今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

秋葉原のホークス居酒屋「ちどり亭」

2015年01月24日 | 居酒屋

 御用はじめの翌日、地元の仲間と新年飲み始め。秋葉原東口の佐久間町三丁目で新規開店の居酒屋「ぢどり亭佐久間店」。モツが売との看板に扉を開く。まだ早いと見えて客はひと組だけ。窓きわのテーブルに座り、店内を眺め渡すとソフトバンクのユニホームがズラリ壁に掛けてある。焼き鳥は薩摩のバラ焼きスタイルでボリュームもある。ホークスのテレビ放映があれば、ワイワイ騒ぎながら飲むというスポーツバー的な店らしい。

 飲み物は生ビールの後、ホッピー黒、黒霧島とオーソドックスなながれ。肴は、店の女性お薦めの名物「もも炭火焼き」と「せせり身焼き」。もも焼きは歯が丈夫なのが必要要件か。ホークス勝てばポイント倍というが、何に使えるポイントかは理解がイマイチであった。薩摩を売りなので日本酒はアリバイ的に少ない。鹿児島には日本酒の醸造所はないので、さもありなん。

 黒霧島の一升瓶をキープして、仲間とコースで盛り上がる店が似合う店のようだ。ガードの反対側には、阪神タイガースファンの集う「串揚げ」の店がある。最近のアキバには、ジャイアンツファンは肩身が狭い。しかし、直ぐそばには、半世紀前の大昔にオジンの親父が通っていた「真澄酒造」があり、今ではジャイアンツの試合をCATVで流してくれる嬉しい店もある。


両国はちゃんこ「巴潟」

2015年01月24日 | 居酒屋

 いつもの仲間との新年会、久しぶりに「ちゃんこ鍋」でいこうと両国駅から2~3分の「巴潟」でとのこと。数年前の忘年会、駅前の「霧島」で板敷の座敷の薄い座布団で辛い思いをしたことを思い出す。ちゃんこでの集まりは、土俵の脇での10年位前の「吉葉」と「霧島」、そして今回は「巴潟」。「巴潟」では昼のランチでは、たまに寄っていた。

 今回は、飲み会メインなので牛肉ベースの醤油味であっさりとしたちゃんこ料理を注文。牛肉は霜降り肉で煮込みすぎるには勿体ないのでしゃぶしゃぶ風で食する。しゃれたグラスの生ビールではいかにもハカがいかない。日本酒を注文するがお燗は「大関金冠」、冷酒は「辛丹波」のみで少し寂しいが、まずは「辛丹波」。焼酎は芋の「さつま司」のボトルで注文。料理はコースとなっており、付け出しから刺身と順々に出てくる。最後はうどんで〆る。

 そもそも「ちゃんこ鍋」の意味はというと数説あるそうだ。東北出身の力士が多く、国では親父のことを「チャン」と愛称の「こ」をつけて「ちゃんこ」となった説、中国を指す「ちゃん」と「鍋」ことを「コ(クォ)」が組み合わさり「中華鍋」のことを「ちゃんこ」といった説などあるそうだ。「ちゃんこ」が相撲部屋では食事総体のことを言っているので東北期限説が正しいのだろうと思う。

 場所の14日目(土)とあって、結びの一番終了後の予約が満席。二時間ぴったりで飲み物オーダーは30分前締め切り、時間延長は駄目との縛り。予想通りに七時近くから満席になってきた。勘定を済ませて次の河岸を求めて、冷たい風で酔ったほてりを冷ましながらブラブラと両国橋を日本橋方面へとわたる。

 「二次会」のあて探しつつ、前にも何度か暖簾をくぐったことのある浅草橋駅隣のガード沿いの「住吉」へと入る。「住吉」では名前のごとく山形の樽平酒造の酒「住吉」を中心に出している昔ながらの居酒屋である。店に入ると元気な女将の声がする。久しぶりだが、変わらないなと安心。この酒、琥珀色をしている特徴がある。、搾り後のろ過をしていないことによるもので、日本酒独特の旨みが凝縮されている。住吉では注文するとコップ酒で出てくるスタイルである。肴は野菜炒めなどの家庭料理風も多くボリュームがある。さっきまでの「ちゃんこ」がきついが二合ばかり吞んでお開きとした。。