今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

日本橋で島根の鯛めし

2010年11月03日 | お酒

 日本橋のコレド、かつて白木屋と言われていたことを知っているのは相当な年のお方だろう。その昔、火事の際に和服の女性が救助の梯子から恥ずかしく降りられずに焼け死んだのは有名な話だ。今では馬鹿な話と片付けられるが、昔はそうはいかなかったのだろう。今は、白木屋から東急百貨店となり、そして日本橋コレドと落ち着いた感がある。

 このコレド4階のレストラン街の一角の島根料理の「皆実」での夜の会席。以前、業界団体の会合で利用したことがある。今回、急な会合で日本橋近くで個室で落ち着いたいいとこがないかと思案し予約した。この「皆実」松江の宍道湖が本拠の割烹旅館で落ち着いた和が基調の店だ。松江というとシジミが有名である。

 今回も旨い日本酒を期待する。メニューには、やはり島根の地酒が並んでいる。飲まない理由(わけ)はない。「李白」、特別純米「やまたのおろち」、純米酒「月山」を順に注文、和の料理に合っている。

 いい気分で会話も弾み、最後は蜆の味噌汁と鯛めしでの〆である。ここの鯛めしは松江藩七代目藩主で名君と言われた「不昧公」の発案とも言われているようだ。鯛蒸しや卵などのそぼろにお出汁をかけて食す。なかなかに美味である。実はこれが忘れ難いがための店選びでもあった。

 余談だが、土日に奥方と日本橋「三越」へ寄った際に、目の前の島根館に立ち寄ることがある。日本酒の「李白」や「七冠馬」が購入できる。