今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

森の旅・「岐阜・京都・奈良」、初めての樫原神宮

2016年11月24日 | 日本の森と酒

 森と木を視察に関西へ。「森」は、ブランド材の代表「吉野杉」の山へ。「木」は、一般的な建築用材ではなく、テーブルや床柱、天井板などを取り扱う銘木市場の視察。そして最新の林業機械を見ることだ。

    第一日目。岐阜羽島でレンタカーを借りて全国から集まった銘木をセリにかける銘木市場を視察。全国でも最大級の市場で集まっている木材は数百万円もする材から一般材まで揃っている。目の保養をさせてもらって一泊目は大阪へ。宿泊地は中心街でのビジネスは見つからず十三のホテルへ。

 着くなり梅田へ皆で出陣。梅田のお初天神通りで呼び込みのお姐さんの案内で地下の「おりじん」へ落ち着く。全員で乾杯。それなりの店であった。その後、一杯気分で近くの縁結びの神さんの「お初天神」へと。お参りのカップルにエールを送り十三へ帰る。

   第二日目。大阪梅田から阪神高速に乗り、吹田JCから名神高速、大山崎JCから京都縦貫自動車道。京丹波みずほICで高速を降り県道を福知山の林業機械展示場まで。林業機械展の会場は前日までの雨で泥の道。おっかなびっくりで歩きながらのブース見学。今年の機械は派手な機械はなく地味にシンポしている感がある。

 二泊目の泊まりは樫原神宮。翌日の吉野の山に入るための宿泊地である。福知山から一番早く到達できるとナビに従い、来た道と同じにみずほICから高速に乗る。福知山から大阪郊外を抜け、樫原神宮までの走行距離は優に2百キロは超えただろう。夜も暗くなってからの到着となった。樫原で夜食兼用の飲み屋を探して街を放浪。8名だとどこも一杯。ホテルから約15分国道沿いを歩き、漸く見つけた中華「民民」に入る。中華料理食べ放題、飲み放題でコスパも雰囲気もかなりよし満点である。

  第三日目。早朝、吉野の山の視察に行く前に樫原神宮にお参りする。朝の冷気と荘厳な雰囲気に圧倒されつつ「一の鳥居」から延々と続く参道を進み。漸く本殿前に到着。

  敷き砂利掃く神官と本殿前で舞を練習する巫女さん達を眺めながら二礼二拍手一礼する。

   ホテルに戻り吉野の山へ一直線、 町役場で地元の山主さんと落ち合い、車を乗り換え一路山へと入る。吉野の山は急勾配、路網も丁寧に整備され、百年を超える杉林は丁寧に枝打ちがされ、真直な木が急斜面に林立し歴史の重さにただ感動。山主さんの林の説明を受ける職員の目は真剣そのもの。自社林の未来の山の姿を思い浮かべていることだろう。