友人から長野に行ったお土産にと、須坂の遠藤酒造場の「渓流朝しぼり」を貰う。例の「モンドセレクション金賞受賞酒」で20度の日本酒である。
「モンドセレクション」が如何なるものかはよくは知らないが、国際的には権威はあるそうだ。日本酒を出品している蔵では、昨年に立ち寄った静岡の富士錦酒造があった。ここも2008年のモンドで金賞受賞している。近頃では、経営者が若手で努力や工夫している酒蔵で応募する酒造も多い。海外への出品には様々な経費がかかるが、海外旅行も安くできるご時勢、精一杯日本酒の宣伝をお願いしたいものだ。
当の「渓流朝しぼり」は、度数が高いせいか濃醇でやや甘い感じがする。肉系の肴で飲む海外で評価されたのだろう。海外での評価には度数の高さは必要だろうと思う。
お気に入りの有田焼きのぐい呑みで最後の一口を一気に呑む。いずれにしても愛する日本酒の低迷の切り口になればと願う。