今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

年度初めの千住の「老舗居酒屋」のハシゴ

2017年04月06日 | 居酒屋

 年度始めの顧客の挨拶回り、横浜から1時間半余かけて東京ラインで茨城へ。帰り道は東武線スカイツリーライン経由で東京へ向うこととした。東武線「幸手」駅まで仲間の車に送ってもらう。しかし,国道四号線(日光街道)は権現堂の花見見物の大渋滞にはまり込む。

 しからば、時間も三時をとうに回る。駐車場にはなんとか入れそうなので花見見物とする。平日でも人出は多く、土手には屋台が所狭しと競い合う。桜は6分咲きだが、菜の花は満開。黄色の絨毯の向こうに土手の桜と青空が一幅の絵を作り出す。寄って良かった、家族にも見せてあげたいが、歩くには遠く、車は休日の混雑は半端でないことが予想される。

 幸手からスカイツリーラインで乗り換えなしで北千住へ。久しぶりの北千住、まずは3年ぶりに「金宮」ルーツの「千住で二番、大橋」の暖簾をくぐるがタッチの差で既に満席。しからば、千住揚げの「永見」へ向かい一階のテーブル席に無事着席。

 どちらも、女性同士の客が多く、かつてのナッパ服のオジサン達がチビチビと飲んでいる面影は微塵もない。いいことなのか、女酒場放浪記などのテレビの影響か。入りづらくなったが良いことではないかとは思う。

 「永見」ではビールとバイス、にんにく入りの千住揚げなどを注文。早い時間帯の女性陣も除々に引き、仕事帰りのオジサン連中に交代する二時間あまり過ごした後「永見」とお別れ。

 最初に寄った「大橋」へ再チャレンジ。一組のカップルの後で暫し待つうちにカウンターの付け出しでよければとの薦めにカウンター中に椅子をセットしてもらい着席。早速、店の定番「金宮」の梅サワーと煮込みを注文。梅のジュースと炭酸、そして金宮の500mlのボトルがテーブルに置かれる。二軒目なのでボトルは空けられそうに無いが一ヶ月のキープがある。飲みやすい梅サワーと豆腐煮込みの組み合わせが絶妙である。落ち着いた頃テーブルが空いたとの事、付け出しの位置から移動した。テーブルに地元起業の二人連れの若い衆が相席となるが、見ず知らずだが直ぐに盛り上がる。下町の飲み屋にはこれがある。 北千住の老舗居酒屋は健在なり。