の燗酒(大)を注文。昔からこの店は大将の出身地の「栄川」が売りだ。その昔、日刊ゲンダイに「栄川」を飲ませる店で紹介されていた時もあった。
繁盛しているようでなによりだ。客層は若い連中や親父やらで結構広そうだ。肴も魚系が強く昔と変わらない。酒は各地の日本酒も揃えているが、焼酎に注力しているようだ。「明よし」なる芋焼酎がずらり並んでいた。一番高い焼酎だがボトルで2600円。他は2100~2300円前後、リーズナブルである。
早速、温泉・酒蔵旅仲間との忘年会を「明よし」でやらないかと仲間に電話。仲間の入れた秋葉原ガード下の開店早々のチェーン寿司屋での予約をキャンセルして貰う。
実は前夜、かあちゃんとその寿司屋の下見をしていた。「しめ鯖」を食せば分かる。「明よし」の自家製しめ鯖、新鮮さシメ具合から断然の差である。肴、日本酒などメニュー数量、値段とも勝っている。客が入っている理由が分かる。
かつてのオートバイの大将、このご時世今は電車でとのことなど四方山話をしながら、白子ポン酢、しめ鯖を肴に栄川燗酒を3合飲む。10時も回った頃2千と5百円程支払い、忘年会の約束をして店を出る。
秋葉原への薄暗いガード沿いの道、最近親父狩りが出没するので、ランナウェーを口ずさみながら一直線?に元気よく歩いて帰る。