先日、久しぶりに稲村岳・大日岳をスピードハイク。
ここ数ヶ月間ずっと海の身体になっていたので、
大峰山系特有の「重厚な透明感」みたいな空気感が身に染みた。
京奈和道が繋がって何が一番よかったかと言えば、湯浅のうちから大峰山系の多くの登山口まで2時間ほどで行けるようになったこと。お金もあんまりかからんし。これで吉野・大峰、髙野、熊野、那智勝浦というエリアが2時間圏内に収まった。
アイランドストリームの今後の展開のアイデアも湧く。
例えば紀伊半島の海、山、川を堪能する1週間くらいのオーダーメイドツアーを押し出してみたい。あるいは1ヶ月丸々とか・・。
紀伊半島とは日本の自然文化の原郷、ルーツ的な場所であり、肌身でその本質に触れることは、日本人である限りとても価値のあることだと思います。ですが、当たり前ですが1日2日物見遊山的に観光したくらいではまず分かるべくもない。やはり時間をかけてじっくり全身で味わい、感じ、考えることによって奥深い発見があるわけですね。
その人の人生の糧となるくらいの、自分オリジナルの発見。
ぼく自身の経験上、基本、カヤックとトレッキングで、かなりの領域までに肉薄できるかと思います。そのシンプルな2つが、最良の方法なのです。海や山という、野生のエリアを人力で移動することによって入っていける紀伊半島の自然の本質的世界。日本の自然文化の原郷。それを色んな人とシェアしたい。
交通の便がよくなったことにより、ここ湯浅は、そのためのハブ的な場所だと言えるのですね。
吉野・大峰、やっぱり興味深いね。特に役行者という存在が面白い。空海もいいけど野生哲学という意味では役行者の方がダイレクトに迫ってくるものがある。山の人物ではあるけれど、不思議に海のスケールも感じさせる。
環太平洋的な海文化の広がり、スケール感。