今のプルトニウムは数万年後も残る。
では原発は?
ただの湯沸かし装置であるそんな粗末なものは
残っていないだろう。
では無駄なモノを大量に作って大量に消費する、
今の便利文明は?
多分残っていないだろう。
ていうか、もっと高度な社会になり、
「20世紀から21世紀初頭って、
ほんとにローテックで野蛮な、
人類にとって恥ずかしい時代だった。
あの時代の連中は、
空前絶後に困ったちゃんだった」
と言われているように思う。
ではシーカヤックは数万年後残っているか?
うむ、そう考えると、多分残っているだろうと思われる。
考えれば考えるほど残ってるだろうと思う。
なぜなら今のところ未熟なレベルの
「自然との共生」という思想やそれを具現化する技術も、
さすがに数万年も経てばかなりの水準になっているはずで、
そうでなければもう人類は地球上で生きていけないからである。
そんな中でシーカヤックってのは、
人間の身体の構造が変わらない限り、
「海や自然の鼓動に最も敏感なる乗り物」
という面も変わらないだろうから、
残っているどころか、もっともっと繁栄し、
洗練された世界的カルチャーになっているだろうよ。
海が干上がっていない限り、
そう断言できるね。
そう考えると、大飯原発再稼働後のこの閉塞状況下でも、
「あほらしい、やーめた」とならず、
踏みとどまれるようだ。
ずーっと存在し続ける価値のあるものだから、
今は今でベストのカヤッキングをしよう、
という折り合いの付け方。