冬の海って普通の人にはなかなかなじみがないだろうけれど、海水中のプランクトンが減り、ものすごくきれいになることが多い、シーカヤッキング的にも外せない季節だ。
たとえばこの写真は和歌山・田辺湾の海景。ほん数日前にシーカヤッキングした時のやつだ。上二枚は南方熊楠の尽力で天然記念物に指定されたことで有名な、神島周辺海域(亜熱帯性植物の多様性豊かな原始の香りのする無人島)の写真。そして下の写真はすべて畠島という無人島周辺の浅瀬のものだ。
どこか熱帯系の南の島って感じがするでしょう? 答えはただ単なる和歌山の冬の海だ。大阪からは車で二時間、出艇場所近くのコンビニで買った豚マンをくわえながら漕ぐなどというノリの、ごくごく日常の中で触れることのできるフィールドだ。いいでしょ。
気づかないまま通り過ぎる身近なすばらしい自然もまだまだあるんだな、ってことに気づいていきたい。