むかし、
国破れて山河あり。
今、
山河破れて東電あり。
山河破れて関電あり。
山河破れて20世紀の魑魅魍魎の跳梁跋扈あり。
ここんところ忙しい合間を縫って、
先日、関電の本社前に原発反対デモに行きました。
というか、
別に反対も賛成もなくただただ、
危ないものをいらんと言うだけの話なんだけどね。
家の庭に不発弾が転がってたら
危ないからどけてくれと言うのと一緒。
福島もやばいけれど、
大飯原発がもし事故を起こしたら、
日本終わりだからね。
日本は20世紀の亡霊にとり殺されようとしているのかもしれない。
なんでそのことを言う霊能者がいないのだろうか?
非常に不思議に思う。
元々原発って、第二次大戦後、米ソの冷戦時代、
日本国がやがて核兵器を持ちたいがため、
その一環として導入されたんですね。
核兵器に使うプルトニウムをウランから抽出する技術の
開発のために。
で、その後石油ショックの際には、
中東からの原油供給危機に瀕した際のための
電気安定供給という名目。
そして昨今では地球温暖化対策のためという面が
強調されている。(本当は圧倒的な温排水を出すので、
むしろ温暖化に加担している)
まあ、時代によってコロコロ名目が変わっていくんだけど、
そもそもの始まりはやはり冷戦時代の核に対する考え方が
根本にあるんだよね。
20世紀の産物ね。
20世紀とは戦争と核の世紀だった。
その産物ですね。
今は20世紀の旧来的価値観と、
21世紀に来たるべき新しい価値観がせめぎ合ってる時代で、
前者が後者を犠牲にしつつ、
何とか逃げ切りを図ろうとしている時代だともいえるかもしれません。
日本は20世紀の亡霊にとり殺されようとしているのかもしれない。
なんでそのことを言う霊能者がいないのだろうか?
非常に非常に不思議に思う。
福島原発事故もすでに日本の自然、環太平洋の海を
相当ひどい状態にしてしまっているのですが、
もし若狭の原発が事故ったらその比じゃないくらい、
日本は終わります。
それが分からん人は相当の自然音痴じゃないかな。
しかし、そうなっても関電はのうのうとのさばるんだろうね。
東電がのうのうとのさばっているように。
山河破れて電力会社あり。
山河破れて原子力ムラあり。
山河破れて天下りあり。
山河破れて先送り体質あり。
山河破れて20世紀の亡霊あり。
山河破れて20世紀の魑魅魍魎の跳梁跋扈あり。