先日、うちの湯浅とは紀伊半島の反対側、
南伊勢のほうへ漕ぎにいってました。
ちょうど月食の日。古和浦の座佐浜でキャンプ。
満月が徐々に欠けてゆくにつれ闇が深くなり、
逆に星の輝きが増してきます。
空気の澄んだ夜で、月が全て隠れた深夜には、
微粒子のような細かい星々が夜空を埋め、
天の川がはっきりと形成されました。
また座佐浜の周囲にはトレッキングできるルートもあり、
翌朝歩きました。
リアス式海岸のフィールドを上から眺めるのもまた、
漕ぎのイマジネーションが刺激されていいものです。
海岸線トレッキングというのは、
頂上とか、何か目的地を目指すというより、
「新しい発見・寄り道トリップ」という趣があって大好きです。
特にここのルートは、いろんな角度から海を見ることができるし、
沖縄のウタキや伊勢神宮などとも共通する、
黒潮沿線の聖地特有のフィーリングが、
森の中に感じられる場所があったりして、絶品です。
台風の影響で座佐浜の形状もだいぶ変わったような感じだった。美しさには変わりないけど。
ここもうちでツアーやってますが詳細はhttp://homepage3.nifty.com/creole/minamiisetour.htm
上から目線で眺めると海跡湖もよくわかります。浜を隔てて海と海跡湖。
対岸の薄月浜にも海跡湖がある。その向こうにつながるリアス式海岸を見てるとイマジネーションを刺激されます。
さらに沖に目を転じると、常世の重波、大海原。人間の領域をはるかに超えた超絶的スケールという意味において、このプラネットアースも十分、宇宙みたいなものだ。紀伊半島が小宇宙とするならば、地球は大宇宙。人生、小宇宙をたっぷり堪能しつつ、大宇宙もたくさん旅してみたいと想いを馳せる眺望。