桜の時期が過ぎると、
ため込んでいた冬のうっぷんを晴らすかのように、
山々の緑も勢いを増しますが、
重いのやら明るいのやら黄色っぽいのやら、
まるでパッチワークのように模様を描き、
同じ緑という色にも色んな種類の緑があるのだなあ、
しかしどの緑も実に勢いがあるよなあ、
と感心させられます。
先日ちょっと日高川の現状を見に行ったのですが、
やはり去年の台風による災害の爪痕はそう簡単に消えず、
なかなか下るような気にはなれない様相を呈していましたね。
だけど川の周囲を取り囲む山々の木々の緑具合は例年通り
勢いがあってなかなかいい感じでした。
緑を縫うように漕ぎ下るのって最高なんだけどな。
川の水は未だに濁っていました。
なんで濁るのかというと上流にダムがあるのですが、
ダムは底の水を流します。
底には去年の台風の影響によりとんでもない泥が溜まっていて、
それが未だになくならずに川に流れ続けているわけです。
多分この濁りが取れた時が下り時なんだろうと思うね。
写真は数年前のこの時期の熊野川のものです。
緑の勢い余って川の中まで生い茂ってる感のある写真ですが、
熊野川もこの時期下りたいんだけど、
どうかなあ・・・。