日もすっかり短くなって、
外ではスズムシやコオロギが涼しげに鳴いています。
日中はまだまだ暑いけれど、
これからシーカヤックキャンプツーリングに適した季節に入ってきます。
うちでも来たる9月29日(月)~30日(火)にかけて、
本州最南端・串本にてキャンプツアーを催行します。
黒潮がダイレクトにぶち当たる、
野性味がひときわ濃密な海岸線をシーカヤックツーリング&キャンプ。
シュノーケリングすると海中ではサンゴ礁が展開されます。
なんというか、感覚的に言うと、
ここはひときわ地球のスケール、世界のより豊かな広がりを感じ
繋がることのできる空間なのだ。
詳細はこちら。
http://homepage3.nifty.com/creole/kusimototour.htm
さて、今日聴いてる海とマッチした音楽は、
オマールソーサの10年程前のライヴ。
キューバ出身、バルセロナ在住のピアニストであるオマールソーサは、
アフリカ音楽や中南米の音楽を混交させた独自の音世界を展開している人だけど
要は世界中に散ったアフリカ起源の音楽的断片を、
自身の感覚の中でひとつにまとめあげて新たなる音の世界地図を描くという、
スケール大きな仕事をライフワークとしている天才だ。
それができるのは、元々彼はパーカッションを学んでいたからだろう。
リズム感が通常のピアニストの域から飛び出ているがゆえ、
リズムの多様性が命である全てのアフリカ系音楽に対応できるのであろう。
シーカヤックの世界とは一見全然関係ないように思えるけれど、
インスピレーションという意味でぼくのシーカヤッキングは、
オマール・ソーサの影響を多大に受けている。
彼の音楽は地球のスケール、世界の広さや、
まだまだ豊かな深さに気づかせてくれる最高級のアートなのだ。
そしてシーカヤックとは己の内なる「感性の世界地図」を
描くための乗り物にほかならない。
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YouTube: Omar Sosa Septet 2003 - 2/3