プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ナチュラルな異次元

2012-04-12 08:33:35 | インポート
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 近江八幡水郷・春うらら桜花見ツアーの時期になりましたが、
 ちょうどこの週末、いい感じの満開状態になってくれることでしょう。

 春のこういう水辺は、桜もさることながら、
 菜の花や色んな草花が咲いてそのうららかさに彩りを添え、
 のんびり流れる時間、ぽかぽか、ほっこりした空気感と相まって、
 異次元空間にトリップしたような心地を味わえます。

 ま、異次元とかいうとブっ飛びのノリを想像しますが、
 そうではなく、
 すごくナチュラルに自然が呼吸している空間に身を置くって当たり前のことが、
 現代社会においてはなかなか味わえない、
 かけ離れたものになっちゃってるということです。
 そこに身を置くといろいろ感じ入るものがあります。

 ツアーの詳細はこちらです。要チェック!!
 http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm


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超メジャー

2012-04-12 08:07:48 | インポート
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 シーカヤックをマイナーだとかマニアックだと言う人が時々いますが、
 イマイチ理解できない意見です。

 というのも、万人が等しく気持ちよく感じるのが海であり、
 美しい海は万人が美しいと言い、
 大阪湾の奥など汚い海は万人が汚いと言う。
 そんな誰にでも分かる世界の鼓動に、
 最も敏感な乗り物がシーカヤックであるからです。

 逆にマイナーじゃなく超メジャーだとされているものを考えてみましょう。
 日本では野球ってのが国民的スポーツのひとつですが、
 ブラジル人とかザイール人とかスウェーデン人には全くアピールしないでしょう。

 現在の国民的アイドルといえばAKB48が挙げられますが、
 それもカザフスタン人からすると「ふーん」てなもんだろうし、
 アメリカ人からすると「なんてガキっぽいんだ」とあほらしくなり、
 大の大人がもしそんなCDやDVDを鑑賞しているところを友人に見られたら、
 本屋でエロ本を立ち読みしている姿を見られるよりも恥ずかしくなることでしょう。

 日本でだけ通用するものって、いい悪いは別として、
 ぼくはすべてマニアックでマイナーだと思います。
 
 そう考えるとシーカヤックなんて、美しく穏やかで素晴らしいフィールドを周遊すると
 誰だって感動するわけで、これほどメジャーなものはないわけです。
 水さえあれば、フォールディングカヤックを持っていきさえすれば
 全世界どこででもできますしね。
 それをマイナーでマニアックだと言うならば、どこか何かが、
 非常に歪んでるんだろうと思います。

 日常の中で、息をするのが普通なように、
 アフリカ系黒人がダンスするように、
 カナリアが歌を歌うように、
 夜が明けたら朝日が昇るように、
 これからもナチュラルに楽しんでいきたいと思います。


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スマトラ島沖地震

2012-04-12 07:10:27 | 震災や原発に関連する事
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 またスマトラ島沖でデカイ地震がありましたね。
 前回2004年にあった大地震の余震だということで、
 それほど大きな津波も起こらず、大災害には至っていないということで、
 思わず一安心しました。

 震源のあたりからアンダマン・ニコバル諸島や
 ミャンマー、タイ、マレーシア沿岸は東南アジア屈指の多島海。
 これまでトリップで訪れてきたし、
 これからも訪れるわけだから、気が気じゃない。

 沿岸の人たちの無事を祈ります。

 それにしても、ああいう地震を起こすような
 地質世界の時間スケールっていうのは、
 何万年とか何億年とかという単位で動いていて、
 人間の人生サイクルを遥かに超えていますね。

 よく考えると、数十億年前の最初の地球は「超パンゲア」という
 ひとつの大陸で、そこから数億年前に二つの大陸に分かれさらに変化していき、
 今現在の世界地図の配置になったのはせいぜい数十万年前なわけですね。

 ってことは、地球はずっとガンガン揺れ、大地は削られたり盛り上がったり、
 くっついたり離れたりを繰り返しているわけですね。

 5年とか10年とか20年とか後まで余震の警戒が必要だと聞いた時、
 「そんな長い時間まで影響があるんかいな」とぼくらは驚きますが、
 地質世界の時間感覚からすればほんの一瞬にすぎないわけで、
 それを思うとなんというか、色々考えさせられます。
 考えさせられるけれど、脳みその範疇を越えたスケールの世界です。


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